熊本県高等学校教育研究会地学部会
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海食洞 大矢野層① 大矢野層② リソイダイト貫入岩
諏訪原層 赤崎層と姫浦層群の不整合 湯島
大矢野島は比較的なだらかな地形をしている。
この地域では,白亜紀などの古い地層は見られずに,新第三紀から第四紀の新しい地層とそれらを貫く火山岩類や,それらをおおう火山砕屑物などが分布しているからである。
大矢野島地域の地質について
西部には、新第三紀中新世の変質流紋岩(リソイダイト)や花こう斑岩が貫入している。
( リソイダイト貫入岩 )
北西部は主として,新第三紀鮮新世~第四紀更新世の大矢野層が分布している。
この層は凝灰角礫岩などの火山性堆積物を主体としている。この火山性堆積物を供給し,同じ時期に活動した飛岳・柴尾山などのデイサイト質の火山が,北東部に溶岩円頂丘を形づくっている。
( 大矢野層① )( 大矢野層② )
第四紀更新世の諏訪原層があり,大矢野層との関係は研究者によって見解が分かれている。
( 諏訪原層 )
さらに新しい地層に阿蘇火砕流堆積物がある。
小さな軽石を含み、非溶結である。白濤の南東では諏訪原層をおおっている。
[天草地質年表]