【建築科】【DXP】3年生が最新の出来形管理を学ぶ~産学官連携建設DX推進プロジェクト~
11月14日(金)、建築3年生を対象に、産学官連携による「建設DX推進プロジェクト」の特別授業が開催されました。1・2年生の授業に引き続き、今回は「空中写真測量(UAV)出来形管理要領」をテーマに、最先端の技術について学びました。
建設業界の「今」を知る
今回も、講師として株式会社KAWATSUの技術顧問の兵庫県から条谷様(ジョウ所長 YouTubeURL https://www.youtube.com/@dobokusuppurt_johyo7)をお招きしました。さらに、芦北地域振興局土木部職員4名の方々も来校され、講義の様子を見学していただきました。
授業は、まず国土交通白書を読み解くところから始まりました。社会の情勢や業界の背景を「知って仕事をする」ことが、将来どれほど大きな優位性を持つかについて、熱心にご教授いただきました。生徒たちは、自分たちが目指す業界の「今」を知り、真剣な面持ちで聞き入っていました。
続いて、授業の核心である「出来形管理」について、UAV(ドローン)を用いた3次元測量のメリットが詳しく解説されました。UAVに搭載されるカメラの性能が測定精度にどう直結するか、また、実際の現場で使われる「ヒートマップ」の操作を実演していただきながら、3次元計測技術で「出来形数量」を算出するプロセスを学びました。UAV測量の具体的な方法や関連する航空法の規定など、実務に即した内容に、生徒たちの目も輝いていました。
未来を担う高校生への熱いメッセージ
条谷様は、ご自身の豊富な実務経験に基づき、生徒たちへ熱いメッセージを送られました。「テクノロジーが進むほど便利になるが、それを『使える』ことが重要。AIができない部分こそ、人間の技術が大切になる」デジタル化が進む未来だからこそ、人の持つ技術と判断力がいかに重要であるかを強調されました。
最後に、生徒からの質問に対し、これからの社会で若い高校生たちに多くのチャンスが広がっていること、そして社会から大いに期待されていることを語っていただき、生徒たちは建設業の未来と自らの将来について深く考える、非常に貴重な時間となりました。