2021年2月の記事一覧
【定時制】人定MyRevoプロジェクト(水俣高校とのリモート発表会)
地域視察研修(芦北・水俣編)代替え企画
本来は、1月29日にバスで芦北・津奈木に寄って水俣高校を訪れ、顔を合わせての発表交流会をする予定でした。緊急事態宣言発令を受けて、生徒も職員も楽しみにしていた研修を中止せざるを得ませんでした。私としては「断腸の思い」でした。それもそのはず、これは、今年度当初から温めていた企画だったからです。しかも6月に水俣高校の教頭先生に相談したところ、快く引き受けてくださり、定時制同士、お互い高め合える絶好の機会だと考えていたからです。
本プロジェクトは、今年度から「人定MyRevoプロジェクト」として、探究活動を始めました。MyRevoとは、MyRevolutionの略です。つまり、自己変革、自己革新、自己改革のプロジェクトです。今後、地域人材として社会に貢献していくために、何ができるか、何を学ぶべきかを探究するプロジェクトです。その手段として、地域と「繋がる」ことを目標にして、10月に地元理解研修を行いました。4つの分野(地域行政・地域観光・地域産業・歴史遺産)ごとに人吉市内の事業所などを訪問し、地域の方々からそれぞれの専門的分野の講話を聞きました。それをもとに、課題発見、課題探究、解決策提案をまとめたのが、今回の発表です。水俣高校では、このような学習は、商業科の課題研究の中で、これまでも取り組まれてきたことです。したがって、今回は、本校が「胸を借りる」つもりで、勉強させていただこうという気持ちで実施しました。地域と「繋がる」ことができて、今回、他校、他学科の水俣高校と「繋がる」ことができました。
一人ひとりの力は小さくても、「協働」しながら「多様性」を生かして、予測困難な未来への希望ある提案を高校生が力を合わせて発信していけば、大きな力に変わっていくと考えています。
なお、本プロジェクトは、通年企画で、他と繋がりながら自分自身を見つめ直し、年度前半の「生活体験作文」作成に繋げます。また地域資源を生かしながら、それぞれのアート力を発揮しての「人定祭」に繋げます。そして年度後半に、再度地域と繋がる探究活動を行っていきます。4年間で4分野を探究するも良し、1分野を極めるのも良し、各々が自分の興味/関心に合わせて選択して進めていきます。地域の方々には、ご協力・ご理解いただき、進めて参ります。次年度もどうかよろしくお願いいたします。
本校生徒会長から御礼の挨拶
水俣高校生徒会長からご挨拶 エールの交換ができました。
「繋がる」を体感したひとときでした。
終了後は、教頭先生から活動への労いと賞賛がありました。多くの生徒が、水俣高校の発表に見習うべき事をたくさん感じて、次年度への意欲がわいてきたようでした。その後は、サプライズでお土産が配られました。それは、長崎県鳴滝高校定時制から頂いた義援金で買った、訪れる予定だった芦北・津奈木のお土産でした。義援金で被災地のものを買って、楽しく味わうという、支援と支援を「繋ぐ」ものでした。
長崎の鳴滝高校の皆さん、水俣高校の皆さん、そして人定MyRevoプロジェクトにご協力いただいた地域の皆様に心から感謝申し上げます。
【定時制】人権学習(12月10日)
年末に行った人権学習の様子を掲載します。コロナ差別、そしてLGBTについて学習しました。