学校長ブログ

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ごあいさつ

本校のホームページをご覧いただきありがとうございます。また、皆様には日頃から本校の教育活動に御理解と御支援をいただいていますことに感謝申し上げます。

 今年4月に鏡わかあゆ高等支援学校の校長として着任しました水野保彦(みずのやすひこ)と申します。どうぞよ ろしくお願い致します。

 さて、本校は令和2年8月1日に、松橋支援学校高等部氷川分教室(旧氷川高校)に開設されました。校名はたくさんの応募の中から、保護者、地域の方、学校関係者による校名検討委員会を経て決定され、開校2年目を迎えました。また、今年度は生徒数も141人となり、昨年度4月から26人増え、学校がさらに活気づくものと期待をしています。


 ところで、「鏡わかあゆ高等支援学校」の校名に込められた思いについては、学校開設時にもお伝えしましたが、改めてその思いについてお伝えします。

【 鏡 】

〇学校の所在地が鏡町である。

〇地域との繋がりを大事にしたい。

〇地域の学校として、皆さんに可愛がっていただきたい。 

〇地域に貢献したい。

「人の鏡」など「鏡」には良いイメージがある。  など

【 わかあゆ(若鮎) 】

〇清流を遡るイメージが、生徒が果敢にチャレンジする姿と重なる。

〇未来に向かって成長してほしい。

〇旧氷川高校のセミナーハウスの名称が「若鮎」だった。 など


 地域を大切にする思いと、生徒がたくましく成長してほしいという願いが強く込められています。この思いを大事にしながら日々教育活動に邁進したいと思います。


 最後になりますが、昨年度末ですべての工事が終わり、今年度は開校式典を11月19日に予定しています。新しくなった学校で、生徒たちがそれぞれの目標に向かって成長することができるように、生徒を中心に、家庭と学校、保護者と教職員が手を携えて、生徒の自立や将来の豊かな生活の実現に向けて共に歩んで参りたいと思います。皆様にはこれからも御支援、御協力をよろしくお願い致します。

 

 

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弥生の候

 令和3年度 第1回卒業証書授与式が3月2日に行われました。新型コロナウイルス感染防止のため、在校生は生徒会の代表2人のみの出席とし、他の生徒は各教室からオンラインでの参加となりました。また、御来賓の方々への案内も控えさせていただきました。制限の多い中ではありますが、保護者の方々と在校生・職員で心を込めて卒業をお祝いしました。本年度は、普通科14人、専門学科18人の計32人が本校を巣立っていきました。

 彼らは、松橋支援学校に入学し2年間学んだ後、令和3年4月から、鏡わかあゆ高等支援学校の生徒となりました。高校生活の多くの部分がコロナ禍と重なり、制限の多い学校生活をおくることになった彼らです。また、開校後も工事が続いておりましたので、使用できる教室なども限られていました。思い描いた高校生活とは異なる部分も多かったと思われます。そのような中でも、勉学に励み、学校生活を楽しみ、開校間もない本校を盛り上げ、後輩の見本となる3年生でした。答辞の中では、多くの思い出と保護者への感謝、在校生への思いを語ってくれました。送辞では、そんな先輩への感謝が語られました。鏡わかあゆ高等支援学校第1回の卒業生として、今後の活躍を願っています。

 

 校章のピンバッジを作製しました。ある3年生の生徒からの提言がきっかけです。1年生と、2・3年生は制服も、体操服も、作業服も異なります。全生徒が共通で身に着ける物があればいいなと考えました。急遽業者に作製を依頼し、卒業証書授与式に間に合わせることができました。当日は、卒業生の胸にコサージュとピンバッジが輝いていました。

 

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如月の候

 「1月は行く 2月は逃げる 3月は去る」とはよく言ったもので、1日1日があっと言う間に過ぎていきます。3年生は、あと1か月ほどで、卒業を迎えます。新型コロナウイルス感染症の影響で、制限の多い卒業式となりそうですが、心を込めて準備を進めています。生徒たちも、アルバムを作ったりカウントダウンをしたりして、気持ちの準備をしているようです。彼らは鏡わかあゆ高等支援学校の最初の卒業生となります。卒業生が後々母校として、胸を張れる学校に育てていきたいと思います。 

 昨年度末に、学校評価に係る保護者アンケートを行いました。感染症の影響も加味しながら概ね良い評価をいただきました。自由筆記では、「本校に進学し、息子に友人が多数できた」とか、「生徒と職員の関係性がとても良い。これからも続けてほしい」等のお言葉があり、職員一同大変うれしく思っています。今後とも、ご期待に添えるよう、邁進してまいります。引き続きご理解・ご支援をお願いいたします。

                   職員が、ステンドグラスで校章を作ってくれました。

                   校長室に飾っています。

 

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師走の候

鏡わかあゆ高等支援学校 この1年を振り返って

               熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校長 市原 留美子

 

 師走の候 鏡わかあゆ高等支援学校が4月に開校し、早や9か月が経ちました。

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、学校行事も制限され、保護者の皆様方や地域の方々には、直接お目にかかってご挨拶を申し上げる機会も少なく、大変申し訳なく思っております。      

 この1年を振り返ってみますと、開校に係る急激な変化と新型コロナウイルス感染症、校舎改修工事への対応などに追われながらも、新たに開校した喜びを随所で感じることができた記念すべき1年でした。

【昨年度の3学期】

現2,3年生向けの新校の説明会を開催しました。また、現1年生を迎えるための選抜検査や各種説明会などを行いました。生徒たちを迎え入れる緊張と喜びに心が震えました。

【1学期】

1年生が入学し、2,3年生は松橋支援学校から転校し、1年生から3年生までそろって、新たな船出でした。4月は、開校式、始業式、入学式、開舎式、入舎式と連日、〇〇式を行いました。新しい教室、寄宿舎に生徒たちも喜んでいました。

運動会はできませんでしたが、7月にクラスマッチで盛り上がりました。

【2学期】

 現場実習に全生徒を送り出しました。3年生は見極めの実習だったり、普通科1年生は初めての実習だったり、それぞれの学年・個人に応じて、目的意識を持って臨みました。3年生は続々と内定の通知をいただいています。

 第1回文化祭「わかあゆ祭」を11月に開催しました。外部には公開できませんでしたが、動画、絵画や文学作品の制作に、生徒たちの才能が遺憾なく発揮されました。若いってそれだけで価値があり、輝いています。次年度は是非、保護者の皆様方や地域の方々と一緒に「わかあゆ祭」を盛り上げていけたらと思っています。

 10月末頃から徐々に地域との交流ができ始めました。鏡小学校の児童の皆さんの来校、学校の隣のコニュニティーセンターの清掃など、新たな人との出会いで、生徒が普段とは違った輝きを見せてくれました。松橋支援学校と生徒会同士の交流もできました。

 12月に入り、授業の中でしめ縄や門松を作りました。しめ縄は地域の方に藁をなうところから教えていただきました。門松は、コミュニティーセンターにも、飾らせていただいています。

 クラスマッチ第2弾、普通科、専門学科に分かれ、リレーマラソン大会を鏡ヶ池公園で実施しました。校外では、初めての体育的行事です。いつも以上に頑張る生徒の姿に心から感動しました。改めて、本校生徒の素晴らしさを実感した日でした。

 

 あっと言う間の1年でした。保護者の皆様方や地域の方々に支えられ、生徒たちが元気に明るく学校生活を送ってくれていることが、何よりの喜びであり、励みです。

 今後とも、ご理解とご支援・ご協力をお願いします。

 

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霜降の候

 暑い暑いと言っていたのが嘘のように、肌寒く感じる日が続いています。

 新型コロナウイル感染症もレベル3になり、教育活動も感染防止対策をとりながら、少しずつできることを増やしていっています。第6波が来なければいいなと願う日々です。

  9月末から、普通科、専門学科の全クラスが、学年ごとに現場実習に行っています。初日は緊張していた生徒が、徐々に慣れ頑張っている報告を聞き、「ホッ」と胸をなでおろしたり、実際に働くことの厳しさに直面する生徒の話を聞き心配したりと、一喜一憂の日々です。

 実習を受け入れていただいた事業所の方々に感謝をしつつ、この実習を契機に生徒たちが一回り成長することを期待しています。

 学校は、10月から第3期工事が始まりました。教室棟の改修です。事務室・校長室も一時期2階に引っ越します。全体の工事が終了するのは、3月末の予定です。生徒たちの学校生活に不便さはありますが、そのときどきの状況の変化に適切に対応してくれる、生徒たちの柔軟性と逞しさに感謝しています。近隣の方々にも、大型車両の出入りや、工事に伴う騒音など御迷惑をおかけしますが、御理解と御協力をお願いします。

 

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