定時制日誌

進路講演会(ハマダレクテック株式会社)

今回は、シリコンウェハーの再生加工では世界のトップシェアを誇るハマダレクテック株式会社からお越しいただきました。

現在の新入社員の現状、社会人として求めていること、定時制生徒への期待職種選択等々、企業の視点で厳しいお話をしていただきました。また、メモを必ず取るという約束で、生徒たちに分かったことや感想を書いてもらいました。以下のとおりです。

・ 遅刻や欠勤をしない、また小さな積み重ねが他と差をつけていくことになることも知ることができました。

・ 聞く力をつけていくことが大切。また資格は取って損はない事を知り、大事にしたいと思います。また、職場見学も何回もしたほうがよいことが分かりました。

・ 社会人として仕事に定着する事や、会社に必要とされる人材になることが大事だと思いました。

・ 失敗してもよいので、積極的な人材がほしいこと、学歴は気にせず人柄で選ぶ、ということも聞きました。

・ 就職について不安な事が多かったので、詳しくお話いただいて助かりました。とても分かりやすくて、最後まで聞くことができました。

・ 来年の就職活動の参考にできました。「定時制」ということで合格できるのか不安もありましたが、学歴よりも人間性を見るときいて安心しました。

※上記は一部ですが、生徒たちは真剣に講師の方の話に集中し、メモを取っていました。

 最後に、受験は学校からの調査書、履歴書など会社に送りますが、会社はどの部分を特に見るのか?という質問で、「部活動」と「欠席日数」は重点的に見る、ということでした。面接では見えない部分として、書類から生徒が過去どんな学校生活を送ってきたのかを見ます、と明快に言われてました。

 

第76回熊本県高等学校生徒理科研究発表会生物部門に出場しました。

生物愛好会(2025年3月結成,通称湧定イモリクラブ)が第76回熊本県高等学校生徒理科研究発表会生物部門に2年生2名で出場してきました。研究タイトルは「美里町のアカハライモリの捕食者鳥類に対する威嚇行動」です。結果は発表16本中6位以内の生物部会長賞を受賞しました!!(快挙!)夜間定時制高校からの出場は湧定のみです(近年の湧定出場の記録はありません)。4月から研究を開始していくつもの試行錯誤と失敗を重ねてこの発表までたどり着きました。発表した2名は、本当によくがんばりました。

下の写真が日本固有種のアカハライモリ(Cynops pyrrhogaster)です。実験のモデル生物として再生や発生分野で有名ですが、本研究では動物行動に注目して研究を進めました。12月5日(金)の湧定祭でも展示発表しますので、ぜひご覧ください。

湧定イモリクラブ代表より

合同避難訓練

令和7年10月15日(水)4限目に本校定時制及びゆうあい中学校合同避難訓練がグラウンドにて実施されました。緊急地震速報放送3分後、火災発生

と避難指示の放送が流されました。10分後には両校の生徒全員が集合完了しました。はじめに、消防署から諸注意がありました。夜間避難する際は手持ちのスマートフォンで足元を照らすこと、旅行宿泊先では必ず避難口と誘導灯を確認することの2つが大切だということでした。次に、消火器の説明及び消火訓練があり、本校から4人、ゆうあい中から2人消火器の使い方を学びました。最後に、松岡教頭先生から講評がありました。キーワードとして、「お・か・し」の紹介がありました。火災避難時には押さない、駆けない、しゃべらないを心がけて行動して欲しいという内容でした。今月中旬には3年生の研修旅行が予定されています。宿泊先で火災や地震に遭遇した場合に備え、今回学んだことをぜひ生かして欲しいと思います。

後期始業式

令和7年10月6日(月)後期始業式が第1体育館にて行われました。

始めに、表彰式でITパスポート試験で3年生1名の資格取得者の紹介がありました。

次に、学校長訓話がありました。水野校長先生より福島智(ふくしまさとし)東京大学特任教授・著書から「奇跡の人ヘレン・ケラーの生涯が教えるもの」の紹介がありました。「上手く行かない原因を周囲の環境に求めてはいけない」「人生とはどういう生き方を求めるかにある」「もしもこの世が喜びばかりならば人は決して忍耐、勇気を学ばない」「喜び以外の感情を学ぶことが大きな学びに繋がる」といった内容でした。後期は学校行事が目白押しなので、生徒諸君にはいかにして学校行事に前向きに取り組むかで、それが良き思い出や学びに変わると話して頂きました。

最後に、教務部、定通文化大会ランチタイムショップについての諸連絡がありました。職員一同、生徒皆さんにとって実り多き後期になりますよう期待しています。今学期も頑張りましょう。

前期終業式

令和7年9月30日(火)第1体育館にて前期終業式が行われました。

最初に表彰式が行われました。第72回全国高等学校定時制通信制軟式野球大会西九州地区予選大会にて野球部の優勝、第75回熊本県高等学校定時制通信制体育大会にて3位以内の5競技9種目個人や団体(代表1名)を含めたのべ18人、校内生活体験発表会優秀賞17人が表彰されました。

次に終業式が行われ、水野校長先生から訓話がありました。前期始業式でもお話があったように、生徒の皆さんには再度「凡事徹底」の実践ができたかどうかの振り返りをしてほしいとのことでした。キーワードとして何事も気づく力、達成感・成就感、微差・僅差、恕の心を大切にするということが挙げられました。盛りだくさんの内容でしたが、特に今年度アメリカ大リーグで野球殿堂入りしたイチロー選手の話が印象に残りました。「小さな積み重ねがとんでもない領域にたどり着く」「才能がある人はたくさんいるが、自分を生かす能力が別にあると知ってほしい」というお話でした。生徒の皆さんには何事も最初から無理と決めつけるのではなく、地道なことを何度も繰り返して成長に繋げていってほしいとのことでした。後期は県定通文化大会や湧定祭の成功、4年生は進路目標実現に向けて頑張ろうと激励がありました。

最後に生徒指導部と進路指導部からの諸連絡で終業式を閉じました。