定時制日誌

銅が銀に、そして金に変わる!?



 今週は公開授業週間です(10/29~11/2)

  理科「科学と人間生活」の授業を参観してきました。化学の実験が中心の授業でした。まず2%の水酸化ナトリウム水溶液に亜鉛の粉末5gを入れ、ガスバーナーで熱して穏やかに沸騰させます。ピンセットで銅片を挟んでこの溶液に浸けると、「あら不思議」、銅片が銀色に変化します。「わーすごい」、これだけじゃないよ。これを水道水で軽く水洗いして、今度はガスバーナーの火で軽く熱すると、「ジャーン」、金色に変わりました。
 「でもね、銅が銀や金に変わったわけではないよ。それができたら錬金術、先生は大金持ち!」(笑)
 銀色に変わったのは、銅片が亜鉛でコーティングされただけ、削ったら中は銅のまま。メッキという技術です。バーナーであぶったら亜鉛と銅が熱で融けて混ざって黄銅という合金ができた。金色だけど金になったわけではない。「でもすごいね」。合金になると、それまでとは違った性質になるから、いろんな場面で合金が使われている。
 「そうなんだ」、実験をとおして化学の面白さを体験できました。


  

TPOに合わせた衣服選びを

 本校では、10月29日から11月2日までは公開授業期間とし、併せて研究授業を行っています。

 本日は「家庭基礎」の研究授業が行われました。
 題材は「衣生活をつくる」。
 被服の役割の機能について考え、目的に応じた衣服選択を行うことが目標です。

 はじめに、今日の服装で一番重視した点を考え、一人一人発表をしました。
 「動きやすさを重視」「黒と白でコーディネート」「バイク用でキメてきた!」など、それぞれにポイントを発表します。重視するポイントは人それぞれですね。
 ここで、被服の持つ様々な機能や役割について学び、自分の衣服選択について改めて考えます。気候に合わせた服選びはできているかな?結婚式に呼ばれたらどんな服を着ていく?成人式には何を着よう!?などなど。
 最後に「後輩に、卒業式にはどんな格好で来たら良いですか?と聞かれたら、どうこたえるか?」について、自分の考えをまとめました。
 本校には制服がありません。生徒たちは、毎日の気候、授業、仕事、行事に合わせて自分で服装を考えなければなりません。今回の授業で正しい知識を身に付け、友人と意見交換をしたことで、自分の衣服選択を改めて考えることができたのではないでしょうか。



  

【太鼓部】「水まち水前寺にぎわい祭り」に出演

10月28日(日)
 戸井の外公園で行われた「第5回水まち水前寺にぎわい祭り」に太鼓部が出演しました。
 開会式後の朝10時15分からの出演でしたが、地域の方をはじめ、会場に足を運んでくださったたくさんの方々に演奏を見ていただくことができました。
 「勇敢な演奏で感動しました」などといったお褒めの言葉を多数いただき、生徒たちの自信に繋がりました。

 

第11回湧定祭 出発式

10月26日(金)

本校定時制の文化祭である「湧定祭」の出発式が行われました。
生徒会長の挨拶に始まり、「湧定の歩み」と題し、昨年度の湧定祭の様子を生徒会役員がスライドショーを用いて説明していきました。その後も、今年度のテーマ発表や生徒会企画への協力依頼もあり、生徒たちは12月13日(木)に行われる第11回湧定祭に向けて、意識を高めている様子でした。


避難訓練

熊本市消防局出水出張所から5名、(株)雄光様(消火器販売会社)のご指導のもと、避難訓練を実施しました。今回は出火場所を事前に知らせない状況での訓練だったこともあり、避難完了までに多少の時間がかかったこと、出火場所付近を通過した集団が見られたことなどの反省点があげられました。

消防署員からの助言では「訓練は失敗があってもいい。失敗により課題が見つかる。想定内(設定された)の訓練でなく、実践に近い避難訓練だからこそ課題は明確になります。」との言葉をいただきました。その後、消火器の取扱説明、訓練用消火器での消火訓練を実践しました。

次回(今後)に向けた課題として、登校直後や休み時間など多様なケースでの災害発生を想定した訓練、負傷者の搬送訓練や応急処置の訓練、行方不明者を設定し捜索活動や不在者(欠席者)への安否確認を取り入れることも企画していきたいと考えます。