モノチス
場所：八代市　赤松町　鷹河内　(採石場）
　

 　ここでは，鷹河内層の中に三畳紀の代表的な示準化石であるモノチスの化石を見ることができる。
　国道3号線の赤松トンネルの北側入口前から東への道を行くと，大きな採石場が見えるが，この採石場一帯に分布する地層の中に化石は入っている。
　鷹河内層は上部三畳紀の地層で，中粒から細粒の砂岩と頁岩の互層になっていますが，その厚さは300mを超えている。
　また，下部には田浦層と共通の二枚貝の化石が含まれている。このことから，鷹河内層と田浦層は同じ時代の地層であることがわかる。


かつて、ここで採集されたモノチス。
　現在、化石が密集していた化石床が採石されてしまったので、化石採集は困難である。新たな化石床が見つかるといいのだが・・・。