カテゴリ:探究活動
【総探】【1年生】SDGsについて学んだよ!
1月26日(水)、1年生対象にSDGs講演会が行われました。 来年からは各自興味のあるテーマについて探求活動・課題研究を深めていくことになりますが、 どのような分野のどのような探究であれ、社会との繋がりのある、世界中の誰もが取り残されることのない将来に向かう視点を持ったものであってほしいと企画されています。
水俣環境アカデミア所長の古賀実様を講師にお招きし、 17個あるSDGsターゲットについて1つずつ展望や問題点についてお話いただきました。急速な新型コロナ感染拡大を受け、今回は急きょ最小限の対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型で実施しました。画面越しではありましたが、今回の話を受けて生徒一人一人の心の中に何かの種火が灯ってくれたら嬉しいですね。
ベトナムの大学生と社会の課題について発表してみた!
1月25日(火)、水俣市環境アカデミアのご協力を得て、水俣高校・日越大学共同オンラインプレゼンテーションが実施されました。
これは、以前より水俣市と関係のあった日越大学で学ぶ学生(ベトナム・香港・ミャンマー)と、海外との文化比較に関する探究テーマを進めている本校2年生との交流から実現したものです。1学期にスタートして、両国・両都市・メンバーの紹介から始まり、各種SNSを活用してテーマ設定・意見交換・資料作成を重ねた中間報告を経て、今回の最終発表に至りました。
①空気汚染、②英語教育、③ドメスティックバイオレンス、④水銀条約の効果的な周知に向けた取組、についての4つのグループに分かれて英語で発表し、古賀アカデミア所長や日越大学の先生方4名、本校副校長からフィードバックと修了証が送られました。
発表内容も各班よく考えられたものでしたが、今回の発表に至るにまで、資料収集やスライド作成などの分担などを、訛りも文化的背景の異なるメンバーと不完全な英語を活用して行ってきたこと自体が価値ある経験だったのではないでしょうか。こうした経験を経た若者は将来どんな未来を思い描いていくのしょうか?楽しみですね。
SDGsについて英語で発表したよ!
1月22日土曜日に三菱みらい育成財団助成事業として実施してきた モンタナ大学オンラインプログラム最終回(第5回目)が実施されました。
本プログラムは、熊本県と友好関係にあるモンタナ州のモンタナ大学国際交流課英語教育センターのSara先生の指導のもと、SDGsに関する話題を中心に据え、プログラムの最終的な目的である英語プレゼンテーションの実施に向けた英語の実践的な演習及び効果的なデジタルデバイスの活用能力向上を目指したものでした。
今回は10名の参加者が5グループに分かれて、割り当てられていたそれぞれのSDGsターゲットをテーマに英語プレゼンテーションを行いました。各ターゲットの世界的規模のインパクトと、水俣市における取組状況や課題等も発表されました。その後に、Sara先生やモンタナや日本のオーディエンスからの質疑応答もありました。
Sara先生やDemitra先生から、①文字を多く入れ過ぎず視覚情報を入れるなど、スライドはしっかり準備し、②しかし原稿を作ってはいけない、と事前に指示が出ていました。各班とも準備・練習が大変だった模様で、質疑応答の時にはなかなか意思疎通が上手く進まない場面もありました。しかし、この5回に渡るプログラムを通じて学んできた、完全な英語でなくても意思疎通を成し遂げようとする姿勢は十分に伝わってきました。(第1回目のシャイな様子と比較すると雲泥の差でした!)
募集段階では参加希望者が少なく実施が危ぶまれたこともありました。しかし、参加生徒の皆さんの勇気とチャレンジ精神と、Sara先生を初めとするモンタナ大学関係者の皆さん・三菱みらい育成財団・熊本県モンタナ担当者の坂口さん・その他大勢の関係者各位の皆さんのご協力があり、無事に今回の事業を終えることができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
こうした経験をした若者がどんどん水俣から世界に飛び出して、課題満載のこの世界をより良いものにしていってもらえたら嬉しいですね。
最後にこの言葉を皆さんがこれからも実践してしていってくれることを心より期待します。
A small step makes a big difference!
※今回の事業は三菱みらい育成財団より助成を受けて実施したものです。
【探究】英語で全国の高校生と環境問題について話し合ったよ!
12月19日(日)、2021年度全国高校生フォーラムがオンラインにて開催されました。
文部科学省が実施しているWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業とSGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)ネットワーク校の高校生がオンラインにより一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決や提案等を英語でのプレゼンテーション映像で発信・話し合う場となりました。
海外を含む全国から118校の参加があり、本校からは2年生4名(新井康斗さん・山口功世さん・齋藤可輪さん・前田桃寧さん)が「水俣湾におけるカキ養殖の取り組み」を発表しました。指導助言係の筑波大学と関西外語大学の先生方から英語で質問を受けたり意見を求められりするなか、4人のチームワークを生かして水俣の漁業が抱える課題や将来への展望などを伝えることができたようです。
後半は、全国の高校生と筑波大学大学院で生物と環境について学んでいるインドネシア出身の留学生と一緒に、「国際的な視点で解決しなければならない重要な課題は何か?」「そのための解決策として考えられることは何か?」「解決のために当事者としてどう取り組むか?」「将来、どのように地域や世界に貢献したいか」など、多岐に渡るテーマについて話し合いました。英語での交流を4時間半に渡り経験した生徒たちは、充実感と安堵感、そして心地よい疲労感に包まれていたようです。
What can we do to save the earth? 投げかけられた問いかけに、水高生はどう答えていきますか?
【総探】いろんな「なぜ?」を発表してきた!
12月18日(土)、水俣市環境アカデミアで研究体験プログラムの第3回目が実施されました。 今回のプログラムの目的は、「現在自分が答えを知らないことについて、答えを知ろうと挑戦し、その結果を発表する。答えを知るための手順は自分で考える。」という体験プログラムです。水俣の子どもに探求活動の楽しさを知ってもらおうという目的で水俣市が企画されて、今年で3年目になるプログラムです。本校から4名、市内の中学校から1名参加して本日の最終発表が行われました。
参加者の研究テーマは以下の通り。
「即実践!洗濯物を速く乾かすテクニック」、「ハイブリッドレシピは存在するのか??」「ミネラルウォーターv.s.熊本の水道水」「牡蠣の旨味の測定方法について」「舌の仕組み」
もともと第1回目のテーマが味覚・嗅覚センサ研究の第一人者であられる九州大学の矢田部先生の講話から始まった今年のプログラムでしたので、多くの中高生が「味」に関連したテーマを選択していましたが、中には実際の生活に根ざしたテーマもあり、日頃何気なく行動していることが探求テーマになり得ると考えさせられました。
「味」という主観的なものなどを、第3者に説明しなければならないものが多く、疑問に対する考えをデータで提示するという経験をすることで、論理性という重要なキーワードを体験していたようです。
これからも、日頃の「なぜ?」「どうして?」を大切にしていってもらいたいものですね。
モンタナオンライン研修3回目
モンタナオンライン研修は本日で3回目!生徒たちも少しずつ慣れてきた様子です。
最初の講義ではモンタナにある国立公園について復習し、自然や動物の保護について学びました。また、プレゼンテーションの様々な例を動画で見て、良いプレゼンテーションとはどのようなものか考え、最後にはグループに分かれて英会話を楽しみました!プレゼンテーションの準備も進んでいるかな?
研修も残りあと2回!全員で協力して課題を進めましょう!
国連事務次長(軍縮担当)と世界平和について話し合ったよ!
国連事務次長軍縮担当・上級代表 中満 泉 氏 を講師として開催された熊本県立大学特別講義に水高生も参加しました。
国連の軍縮に向けた取組の様子や中満氏のこれまでのキャリアについての話の後、県立大学生や県内の中高生からの質疑応答が行われました。
以下は参加者の感想:
Aさん:軍縮という大きな目標の為に自分達ができる範囲で活躍し、その輪を広げていこうとする考え方がいいと思いました。どんな問題に対しても様々な角度から改善の糸口を見つけていくことが変革を起こす為の重要なことだということが分かりました。私達がこれから生きていくためには解決しなければならない様々な問題があり、それに対して自分の意見を持つことが重要であり、一人ひとりの声は小さいものの社会全体に対して問題提起し、ともに議論を深めることが大切だということを学びました。
Bさん:今回の講義を聞く中で自分に関係ないことでも自分ごととして捉えるということが大切だと感じました。軍縮という言葉は平和な国日本には関係ないように思えますが、世界全体の問題でもあり世界全体に責任があると考えます。平和な国の日本で他の国のために何ができるのかも一度考え直して見たいと感じました。私は国際関係の仕事に就きたいと考えています。中満さんは国連で働く上で語学力と人の話をしっかりと聞くことが大切になってくるとおっしゃっていたので残りの高校生活や大学での学びを生かして英語だけでなく他の言語の習得にも力を入れたいです。またその語学力を活かし、文化や自分の常識が通用しない違う視点を持った人の意見を聞きより良いものを協力して作り上げて行きたいと考えています。この貴重な体験をこれからの生活に生かして行きたいです。
こうした若者がこれからの世界をより良いものにしていってくれるんでしょうね!
アイリーン・スミスさんに取材をしました
2学年の総合的な探究の時間の活動の一環として、映画「MINAMATA」のモデルにもなったアイリーン・スミスさんを招いて生徒が取材をしました。映画が上映されてからの反響や、中学校や高校での講演会での話、映画の脚本で特にアイリーンさんが監督にお願いしたことなど…、あっという間の1時間でした。アイリーンさんには水俣の高校生と話せてとても嬉しかったと言っていただきました。貴重なお話ありがとうございました。
【探究】NIMDフォーラム水高生牡蠣班の発表が公開されたよ!
11月6日(土)に実施された*NIMDフォーラムにおける、水高生の発表(2年生牡蠣班)が環境省公認YouTubeで公開されています。*NIMD(National Institute of Minamata Disease:国立水俣病総合研究センター)
国水研の松山先生のご指導と水俣漁協の皆様のご協力のもと進めてきた、6年間に渡る水俣湾をフィールドとした水高生の研究をまとめた「水俣湾における漁業の再生の課題」について発表しています。ぜひご覧ください。
午前の部:NIMDフォーラム午前の部動画はこちら。(水高生の発表はこちら)
午後の部①:NIMDフォーラム午後の部①動画はこちら。
午後の部②:NIMDフォーラム午後の部②動画はこちら。
また、現在国水研水俣病情報センター1階小展示室で「赤木洋勝展―その研究と軌跡」が開催されています。VR技術でご自宅からでも観ることができるそうです。併せてご覧ください。
国水研HP はこちら。
赤木洋勝展HP はこちら。
モンタナ大学オンラインプログラムに参加してみた♪
三菱みらい育成財団助成事業の一環として、熊本県と姉妹都市関係のあるアメリカ・モンタナ州立モンタナ大学とのオンラインプログラムを実施しました。
まずは*現地担当者のSaraさんのアイスブレーク用自己紹介ゲーム(?)で始まりました。名前の頭文字で始まる単語を用いて自己紹介しましょうとの説明でしたが、なかなか適切な言葉が出てきません。ルール違反(?)的な自己紹介もSaraさんが優しく受け止めてくれるうちに、参加生徒も徐々に打ち解けていったようでした。
続いては、宿題も出されていたSDGsについての概論説明でした。今度は予習の甲斐もあり、みんな順調に発言できていたようでした。Very Well Done! 今回のプログラム最後の授業では二人組でプレゼンテーション発表が待ち構えています。それに向けて、それぞれのペアに担当するSDGsターゲットが割り当てられました。これから2ヶ月間準備頑張りましょう。
そして、最後は2〜3人のグループに分かれての完全自由英会話の時間です。現地のパートナーとにかく1時間話をします。最初はモジモジしていた水高生も徐々に笑顔でやり取りをしていました。イアホンをしての会話なので、何を相手のパートナーが話しているのかは担当者には分かりませんが、趣味や水俣紹介、ペットについて、茶色のご飯(??)の話題に盛り上がっていたようでした。
3時間にわたるプログラム終了後は、やっと出た笑顔と「はーっ!」という大きなため息が印象的でした。皆さんの気持ちはよくわかります。第2言語習得って大変ですよね。しかし、次回はもう少しプログラム中に発言や意思表示(分かっていないとか、言い直してほしいとか、etc)してみましょうね。
A small change makes a big difference!!
*Director of the English Language Institute,Global Engagement Office,The University of Montana