湧心館高校定時制
定時制日誌
3年研修旅行
研修旅行を終えて 【世界遺産「万田坑」と「グリーンランド」】
日本の幕末から昭和にかけて、日本の産業革命を支え,近代日本の礎を築いた石炭は、熊本県荒尾市と、福岡県大牟田にまたがって隆盛を極めた「三池炭坑」。その中心的な存在が明治時代に技術の粋を集めて建造されたのが「万田坑」でした。1800年代の終わりから1900年代初めにかけて、設備や機械も充実され採炭は最盛期を迎えて、日本の産業振興を支えました。当時は3000人から3500人ほどの労働者にあふれ、一度に1000人くらい入るお風呂まで完備されていたようで、昼夜を問わず3交代制で操業がされていたほどでした。当時使用されていた直径24ミリのワイヤーが幾重にも巻かれてあり迫力がありました。世界のエネルギーが石炭から石油に移行し、124年余の歴史に幕を下ろし、1997年万田坑は閉山となります。地下には10億トンの石炭がありましたが、採掘したのは3億トン。まだ地下には眠っています。
グリーンランドでは、集合時間を16時まで延長し、集合時間ギリギリまで遊んでいました。当初は、福岡県の竈神社(かまど神社)や長崎県「軍艦島クルーズ」のはいった旅程でしたが、今回は県内の日帰り旅行となりました。1日だけでしたが、歴史学習とアトラクションとたわむれた有意義な時間となりました。他の先生方にもご協力いただきお礼申し上げます。
後期始業式
本校は前期後期の2期制で9月30日(木)に前期が終了し、10月1日(金)~4日(月)までの4日間を秋休みとしていました。そして、10月5日(火)は後期始業式となりました。蔓延防止等重点措置を受け、9月は全校生徒が集まることができませんでしたので、久しぶりの集合です。
まず前期に行われていた生活体験作文発表会の表彰式から始まり、6名の生徒が表彰を受けました。次に打越校長先生より後期からの学校生活の過ごし方についてお話がありました。在校生のみなさんは、いずれ社会人になる、その時に慌てることがないよう、当たり前のことを当たり前に行うだけでなく、さらに自分ができることを伸ばしていってください、とお話しされました。後半戦もしっかり学習に励んで、自分のスキルをどんどん伸ばしていきましょう。
夏季休業前生徒集会
7月21日(水)に夏季休業前生徒集会が行われました。初めにのべ16名の生徒が4月から7月までに行われた電卓検定やビジネス文書検定等、各資格検定試験に対する取得者紹介がありました。次に、副校長先生より「一生懸命にやったことや向き合ったことは多くのことを学ぶことができる。明日から始まる夏休み期間にしっかりとそれぞれ取り組んでほしい」とお話がありました。生徒の皆さん、夏休み期間も健康や交通事故等に気を付けて、夏休み明けに元気にお会いしましょう!
2021年校内生活体験作文発表会
校内生活体験発表会
7月16日(金)に校内生活体験発表会を行いました。
生活体験発表会は、本校定時制の重要な学校行事の1つで、生徒全員がこれまでの自分の体験や家族・友人との関わりなどを作文に書きつづり、クラスや学年代表として選ばれた生徒が全校生徒の前で発表します。そして10月に行われる熊本県定時制通信制文化大会の本校代表者を決定します。
今年は、各クラス・学年から6名の代表生徒が自分の過去や湧定での学校生活から成長したことなど、様々な思いを堂々と述べました。
映画鑑賞会
映画鑑賞会が行われました!
6月24日(木)、芸術、文化に触れる機会を持つことを目的として、吉永小百合主演の「いのちの停車場」をユナイテッドシネマ熊本で鑑賞しました。この映画鑑賞会は、本校生が楽しみにしている行事の一つです。皆で一つの映画を鑑賞し、その感動を分かち合う良い機会になっています。
生徒の感想を一部紹介します。
〇私も人を助けたり、笑顔につながったりする仕事をしたいなと思った。
〇命の大切さや命に対しての考え方を改められた映画だった。自分ならどうするかと考えた。
〇最初から最後まで、見ていて苦しくなるような映画だった。切ないけれど、いい映画だった。
〇人生の終わり方を見て、今の自分の生き方を考えた。
〇大切な人がいつ亡くなるかわからないから、家族や友人をもっと大切にしようと思った。
(文責 松永)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 水野 保彦
運用担当者 教諭 田川 伸一