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SSHの授業

「1年生YSPⅠ課題研究成果発表会」、「第2回SSH運営指導委員会」開催

 3月10日(木)に1年生41班が、YSPⅠ(Yamaga Science Program Ⅰ)の1年間の研究成果をポスターセッション形式で発表しました。コロナ禍でありましたが、万全の感染症対策をとって開催しました。この会には2年生・本校職員の他、本校のSSH運営指導委員である山鹿市長をはじめ、東京大学・熊本大学・崇城大学・東海大学などの先生方にも対面・オンラインの双方でご参観いただき、発表した生徒たちは、今後に向けて多くの指導・助言を賜ることができました。
 今年度の学校長賞に輝いたのは、「柿渋と廃牛乳から生分解性プラスチックを作ろう!」をテーマに研究した班でした。来民うちわに塗られる柿渋と、牛乳に含まれるカゼインを活用して環境にやさしい生分解性プラスチックを作ろうと、崇城大学工学部ナノサイエンス学科の池永教授とも連携しながら研究を進めました。その他、「古代米とえこめ牛を用いた商品開発」や、「自然や歴史・文化を生かした観光PR」など、地域に根ざした研究テーマが多く見られました。
 この発表会の様子は熊本日日新聞の朝刊〔3/16(水)〕に掲載されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、発表会後には、本年度2回目のSSH運営指導委員会を開催し、ご多用な中、委員の皆様には全員ご出席いただきました。会の冒頭に委員の皆様にはご参観いただいた課題研究成果発表会の感想や気づき等を述べていただきました。生徒の課題研究に臨む姿勢やテーマ設定の仕方等について的確な助言を賜りました。今回の委員会では本年度の事業報告を各プロジェクトリーダーの職員がそれぞれ行いました。委員の皆様からは今後に向けて多くのご助言と激励の言葉を賜りました。次年度以降の更なる飛躍に繋げてまいります。

 

 

 

 

 

 

 

KSL熊本構想を目指した高校生によるポスタープレゼンテーションに参加しましました。

 3/10 熊本ホテルキャッスルにて開催されました「自然・健康・文化・サイエンス熊本(KSL熊本)構想を目指した高校生によるポスタープレゼンテーション」に、本校より2名の生徒が参加しました。万全の感染症対策のもと、県内の5つのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校による、それぞれの発表が行われました。

 プレゼンテーションの前には、化血研若手研究奨励助成対象者のポスタープレゼンテーションの見学の機会もあり、最先端の研究に触れることができました。また、高校生の発表は、審査員や発表者である大学の先生方に聞いていただいたことで、研究を進める上での大切な視点や考察方法についてアドバイスをいただきました。

 発表会の後半には、なんと蒲島知事のサプライズ登場もありました!!蒲島知事は本校鹿本高校の卒業生でもあり、蒲島知事にプレゼンをするときが2人とも一番緊張したようです。知事は、ご自身が研究者であった経験を踏まえ、高校生に向けて「研究者としての発表の場はポスタープレゼンテーションからスタートする。小さい場を全力で取り組むことで徐々にステップアップし、いずれ大きな場で活躍することができる」と激励されました。

 今回の発表で得た経験値は大きく、今後のさらなる研究のレベルアップを目指していきたいと思います。

 

 

 

プログラミング・AI講座

令和4年(2022年)2月14日1限目

 東海大学 基盤工学部 電気電子情報工学科の村上祐治教授をお招きし、「プログラミング・AI講座」を実施しました。

この授業は、次年度より本格導入されるプログラミングの授業に関して、SSH事業の一つとして、前倒しで実施しています。事前に「micro:bit」を購入し、生徒は基本的な扱いについては、実際に扱い方を学んでいます。今回の講座では、数学を用いて、以前作ったプログラムがどれだけ、省略・簡略化できるかを知る事ができました。また、プログラミングに関する基礎知識を実際に作成されたデータをもとに、指導していただきました。

 また、プログラミングを使った大学生の研究内容についても紹介いただき、プログラミングを学ぶことでどのようなことができるのか、作ることができるのかを知ることが出来ました。

 最後には、交通事故のシミュレーションをVRを用いて生徒に体験してもらいました。これらを通して、少しでもプログラミングの世界に興味を持ってくれること、将来の選択肢にエンジニアやプログラマーが入ることを望みます。

※ 1つのクラスで授業を実施していただき、他クラスはオンラインで授業を参観しました。また、分散登校のため、

 学年の半分の生徒は、オンラインで、参加しました。

(授業風景)

 

 

 

 

 

 

 

地域共創ユースサミット オンライン・プレセッションへの参加

令和4年1月30日

 東京大学先端科学技術研究センター(以下「先端研」と称す)主催の地域共創ユースサミットオンライン・プレセッションに1年生の課題研究班4名が参加しました。この事業は、先端研が、東日本大震災復興事業の一つである国家プロジェクト「福島イノベーションコースト構想」における「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」の一環として本年度初めて開催されました。午前中は福島県いわき市のオンラインツアーに参加、復興の地・いわき市の今を、いわき市語り部の会の方々等にご紹介いただきました。復興はまだまだ道半ばであることを実感しました。午後には先端研と交流のある本校を含め4校の高校が地域創生に関する課題研究の発表を行いました。本校から参加した4名は自身たちが取り組んでいる課題研究「菊池川流域の温泉に関する研究」について堂々と発表しました。
聴講された方々からは「とても興味深い研究である。もっともっと研究を進め、全国の人たちに発信してほしい」と多くの賞賛の言葉が寄せられました。今年の夏には福島県現地での開催が予定されています。多くの生徒に参加してもらい、視野を広げ、「自分の生き方」に繋げてほしいと思います。

 

午前中の様子(福島県いわき市オンラインツアー)

 

 

 

 

 

 

午後の様子(高校生による課題研究発表)

 

 

 

 

 

 

最後に記念写真

 

 

 

 

 

「科学の原理・原則を学ぶハンズオン講座」の実施について

 本日1限目に1年生全クラスで「科学の原理・原則を学ぶハンズオン講座」を実施しました。講座は、熊本大学教育学部技術科教育教授であり、SSH運営指導委員の田口浩継教授に実施して頂きました。この講座は、生徒の科学的な創造力や共創力を育む目的で実施しております。3学期にも「プログラミング・AI講座」を準備しております。これらをとおして、プログラミングやこれからの時代に必要になる「論理的思考力」の育成につなげていきます。