日誌

高等部より

中・高合同「触れる骨標本」出前授業

 1月28日(火)熊本県博物館ネットワークセンターから3名の先生方に来校いただき、収蔵されているシカの大腿骨や頭骨などの骨標本を実際に触れて観察する授業を行っていただきました。

 生徒たちには骨の正体を明かさず、まずは触って感じたことを自由に表現し、じっくりと観察をしていきました。見ただけでは感じにくい骨の表面のツルツルとした滑らかな部分やザラザラとした部分を体感し、なぜ違いがあるのかを考えたり、形に着目してどの部分の骨か、どの方向に位置しているかなどを予想したりしました。生徒たちは、思い思いに感じたことや考えたことをたくさん発表してくれ、大変盛り上がりました。普段、触れることがない骨標本に触れ、感動や発見があったようでした。まだまだ他の骨も触察してみたいと意欲を示す生徒もいて、大変有意義な時間となりました。

 今回、熊本県博物館ネットワークセンターの3名の先生方には、骨標本だけではなく、シカの大きさや全体像が分かるよう手作り教材を作ってきてくださるなど、盲学校の生徒たちことを考えて、事前に準備をしてくださいました。本当にありがとうございました。