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SSHの授業

令和4年度 SSH講演会

「自然と共存する科学技術を求めて ー科学技術の面白さ・これからの科学技術・SDG'sと感性ー」

 講師 東京大学先端科学技術研究センター教授 神崎 亮平(かんざき りょうへい) 氏

 5月26日(木)、令和4年度SSH講演会が山鹿市民交流センター文化ホールで開催されました。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2年生のみが会場で、1,3年生は学校で動画配信での聴講となりました。

 講師の神崎先生は、

  モデル生物であるカイコガの感覚・脳・行動に関する神経行動学研究は、スーパーコンピュータ「京」や「富岳」に昆虫の脳を再現して理解する研究など、生物の知能を活用した自然にやさしい新しいモノづくり研究に従事されています。

 本講演では、我々人間と昆虫の見えている世界の違いについてお話いただいたり、高校生へ向けた夢を実現するための熱いメッセージをいただいたりしました。今回の講演で、生徒たちは自分の価値観や進路選択の幅が広がったことではないかと思います。今後の鹿本高校の進めるSSHの研究の、大きな励みとなりました。

2学年課題研究(バイオプラスチックの作成)

昨年度から行っているバイオプラスチックの作成を今年度も引き続き取り組んでいます。朝早くから実験の下準備をしていました。今年度は耐久実験と分解実験に取り組み、どのような製品に向くのか、廃棄した際の自然に返る期間を研究できたらと思っています。

※体操服で作業をしているのは柿渋により制服が汚れるのを避けるためです。

(記事:生物担当教員)

「1年生YSPⅠ課題研究成果発表会」、「第2回SSH運営指導委員会」開催

 3月10日(木)に1年生41班が、YSPⅠ(Yamaga Science Program Ⅰ)の1年間の研究成果をポスターセッション形式で発表しました。コロナ禍でありましたが、万全の感染症対策をとって開催しました。この会には2年生・本校職員の他、本校のSSH運営指導委員である山鹿市長をはじめ、東京大学・熊本大学・崇城大学・東海大学などの先生方にも対面・オンラインの双方でご参観いただき、発表した生徒たちは、今後に向けて多くの指導・助言を賜ることができました。
 今年度の学校長賞に輝いたのは、「柿渋と廃牛乳から生分解性プラスチックを作ろう!」をテーマに研究した班でした。来民うちわに塗られる柿渋と、牛乳に含まれるカゼインを活用して環境にやさしい生分解性プラスチックを作ろうと、崇城大学工学部ナノサイエンス学科の池永教授とも連携しながら研究を進めました。その他、「古代米とえこめ牛を用いた商品開発」や、「自然や歴史・文化を生かした観光PR」など、地域に根ざした研究テーマが多く見られました。
 この発表会の様子は熊本日日新聞の朝刊〔3/16(水)〕に掲載されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、発表会後には、本年度2回目のSSH運営指導委員会を開催し、ご多用な中、委員の皆様には全員ご出席いただきました。会の冒頭に委員の皆様にはご参観いただいた課題研究成果発表会の感想や気づき等を述べていただきました。生徒の課題研究に臨む姿勢やテーマ設定の仕方等について的確な助言を賜りました。今回の委員会では本年度の事業報告を各プロジェクトリーダーの職員がそれぞれ行いました。委員の皆様からは今後に向けて多くのご助言と激励の言葉を賜りました。次年度以降の更なる飛躍に繋げてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

KSL熊本構想を目指した高校生によるポスタープレゼンテーションに参加しましました。

 3/10 熊本ホテルキャッスルにて開催されました「自然・健康・文化・サイエンス熊本(KSL熊本)構想を目指した高校生によるポスタープレゼンテーション」に、本校より2名の生徒が参加しました。万全の感染症対策のもと、県内の5つのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校による、それぞれの発表が行われました。

 プレゼンテーションの前には、化血研若手研究奨励助成対象者のポスタープレゼンテーションの見学の機会もあり、最先端の研究に触れることができました。また、高校生の発表は、審査員や発表者である大学の先生方に聞いていただいたことで、研究を進める上での大切な視点や考察方法についてアドバイスをいただきました。

 発表会の後半には、なんと蒲島知事のサプライズ登場もありました!!蒲島知事は本校鹿本高校の卒業生でもあり、蒲島知事にプレゼンをするときが2人とも一番緊張したようです。知事は、ご自身が研究者であった経験を踏まえ、高校生に向けて「研究者としての発表の場はポスタープレゼンテーションからスタートする。小さい場を全力で取り組むことで徐々にステップアップし、いずれ大きな場で活躍することができる」と激励されました。

 今回の発表で得た経験値は大きく、今後のさらなる研究のレベルアップを目指していきたいと思います。

 

 

 

プログラミング・AI講座

令和4年(2022年)2月14日1限目

 東海大学 基盤工学部 電気電子情報工学科の村上祐治教授をお招きし、「プログラミング・AI講座」を実施しました。

この授業は、次年度より本格導入されるプログラミングの授業に関して、SSH事業の一つとして、前倒しで実施しています。事前に「micro:bit」を購入し、生徒は基本的な扱いについては、実際に扱い方を学んでいます。今回の講座では、数学を用いて、以前作ったプログラムがどれだけ、省略・簡略化できるかを知る事ができました。また、プログラミングに関する基礎知識を実際に作成されたデータをもとに、指導していただきました。

 また、プログラミングを使った大学生の研究内容についても紹介いただき、プログラミングを学ぶことでどのようなことができるのか、作ることができるのかを知ることが出来ました。

 最後には、交通事故のシミュレーションをVRを用いて生徒に体験してもらいました。これらを通して、少しでもプログラミングの世界に興味を持ってくれること、将来の選択肢にエンジニアやプログラマーが入ることを望みます。

※ 1つのクラスで授業を実施していただき、他クラスはオンラインで授業を参観しました。また、分散登校のため、

 学年の半分の生徒は、オンラインで、参加しました。

(授業風景)