芦高ブログ

鉛筆 春待てと 眠り深くし 相棒ら

明日は、いよいよ三学期の始業式です。

久しぶりに登校する生徒たちを前に、農機具庫を少しだけ覗いてみました。

​農場には、実習を影で支える頼もしい道具たちがたくさんいます。

今日から時々、そんな彼らにスポットを当てる新企画【芦高・相棒図鑑】をスタートします。

 

​第1回は、本校の果樹園を美しく保つ【草刈4兄弟】です。

エンジンを積んだ兄貴たちは、今、すべての燃料を抜き取られています。

燃料を入れたままにすると、中でガソリンが傷んでしまい、春の始動時に故障の原因になるからです。

農業科ならではの大切な『おやすみなさい』の儀式です。

 

​■ 長男:ラビットモアー 「果樹園の道を切り拓く、不屈の大黒柱」

 果樹園の広い通路を、職員が操り力強く整えてくれる一族の大黒柱。今は大きな体を休め、春の出番に向けて英気を養っています。

 

​■ 次男:ラジコン草刈機 「斜面を制する、静かなるハイテク・エリート」

 果樹園の斜面をスマートにこなすハイテクな実力者。最新の機能を携えた彼も、今は静かに、次なる合図を待つ眠りの中にいます。

 

​■ 三男:刈払機(エンジン式) 「生徒と汗を流す、熱き現場のムードメーカー」

 生徒たちが最も多く手にし、肩に伝わるエンジンの振動は、まさに実習の鼓動そのもの。樹の根元などの細かい実習を共にする一番身近な相棒。草が芽吹き、その力強い鼓動が必要になる季節までは、しばしの休息です。

 

​■ 四男:電動刈払機 「静かに、未来を起動する」

 燃料いらず、バッテリーひとつで目を覚ます新世代。音もなく、スマートに実習をこなす期待の末っ子です。今はその心臓部(バッテリー)を外し、静かに牙を研いでいます。

 

 黄金色の実が踊った果樹園に、草が伸び始める春までは、彼らが動き出すことはありません。しかし、丁寧に管理され、整然と並ぶその姿からは、次のシーズンへの静かな決意が感じられます。

 ​明日は、校舎に賑やかな声が戻ってきます。

 その声を心地よい刺激にしながら、彼らはもうしばらく、深い眠りの中で春の幕開けを待ち続けます。

 生徒たちが手にする明日の「相棒」は、きっと筆箱や教科書。

 久しぶりの登校に向けた準備は整っているでしょうか。

 私たちも、新しい学期を迎える準備を整えて待っています。 保護者の皆様、地域の皆様、三学期も芦高の教育活動を温かく見守っていただければ幸いですにっこり

いよいよ明日から…

新年明けましておめでとうございますにっこり

今年も芦北高校の魅力を随時発信していきますのでよろしくお願いしますキラキラ

いよいよ、明日1月8日より3学期が始まります花丸

今年もどうぞよろしくお願いします(K)

鉛筆 深夜2時 映った犯人 縞模様

ついに「その瞬間」を捉えました!

 これまで、頑丈なフェンスの設置や電気柵の点検など、対策を徹底してきました。

 それでも残される足跡やフン……。

 その正体を暴くべく設置した自動撮影カメラが、1月3日 深夜2時21分、ついに侵入者の姿を記録しました。

 夜間モードに映っていたのは、背中に縞模様がある「ウリ坊」です。

 初めて姿を捉えた嬉しさにっこりと、対策を突破されていた悔しさ我慢が入り混じります。翌朝、現場を確認すると、大切に管理してきた果樹園の草地がボコボコに掘り返されていました。

 以前、芦北にある熊本県農業普及振興課の方からいただいた「獣害対策に完璧はない。諦めないことが一番大切」という言葉。

 今、その意味を強く噛み締めています。

 

 現在、冬休み中ではありますが、本日、果樹担当の職員2名で以下の緊急対策を実施しました。

 ◆果樹園の柵を隅々まで総点検
 ◆電気柵が正常に作動しているか動作確認
 ◆監視を強化するため、自動撮影カメラを追加設置
 ◆侵入口の可能性がある箇所をプラスチックフェンスで封鎖

 ※追加設置したカメラの様子です。

 侵入口を完全に特定できたわけではありませんが、少しでも可能性があるなら、できる限りの策を講じる。

 その想いで現場を回りました。

 


重要果樹専攻の諸君へ告ぐ

 諸君が冬休みを満喫している間も、果樹園ではイノシシとの熱い知恵比べが続いている。

 3学期の始業とともに、この映像と被害状況をもとにした「緊急防衛会議」を招集する。

 「どうすれば、この果樹園を守り抜けるか?」

 諸君は始業式の日までに、この記事の写真をよく確認し、自分なりの「最強の防衛プラン」を立案しておくように。

 2026年、果樹園の平和を取り戻す戦いは、ここからが本番だ。

 諸君の斬新なアイデアを期待する。

鉛筆 小寒の 寒さが育む 根と心

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げますイベント

 

 

本日、1月5日は二十四節気の「小寒(しょうかん)」。

暦の上では「寒の入り」を迎え、いよいよ冬の寒さが本番となる時期です。

 

■ 「寒(かん)」に宿る、先人の知恵

 古くから、小寒から立春までの約30日間を「寒(かん)」と呼び、この期間に汲み上げた水は「寒の水」として、長く腐らず体に良いものと大切にされてきました。また、厳しい寒さだからこそ、大切な人の安否を気遣う「寒中見舞い」を送るのも、この時期ならではの美しい習わしです。

 厳しい自然をただ避けるのではなく、その力を暮らしに取り入れ、人を思いやる。先人たちが受け継いできた、心のゆとりを感じる季節でもあります。

 

■ 常緑の葉が物語る「静かな成長」

 昨年末、先生方を巻き込んで賑やかに収穫を終えた露地の果樹園。

 黄金色の実はありませんが、そこには柑橘特有の濃い緑の葉が、冬の青空に映えて力強く広がっています。

 常緑樹である柑橘は、冬の間もその葉を落とすことはありません。重い実をすべて預け終えた枝先は、今、この「寒の入り」の厳しい冷え込みを全身で受け止めています。

 実は、この寒さこそが、樹が内側から次なる春へのエネルギーを蓄え、根を深く張るための大切なスイッチとなります。作物も、そして人間も。厳しい環境を経験してこそ、その芯(しん)は強く、甘く、磨かれていくのかもしれません。

 

■ 静寂の農場から、新年の誓い

 生徒たちの声のない農場は、耳が痛くなるほどの静けさに包まれています。

 しかし、手入れされた道具たちや、寒風の中で緑を守り抜く木々を見つめていると、ここは決して「休み」ではなく、春に最高のスタートを切るための「大切な準備の場所」なのだと教えられます。

生徒たちが登校し、この農場に活気が戻ってくるまであと少し。

2026年も、芦北の豊かな自然と、そこに真摯に向き合う生徒たちの「飾らない日常」を、丁寧にお伝えしてまいります。

本年も、芦北高校農業科をどうぞよろしくお願い申し上げますにっこり

12月の福祉科

  さて、2025年も残すところ、あと5日となりました雪

  先日、終業式を終えましたが福祉科3年生は年明けの介護福祉士国家試験に向けて冬休みも授業を続け、頑張っています花丸

  12月は福祉科の生徒たちにとって大きな学科行事(学習)が3つありましたのでご紹介します!

①12月3日(水) 小国町社会福祉協議会にて農福連携事業の視察研修(1W・2W) 

 研修では、耕作放棄地を活用した大豆の栽培をはじめ、加工、販売、飲食提供までを一体的に行い、障がいのある方が地域の中で役割を持って働く仕組みと農業の循環について教えていただきました。午後からは、実際に現場を見学し、利用者一人ひとりの特性に応じた作業の分担や、働くことを通して達成感や生きがいを得ている様子を直接見ることができました。

 「農業」×「福祉」を結びつけることで地域課題の解決につながることや、障がいの有無に関わらず、地域を支える一員として共に働く共生社会のあり方について理解を深めることができました。

 

②12月18日(木) 水俣第二小学校(4年生)を招いての福祉体験学習(2W)

 小学校では、総合的な学習の時間において「福祉」を学んでいます。その一環として、福祉を学ぶ高校生が先生役となってと小学生が交流しながら福祉について学ぶ機会を頂きました。

 当日は、福祉科2年生が中心となり、まず「高齢者との関わり方」をテーマにしたミニ講座・寸劇を行いました。相手の気持ちに寄り添うことや、思いやりのある声かけの大切さについて、高校生が自分たちの学びや実習経験をもとに、小学生の目線に立って分かりやすく伝えることができました。

 続いて、高齢者レクリエーションの体験を行いました。小学生は高校生のサポートを受けながら体を動かし、高校生も小学生もみんなが「笑顔」で楽しむことができました興奮・ヤッター!。高校生は介護実習を通して培ってきたレクリエーション力を存分に発揮できたのではないでしょうか。小学生の皆さんに楽しんでもらえたことが高校生にとって何より嬉しかったようです。

 その後の質疑応答では、小学生から多くの質問が寄せられ、高校生が一つ一つ丁寧に答えることができました。福祉科の生徒たち自身も、教える立場として関わることで、これまで学んできた知識や技術を振り返り、再確認する機会となりました✨

 水俣第二小学校の皆さん、ありがとうございました星

 

③介護福祉士国家試験対策授業(3W)

 終業式が終わった後も、福祉科3年生の戦いは終わりません。年明け(令和8年1月25日)に実施される介護福祉士国家試験に向けて授業に取り組んでいます。他学科他学年が長期休業に入る中でも、国家試験合格の目標に向かって気持ちを切り替え、真剣な表情で学習に臨む姿が見られました。授業では、これまでの学びを振り返りながら、重要なポイントの確認や理解を深める学習を行っています。心が折れそうになった時はお互いに声を掛け、励まし合いながら諦めない心を持ち続けているようです。さすが、3年生。成長と責任感を感じます。

 国家試験は、生徒たちにとってこれまでの努力の成果が問われる大切な試験です。福祉科一同、最後まで生徒たちを支えながら、全員が自信をもって試験に臨めるよう取り組んでいきます。

  「冬を制する者は受験を制す」3年生の皆さん、頑張ってください期待・ワクワク