学校長ブログ

2021年12月の記事一覧

師走の候

鏡わかあゆ高等支援学校 この1年を振り返って

               熊本県立鏡わかあゆ高等支援学校長 市原 留美子

 

 師走の候 鏡わかあゆ高等支援学校が4月に開校し、早や9か月が経ちました。

 新型コロナウイルス感染症の影響もあり、学校行事も制限され、保護者の皆様方や地域の方々には、直接お目にかかってご挨拶を申し上げる機会も少なく、大変申し訳なく思っております。      

 この1年を振り返ってみますと、開校に係る急激な変化と新型コロナウイルス感染症、校舎改修工事への対応などに追われながらも、新たに開校した喜びを随所で感じることができた記念すべき1年でした。

【昨年度の3学期】

現2,3年生向けの新校の説明会を開催しました。また、現1年生を迎えるための選抜検査や各種説明会などを行いました。生徒たちを迎え入れる緊張と喜びに心が震えました。

【1学期】

1年生が入学し、2,3年生は松橋支援学校から転校し、1年生から3年生までそろって、新たな船出でした。4月は、開校式、始業式、入学式、開舎式、入舎式と連日、〇〇式を行いました。新しい教室、寄宿舎に生徒たちも喜んでいました。

運動会はできませんでしたが、7月にクラスマッチで盛り上がりました。

【2学期】

 現場実習に全生徒を送り出しました。3年生は見極めの実習だったり、普通科1年生は初めての実習だったり、それぞれの学年・個人に応じて、目的意識を持って臨みました。3年生は続々と内定の通知をいただいています。

 第1回文化祭「わかあゆ祭」を11月に開催しました。外部には公開できませんでしたが、動画、絵画や文学作品の制作に、生徒たちの才能が遺憾なく発揮されました。若いってそれだけで価値があり、輝いています。次年度は是非、保護者の皆様方や地域の方々と一緒に「わかあゆ祭」を盛り上げていけたらと思っています。

 10月末頃から徐々に地域との交流ができ始めました。鏡小学校の児童の皆さんの来校、学校の隣のコニュニティーセンターの清掃など、新たな人との出会いで、生徒が普段とは違った輝きを見せてくれました。松橋支援学校と生徒会同士の交流もできました。

 12月に入り、授業の中でしめ縄や門松を作りました。しめ縄は地域の方に藁をなうところから教えていただきました。門松は、コミュニティーセンターにも、飾らせていただいています。

 クラスマッチ第2弾、普通科、専門学科に分かれ、リレーマラソン大会を鏡ヶ池公園で実施しました。校外では、初めての体育的行事です。いつも以上に頑張る生徒の姿に心から感動しました。改めて、本校生徒の素晴らしさを実感した日でした。

 

 あっと言う間の1年でした。保護者の皆様方や地域の方々に支えられ、生徒たちが元気に明るく学校生活を送ってくれていることが、何よりの喜びであり、励みです。

 今後とも、ご理解とご支援・ご協力をお願いします。

 

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