高等部の紹介

           【高等部がめざす生徒の姿】

 

(1)他者の考えを尊重しながら自分の考えを適切に表現し、周囲の状況に合わせて振る舞うことができる生徒

(2)さまざまな情報を自ら求め、主体的に考え、適切に判断し、行動することができる生徒

(3)進路目標を適切に選択し、目標達成のために粘り強く努力する生徒

 

           【高等部各科の紹介】

~高等部在籍数~

(令和2年度)
・本科普通科7名(一般学級2人、重複障がい学級5人)
・本科保健理療科3名
・専攻科保健理療科3名
・専攻科理療科10名

          
 高等部入学には、中学卒業者を対象とする本科(普通科・保健理療科)と高校卒業者を対象とする専攻科(保健理療科・理療科)があります。年齢制限は特にありません。


 本科(普通科と保健理療科)
普通科(一般学級・重複障がい学級)
 一般学級は、高等学校普通科と同じ内容を学習します。また、それぞれの自立をめざす「自立活動」の授業があります。視覚障がいとそれ以外の障がいを併せ有する生徒が在籍する重複障がい学級は、「自立活動」をはじめとし、「生活単元学習」「作業学習」「国語・数学などの各教科」など生徒の実態に応じたきめ細やかな指導を行っています。

 


保健理療科
 中学卒業後社会人となり、その後中途で失明した人を対象として設置されている学科です。3年間で、高等学校卒業資格とあん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格が得られます。

 専攻科(保健理療科と理療科)
 はり、きゅう・あん摩・マッサージ・指圧師としての知識や技能を習得するための学科です。専攻科には、2つの科があります。
専攻科保健理療科
 修業年限は3年間で、あん摩・マッサージ・指圧師国家試験の受験資格が得られます。

   

専攻科理療科

 修業年限は3年間で、あん摩・マッサージ・指圧師の国家試験の受験資格及びはり師、きゅう師の国家試験の受験資格が得られます。

    

            【主な年間行事】

模擬試験 ー はり、きゅう、あん摩、マッサージ、指圧師試験100%合格を目指して理療科では、年間4回の校内模擬試験を行っています。
校外実習 ー 治療院や老人ホーム等を訪ね、施術所経営や実技等実践的なことを学習し、また、多くの患者さんに接することを目的として校外実習を行っています。
 ・主な実習地 ー 高校総体出場選手に対するスポーツマッサージ、老人ホーム、施術所、病院等

 

 
             【主な進路先】

 本校理療科で3年間学んだ後、毎年2月下旬に行われる国家試験を受験します。資格を取得後それぞれ希望の場所で施術者として働くことになります。
 就職先としては、病院や治療院(開業も含む)・老人保健施設等です。就職以外の進路としては、理療科教員になるためのコース(筑波大学理療科教員養成施設)や理学療法士があります。
 高齢社会の中で健康に関心が高まっている現在、あん摩・マッサージ・指圧やはり、きゅうへの関心
はさらに高まっていくと思われます。そのような人々の心身の健康保持のために貢献できる
施術者の卵たちがこの理療科で毎日の学習に励んでいます。

 

日誌

高等部より

高等部普通科集会

普通科集会 ~夏休みを前に~

 7月31日(金)4校時目、午後の終業式を前に体育館において高等部普通科集会を行いました。普通科の生徒・職員が一堂に会するのは、6月1日の集会以来となりました。

 コロナ禍の中で、不安な思いをもちながら始まった今年度の教育活動でしたが、この間、マスクの着用や小まめな手洗い・うがい・消毒・換気等に心がけたおかげで、どの生徒も平常通りに落ち着いた学校生活を送ることができました。

 集会では、学部主事よりこの2か月間を振り返っての生徒たちの頑張り等の話があり、続いて、生徒指導部からは夏休みの過ごし方についての話がありました。     体育館での集会の様子

 次に、生徒一人一人からは授業や学校生活を通して、頑張ったことやいろいろな思い出を発表しました。その中で、高等部3年の男子からは、インターンシップでの活動や特に心がけた挨拶・報告等を通して、働くことへの意欲が高まったことなどの発表がありました。また、1年生女子の2人は日常生活の学習で取り組んだエプロンのひも結びや、作業学習で取り組んだフルーツキャップ折りを実演しながら発表しました。短い2か月間ではありましたが、どの生徒もそれぞれの学習に真剣に取り組み、充実した学校生活だったことがうかがえました。

エプロンのひも結びの様子

フルーツキャップ折りの様子   

 

 

 

 

 

 

 

 

 これから、例年より短い3週間の夏休みに入りますが、みんな健康に気をつけながら過ごし、9月の始業式には元気な姿で再会することを約束して普通科集会を終わりました。

単元 箱倒しゲーム

生活単元学習~「箱倒しゲームをしよう!!」~

  高等部普通科A組では、前期前半の生活単元学習の授業で、みんなで装飾した段ボールを使って「単元 箱倒しゲーム」をしました。

 装飾をする際は、それぞれが気に入った大きさの段ボールと、色紙やフェルト生地などの好きな感触の素材を選びながら飾り付けを行いました。素材を箱に貼り付けるときは、糊のベトベトする感触に苦戦しながらも、楽しみながら賑やかに飾り付けすることができました。

 装飾が終わるといよいよ「箱倒しゲーム大会」です。くじ引きやじゃんけんで2チームに分かれ、それぞれに「箱を積む係り」と「箱を倒す係り」のどちらの係りにするか話し合ったり、「どうすれば積んだ箱をたくさん倒すことができるか」などについて作戦を立てたりしました。

 箱を積み上げる際には、箱が崩れないように、積み上げた箱を左手で押さえながら、右手で下にある箱を探ったりする姿も見られ、崩れないように工夫をしながら高く積み上げることができました。みんな真剣そのもので、箱がぐらぐら揺れると素早く箱を支え、応援しているチームメイトも、どきどき冷や冷や、手に汗握る展開が繰り広げられました。

 箱を倒す生徒は、教師の手ばたき等を頼りに進行方向を定め、自分で車いすを操作したり、歩いたりして箱の前まで進み、両手や足を使って思いっきり積み上げられた箱を倒していました。大会の最終日には、金メダルと銀メダルの授与が行われ、それぞれの健闘を称えあいました。

箱の装飾をする生徒の様子

箱倒しを楽しむ生徒の様子

 

 

 

 

 

 

 

 箱倒しゲーム大会が終わると、使った箱で高等部普通科のシンボルとなるゲートウェイを作り、「毎日わくわくしながら学校生活を送れるように」「この下を通る全ての人が楽しい気持ちになるように」との願いを込めてみんなで「わくわくゲート」と名付けました。

ゲートの完成!!

 

理療科対面式!!

 6月8日(月)、理療科対面式を行いました。
例年4月の入学当初に行っていますが、今年は臨時休校の影響でおよそ2か月遅れの実施となりました。
 在校生代表からは、「なんでも聞いてください、一緒に頑張りましょう。」という温かいメッセージが伝えられました。
 3年後の国家試験(※)合格を目指して、そして卒業後、信頼される医療従事者となれるよう、大変な道のりのスタートです。

 「みんな、がんばれ~!」
 
※あん摩マッサージ指圧師、鍼師、きゅう師はそれぞれ厚生労働大臣名で与えられる医療系の国家資格です。 


 
 

 

学校再開!! 普通科集会

  学校生活、スタート!!

 6月1日(月)、本年度の教育活動が本格的に始動し、久しぶりに校舎には笑顔と賑やかな声が戻ってきました。これから、新しい生活様式を踏まえた学校生活のスタートです。

 高等部普通科では3時間目に普通科集会を行いました。今年度の高等部普通科には、1年生5人、2年生1人、3年生1人の計7人が在籍しています。入学式では関係者だけの参加だったため、普通科の生徒と教師が一堂に会するのは今日が初めてでした。どの生徒もやや緊張した面持ちで、3密にならないように気をつけながら体育館に集合しました。

 まず、生徒一人一人の自己紹介がありました。名前と学年を言った後、出身中学校の紹介や今回の休日中の過ごし方、好きな音楽などを楽しく紹介しました。続いて教師も担当教科や趣味等を紹介し合い、和やかな雰囲気の中、徐々にみんなの緊張もほぐれていきました。

また、高等部主事からは、「思いもかけない長い休みになってしまいましたが、感染予防に心がけて、今までの分を取り返すような思いで学習やいろいろな活動に取り組み、これからの学校生活を楽しんでください。」との話がありました。

 次に、教務部から、今後の学習についての話があり、本日から当面の間45分の7時間授業が開始されることが伝えられました。

 さらに生徒指導部からは、「生徒心得」についての説明や携帯電話の許可書についての話、また、委員会活動についての話などがありました。和やかな雰囲気の中にも真剣な表情で聞く生徒たちが印象的でした。

 今年は、まだ先が読めない日が続きますが、高等部7人で協力しながら元気に進んで行くことを確認し合いました。

 

自己紹介の様子

 話を聞く生徒たちの様子

高等部便り 5月21日号

 今日は、「手の指の運動」について実際に手を動かしながら学びましょう!
 手の指は、体の中でとても細かな運動を担っているところで、手の指を動かすと脳に刺激を与えることができます。そんな「手の指」ですが、みなさんは自由に動かすことができますか?
 「もちろん」と思ったあなた!!一緒に指を動かしてみましょう。
①右手と左手の指先を合わせる
②中指だけを折り曲げ、第二関節と第二関節を合わせる
③このままの状態で、親指をくっつけたり離したり。小指をくっつけたり離したり。人差し指をくっつけたり離したり。最後は薬指をくっつけたり離したり…できましたか?
 「あれ?薬指が動かせない!」
 そうなんです。この状態だと薬指を自由に動かすことができません。なぜなら、薬指を単独で伸ばすために必要な筋肉がないからです。いつも自由に動かしているような手の指ですが、単独で伸ばせる指と、そうでない指があります。薬指は特に小指と協力して動くことが多いのです。
 このように、私たちの体の中でも、様々なところで「助け合い」が行われています。体の中だけではなく、人と人の「助け合い」も、自然に行えるととても素敵ですね。
                 高等部 田畑

笑いの力 高等部だより 5月19日

毎日の自粛生活お疲れ様です。突然ですが、みなさん、最近笑っていますか?

今日は、笑うことで体に起こるプラスの効果についてお話しします。

今、世界中で新型コロナウイルスが流行しています。罹らないためには、私達1人1人が免疫力を高めておくことが大切です。そうです。笑うことで、免疫力が上がるんです!

免疫に関係する細胞に、NK細胞(ナチュラル・キラー細胞)というものがあります。このNK細胞は、私たちの体の中で、ウイルスに感染するなどして異常を起こした細胞を見つけて取り除いてくれます。例えるなら、体の中を巡回する警備員です。そして、笑うことで、このNK細胞が活性化されるんです。特に、リラックスして大笑いすると、より効果があります。お笑いを見る前と見た後では、見た後の方がNK細胞の働きが上がっていたという研究結果もあったりします。

さらに、NK細胞には、がん細胞を取り除く働きもあります。免疫力を高めてがん予防と、まさに一石二鳥ですね!ちなみに私は、ドリフの動画を見たりして笑っています(笑)

さあ、こんな時だからこそ、リラックスと笑いで免疫力アップです!

「軽く口笛を吹き 思いっきりアハハと笑ってみようよ(^^♪」

 

そして、Social distance(人との距離を2m以上離れて)・手洗い・うがい・消毒も忘れずに!

ゴシゴシガラガラシュッシュッペでしっかり予防!!

みんなで力を合わせて乗り切りましょう(^O^)

 

高等部理療科 稲葉史朗

 

無理してませんか? 高等部だより 5月18日

 今日は「見えにくさ」を補っていくにあたって私が大切にしていることをお話ししたいと思います。

 結論から言うと、「見ることに関しては決して無理をしない」ということです。視覚的な情報については、それぞれの見え方に応じて、視覚補助具やパソコンの拡大機能などをしっかり使い分けて、目に負担をかけない事が大切です。

 見えにくさを補うものには、眼鏡、ルーペ、単眼鏡、拡大教科書器、遮光眼鏡などの視覚補助具がありますね。それぞれ、遠くを見たり、手元を見たり、余計な光を遮ったりするときに使います。また、パソコンやタブレット、スマートフォンの画面拡大機能や音声読み上げ機能、便利アプリなども強い味方ですね。

 さまざまなものや機能を知り、使い分けることで、読み書きやパソコン作業を楽にすることができ、効率もあがります。

 見ることは決して無理をせず、視覚補助具やIT技術、ときに人にも上手に頼りながら、勉強を頑張っていきたいですね。 

 雨が続いて蒸し暑さが増してきました。

 気候の変化で体調を壊さないように気をつけていきましょう。  高等部 上原

ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~の紹介 高等部だより 5月15日

近年、「見えない人、見えにくい人」に便利な用具やサービスが充実しつつあります。こうした状況は私たちにとって大変有用ですが、その一方で、「必要な情報をどこで得たらよいのかわからない」という声を多く聴取するようになりました。 「必要な時に必要な情報を得る」ためには、盲学校や熊本県点字図書館などにご相談いただくことが最良の方法ですが、当事者や保護者の皆さんが、普段からいろいろな情報に目を向けることも重要な視点です。そこで今日は、ホームページを1件、ご紹介したいと思います。 ミルクフ ~見る工夫を見つける身につける~:https://mirukufu.com/ ミルクフとは視覚障害者の「見る工夫」を集めたwebメディアです。便利グッズ、便利なサービス、生活上の工夫など、視覚障碍者の助けとなるような情報を集約・公開しておられます。さまざまな手段を活用して生き生きと生活を楽しんでおられる当事者ならではの体験談などは、児童生徒の将来のビジョンを描くためにも役立つのではないかと考えています。是非いちど、ご覧いただければ幸いです。 高等部 藤川

高等部だより 5月14日

  「私のリラックス法」 それは、「ゆっくり呼吸をする」です。疲れた時、緊張している時、不安だなあと思う時にゆっくりと呼吸を行うと気持ちがリラックスします。 その際のポイントが2つあります。

①息を吸うときより、はくときに時間をかける。

②息を吸うときに腹をふくらませ、はくときに腹をへこませる。

 

 ゆっくり息を吸い込み、その後、さらにゆっくりと息をはき出します。呼吸をする時に腹に手をあて腹のふくらみを感じながら行ってください。5分ほどゆっくり呼吸をするとゆったりとした気分になります。

 「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。これは東洋医学でよく使われる言葉で、心と体は一体であるという意味です。不安だなあ、緊張するなあといった感情は体に影響して筋肉が緊張していきます。その逆にゆったりした気持ちになると体の緊張も取れていきます。

 普段、なにげなく行っている呼吸ですが意識を向けてゆっくり行うと心身ともにリラックスします。ぜひ学習の前後に行ってみてください。 高等部 平井

高等部だより 5月13日

「こんな話だったの!」

 有名な話だけれどちゃんと読んだことが無い、というものが私にはいくつかありました。その中の一つが宮沢賢治の「注文の多い料理店」でした。読んでみると、実におもしろく、そして怖く、意外な展開にハラハラ。みなさんもいろんな本を読んでみてはいかがでしょうか。

 ちなみに、「注文の多い料理店」については、Youtubeでも、いろんな俳優さんたちが朗読してくれています。朗読のお手本にもなると思いますので、ぜひ聞いてみてください。

 高等部 橘