進路部からのお知らせ
高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」
10月13日(金)5校時に、高等部普通科進路学習会「先輩を囲む会」が実施されました。今回は、2015年度卒業生で現在品川区役所に勤務しておられる稲岡様から「進路選択に向けて」と題して、高校時代の活動や進路選択・決定までの過程を、オンラインで伺いました。ユーモアあり、真剣さありの御講話に熱心に聞き入り、メモを取る生徒たちの姿がとても印象的でした。部活動・大学受験への積極的な取り組みの姿勢や、自身の見え方を周囲に的確に伝達しつつ学び働く姿勢は、生徒たちにとってよい見本となり、大変参考になったようでした。また、講話を通じて、生徒たちは自身に適した働き方を模索することの重要性、やりがいを感じつつ豊かな人生を描くことの重要性を強く実感するなど、多くの学びを得たようです。
今回、勤務の合間を縫って生徒たちのために講師をお引き受けくださった稲岡様、貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
また、お子様の進路への理解を深めるために、本学習会にご参加いただきました保護者の皆様にも、心より感謝申し上げます。
「就職ガイダンス」が実施されました
6月30日(金)の3、4校時に、厚生労働省委託事業で「( キャリア形成支援期コース)就職ガイダンス」が実施されました。
今回、中学部2年生と高等部1、 2年生が各学部に分かれて参加しました。
当日は、中学部に福崎かおり先生、 高等部に杉山友香先生を外部からの講師としてお迎えし、 熱心にご指導いただきました。
中学部の授業内容は、聞き方(聞く姿勢)や、 さまざまな仕事について等でした。
高等部は、座り方・立ち方・お辞儀の仕方などの基本のマナーや、 自己PRの作成の仕方と自己紹介の練習、 さまざまな職業の検索方法(job tag)の学習でした。
講師の先生の質問に答えたり、 実際にその場で練習や体験をしたりと活動的な授業で1時間半があ っという間に過ぎました。
今回の就職ガイダンスを通して、 働くことの意義や企業が求める人材について、 多様な職業を知ることの重要性について等も考えることができ、 将来の進路について思い描く時間となったようでした。
講師の先生方、大雨の中大変ありがとうございました。
進路便りについて
令和4年度の進路便り第1号~第3号を掲載しました。
進路のページからご覧いただくことが可能です。
過年度の進路便りも閲覧できます。
高等部理療科進路学習会「先輩を囲む会」
令和4年10月28日(金)、本校会議室にて、今年度2回目となる高等部理療科進路学習会(先輩を囲む会)を開催しました。今回は、平成26年度に本校専攻科を卒業され、現在株式会社キュアに勤めておられる黒川和彦先生を講師としてお招きしました。
黒川先生は、先天性の弱視でしたが目が悪い自覚はあまりなく、体を動かすことが得意だったため、トランポリン競技コーチ及び普及指導員資格を取得され、特撮のスタントマン等の体を使う仕事をしておられました。現役引退後はスーパーの精肉加工の仕事をしておられましたが年齢を重ね視力が低下してきたため、60歳で盲学校の専攻科に入学。資格取得後しばらくは、阿蘇マッサージ療院にて勤務されましたが、熊本地震の影響により、訪問医療マッサージを行う株式会社キュアに転職されました。現在の職場では患者対応や治療技術が高く評価され、後輩施術者への指導を任され活躍しておられます。
「得意なことを伸ばして障害をもろともせずに楽しく前向きに生きてこられたこと」、「スタントマンをしているときの体調管理、肉をさばく仕事などの過去の様々な経験が専攻科でのあん摩の技術習得や解剖学の学習に役立ったこと」、「高齢患者さんへの対応や治療上の工夫といった訪問マッサージの仕事に関すること」など、幅広いお話を聴くことができ、大変有意義な時間となりました。仕事の合間を縫って、貴重なお話をいただいた黒川さんに、心より感謝申し上げます。
保護者施設見学会その3
進路指導部で毎年夏休みに計画している保護者対象の施設見学会、今回は「障がい福祉サービス事業所ケア・ハピネスCARE HAPINESS」の報告です。
「ケア・ハピネス」は、熊本市北区梶尾町にあり本校から車で約30分ほどです。障がい者支援施設「チャレンジめいとくの里」系列の事業所で、近辺には「めいとくの里」関係の施設もいくつかあります。定員40名のうち、現在37名の利用者さんが当施設で活動されています。ケア・ハピネスは生活介護事業所ですが、大きく3つの活動に分かれており、それぞれの名称を「らふ」、「そよかぜ」、「ログカフェ」といいます。
「らふ」は、英語のlaugh(ラフ、笑うという意味)からつけた名称で、名前の通りみんなが生き生きと楽しく笑って活動しているグループで、「五感」で感じる活動を提供され、創作活動、外出等に取り組まれていました。
「そよかぜ」では、利用者さんがそよかぜにあたるような心地よさを感じながら個別に活動に取り組む所です。ウオーキング、個別の身体活動を行い体力を維持し、また各利用者様の得意な動きを活かして香り玉を制作したりしているとのことでした。
「ログカフェ」で働く利用者さんは、利用者さんのおやつ、カフェに来られるお客様へのお菓子を作ったり、カフェで接客業務を行っているそうです。外観のみの見学でしたが、とても居心地の良さそうなカフェでした。
「ケア・ハピネス」では、希望者の方は入浴もでき、実際に見学させていただいた入浴の場所はとても清潔で広く、利用者さんが使用しやすいように工夫されていました。
また、地域の人達とより積極的に交流を行うことを目的に、近年、ケア・ハピネスのすぐ隣に『かじおハピロバ』という広場ができ、クリスマス、成人、還暦のお祝い等、様々なイベントを催しておられるとのことでした。施設の利用者さんと地域の人達が楽しく交流されておられる写真を見せていただきました。
ケア・ハピネスは通所の生活介護の福祉施設ですが、グループホームもあり、グループホームを利用される方への食事も出しておられます。
各利用者さんたちに対しても、医療的ケアが必要な人のため、医師が常駐しておられ、施設で出す食事もそれぞれの利用者さんに対応した食事を作っておられます。
ケア・ハピネスを見学させていただき、施設の支援員さんからお話を伺って感じたことは、「1人1人の利用者さんを大切に対応されておられる。」、「利用者さんが楽しく交流できるように配慮しておられる。」、そして積極的に地域の人達と交流を行う「開かれた障がい者の施設」を目指して取り組んでおられるということでした。
3枚の写真説明:左からケア・ハピネス外観の写真、らふの活動場所の写真、そよかぜの入り口の写真。
2枚の写真説明:左からログカフェの写真、広々としたトイレの写真。
*なお、「ケア・ハピネス」の詳しい事業内容やパンフレット等は進路指導部がまとめて保管しておりますので、保護者の皆様は各学部の進路指導部までお尋ねください。
熊本県教育情報システム
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校長 仲山 加津恵
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情報部