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【建築科】【WCP】WCP2026始動!山から始まる「本物」の建築教育
令和8年1月29日(木)、水俣高校建築科が誇る一大プロジェクト「Wood Connect Project(WCP)」が、新体制でスタートしました。
山に入り、素材の「命」に触れる。
晴天に恵まれた午後、建築2年生が向かったのは袋の山林。車を降りて15分ほど山道を歩くと、そこには普段の教室とは違う「学びの場」が広がっていました。今回の実習は、本校が推進する「産学官連携」の原点ともいえる素材、木材の伐採です。合同会社Wood Oneの熟練技術者様のご指導のもと、林業の役割や山林管理の重要性についてレクチャーを受けました。
圧倒的なリアリティ。チェンソーで切り拓く自分の未来
生徒たちは一人ひとりチェンソーを手に取り、ヒノキやスギの伐採に挑戦しました。静寂な山に響き渡るチェンソーの轟音。刃が吸い込まれていく独特の手応え。そして、木が地響きとともに倒れる瞬間の衝撃。五感で感じる「本物」の体験は、教科書だけでは決して得られない達成感を生徒たちに与えてくれました。生徒代表の挨拶では、「山林の仕事に強い興味を持ちました」という力強い言葉があり、単なる実習を超えて、自身の進路を真剣に見つめる機会となったようです。今回伐採した木材は、来年度、3年生になった際の「課題研究」の材料として使用されます。自分たちの手で切り出した木材が、伝統建築技術(ものづくりマイスター)と組み合わさり、どのような形に生まれ変わるのか。
「山から建築、そして未来へ――。」 水俣高校建築科で、あなたも「本物の建築」を体感してみませんか?
【建築科】【WCP】成長を実感!笑顔のバトン、第2弾
頼もしさを増した建築科1年生と6-2の交流
先週に引き続き、水俣高校建築科のスローガン「Design Smiles, Build Future!」を実践するワークショップを開催しました。1月27日は、水俣第二小学校6年2組の皆さんを実習棟に迎え、卒業記念品の雑巾がけ制作を行いました。
特筆すべきは、建築科1年生の目覚ましい成長です。 前回の経験を活かし、資材の準備から声掛け、技術指導に至るまで、驚くほど手際よく進めることができました。小学生への声掛けもより具体的で自信に満ちており、実習棟のあちこちで「教える・教わる」の活発なコミュニケーションと笑顔が溢れていました。前回の課題を即座に修正し、よりスムーズな運営を実現した生徒たち。日々取り組んでいた「大工技能士」への修行は、単なる技術習得だけでなく、「相手を思いやる力」や「現場を動かす力」へと確実に成長しています。
2週にわたるプロジェクトを通じて、新栄合板工業様からいただいた合板は、小学生の思い出と高校生の自信が詰まった形へと生まれ変わりました。ものづくりを通じた地域貢献の輪は、これからもさらに大きく広がっていきます。
【建築科】【WCP】Design Smiles, Build Future! ―― 小学生と創る「卒業の思い出」
水俣高校建築科が掲げるスローガン、「Design Smiles, Build Future!(笑顔をデザインし、未来を築く!)」。 この理念を体現するプロジェクトとして、1月20日、水俣第二小学校の6年生を本校の実習棟に招き、建築科1年生による「卒業記念品制作」のワークショップを開催しました。
今回制作したのは、小学校で長く愛用される木製の雑巾がけです。材料には、地元企業である新栄合板工業株式会社様より寄贈いただいた分厚い合板を使用しました。指導にあたった建築科1年生は、現在、国家資格である「大工技能士の取得に向けて、日々修行(実習)を積んでいる真っ最中です。「どうすれば真っ直ぐビスを打てるか」「安全に道具を使うにはどう教えるべきか」生徒たちは、自分たちが身につけたばかりの技術を、小学生一人ひとりに合わせて優しく、丁寧に伝授していきました。
ワークショップの内容は多岐にわたります。ビス打ちや釘打ちの練習を行い、感覚を掴み、練習の成果を活かし、丁寧に組み上げ、丁寧にやすりがけを行い、銘板プレートを取り付け、屋外でのクリア塗装を行いました。完成した瞬間に見せた小学生たちの笑顔は、何よりの報酬でした。 高校生にとっても、自分の持つ技術が「誰かの役に立ち、喜ばれる」という体験は、将来の建築技術者としての自信につながる大きな一歩となりました。
ただ建物を作るだけではなく、ものづくりを通して地域と繋がり、笑顔をデザインする。これこそが水俣高校建築科の学びの魅力です。来週には、もう1クラスの来校が予定されています。 建築科実習棟には、最新の技術と、伝統を大切にする心、そして何より「誰かのために」と願う熱意が溢れています。
【建築科】【WCP】「笑顔をデザインし、未来を築く」地域を動かす、水俣高校の「Wood Connect Project」
みなさんは、建築と聞いて何を思い浮かべますか?家を建てること、図面を引くこと。それだけではありません。令和8年1月16日、水俣高校にて電気建築システム科 課題研究発表会が開催されました。そこで語られたのは、高校生の枠を超え、地域・伝統・最新技術を融合させた「未来の建築技術者」たちの挑戦の記録です。
伝統を次世代へ――「塩釜神社再生プロジェクト」
建築3年生が取り組んだのは、地元・水俣の歴史を刻む「塩釜神社」の再生です。 単にものを作るだけでなく、自分たちの手で地元の山に入り、林業者の方々と共に「伐採実習」から始まったこのプロジェクトは、地域の製塩の歴史を建築士会のアドバイスをデザインに取り入れ、海外材に頼らず地元の木材を有効活用しながら、ものづくりマイスターによる匠の技で神社の建具を製作するなど、教室の枠を超えた建築科の学びとして展開しており、農業公園へのベンチ寄贈や小学生への下駄箱製作を通じた環境教育といった「ものづくり」での交流を通して、街とつながり社会を変える活動へと繋がっています。
「誰かのために、自分の技術を使う」。その喜びを知ることで、生徒たちは課題を解決する「クリエイター」へと成長していきます。
発表会の締めくくりには、3年間の学びを終えた生徒たちの自信に満ちた姿がありました。伝統技術の継承、地域への貢献、そして仲間と協力して一つのものを作り上げるコミュニケーション能力。ここで得た経験は、就職や進学といった次のステージへ羽ばたくための、強力な武器となります。
「笑顔をデザインし、未来を築く」 そんなダイナミックな学びが、水俣高校建築科にはあります。
【建築科】「技術」を一生ものの「武器」に。大工技能検定への挑戦
建築科では、1年生のうちからプロの技術者への第一歩として「大工技能検定」の取得に取り組んでいます。現在、建築科1年生の教室では、放課後の面談待ちといったわずかな隙間時間さえも、自らのスキルアップのために活用する姿が見られます。
資格試験には、実技だけでなく専門的な「学科試験」も存在します。最初は聞き慣れない専門用語に戸惑うこともありますが、水俣高校では独自のオリジナル用語集を活用し、効率的に理解を深めています。ただ暗記するのではなく、「教科書で学んだ知識」を「実技の動き」と結びつける。このプロセスこそが、建築科が誇る実践的な教育の強みです。合格への道は決して平坦ではありません。過去問を解くなかで、時には壁にぶつかることもあります。しかし、生徒たちは安易に答えを求めるのではなく、自ら資料を調べ、正解を導き出すことで、確かな「実力」へと変えていきます。
「資格への挑戦」は、単なる証明書を手に入れるためだけのものではありません。 試行錯誤を繰り返しながら正解を導き出す力、そして日々の積み重ねを形にする力。ここで得られる経験は、将来、建築業界を担うリーダーとしての大きな自信へと繋がります。
【建築科】【DXP】未来を拓く力を、学校で。小型重機(ショベルカー)免許取得への挑戦!
水俣高校建築科では、「建てる」技術に加え、最新テクノロジーを駆使した「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の取り組みを加速させています。その一環として、12月25日・26日の2日間、校内にて「小型車両系建設機械特別教育(小型ショベルカー等の運転資格)」の講習を実施しました。
学校が教習所に!水俣高校ならではのメリット
通常、この資格を取得するためには熊本市内の教習センターまで足を運び、宿泊費や交通費をかけて受講する必要があります。しかし、本校では専門の教習機関(キャタピラー九州)を学校に招致。いつもの慣れ親しんだ学校で、学科から実技までを完結させることができます。この資格を在学中に取得しておくことで、将来「大型重機」の免許に挑戦する際、受講費用や講習期間が大幅に免除・短縮されるという大きなアドバンテージがあり、ICT建機にもすぐに乗りこなすことができるでしょう。また、今回は建築科だけでなく、半導体情報科や電気コースの希望する生徒も共に受講。分野を横断して、次世代の技術者としての基礎を築きます。
水俣高校建築科は、あなたの「手」で未来を形にする場所です。資格を在学中に手にし、卒業時には即戦力として、あるいは高度な技術を持つ進学者として、自信を持って次のステージへ進むことができます。「学校で重機に乗れる。学校でプロの資格が取れる。」 そんなワクワクする学びが、ここにはあります。
【建築科】建築大工技能検定への挑戦
水俣高校建築科では、1年生からプロの領域に足を踏み入れる本格的な実習を展開しています。現在、生徒たちが挑んでいるのは、国家資格「建築大工技能検定3級」の取得に向けた実技対策です。単なる「ものづくり」の枠を超えた、建築科ならではの高度でクリエイティブな学びの最前線をご紹介します。
実習室では、1年生たちが張り詰めた空気の中、真剣な面持ちで木材と対峙しています。現在取り組んでいるのは、木材加工の最重要工程「墨付け(すみつけ)」です。特に難所となるのが、屋根の傾斜を支える「垂木(たるき)」への墨付け。そこには「勾配(角度)」という複雑な計算が関わります。生徒たちはこれまでの製図や実習で培った知識を総動員し、数学的な理論を具現化するように木材へと線を刻んでいきます。
その手には、墨つぼや墨さしといった伝統的な道具に加え、角度を精密に導き出す「さしがね」や「自由がね」が握られています。先生の解説やプリントを深く読み込み、頭の中で三次元の立体を構築しながら道具を操る姿は、まさに「知性と技術の融合」そのものです。
この検定の課題は、制限時間内に「柱・梁(はり)・桁(けた)・垂木」を組み上げ、屋根の構造体である「小屋組みモデル」を完成させることです。建築科は、単に建物の知識を蓄えるだけの場所ではありません。自分が引いた一本の線が形を成し、やがて誰かの暮らしを支える強固な構造体へと変わっていく。その確かな手応えを、1年次から肌で感じることができる場所です。「一生モノの技術を手にしたい」「自分の手で未来を形にしたい」という志を持つ皆さん。私たちと一緒に、次世代の建築を切り拓いてみませんか。
【建築科】ALCパネルの秘密に迫る~建築構造~
建築科1年生は、建物の骨格を学ぶ「建築構造」の授業で、強度と耐久性に優れた鉄筋コンクリート構造について学んでいます。この授業の中で、今回は特に注目すべき建材であるALCパネル(軽量気泡コンクリートパネル)の学習に焦点を当てました。
驚きと発見に満ちた専門学習
学習にあたり、一般社団法人ALC協会様より、専門的な冊子「ALCパネル基礎知識」と、実際のALCカットサンプルをご寄贈いただきました。生徒たちは、専門的な冊子を熱心に読み込む中で、学校の教科書だけでは知り得ない、現代建築で使われている様々な材料や高度な技術が存在することを知り、「もっと深く学びたい」という知的好奇心を刺激されたようです。そして、カットサンプルを手に取った瞬間、生徒たちから驚きの声が上がりました。「コンクリートなのに、想像していたよりずっと軽い!」頑丈な建物を支える「コンクリート」というイメージから、重い建材だと予想していた生徒たちは、その「軽さ」と「扱いやすさ」に驚き、ALCパネルがなぜ多くの現代建築で採用されているのか、その理由を肌で感じることができました。これは、耐久性や耐火性といったALCの持つ優れた特性を理解する上で、非常に重要な「気づき」です。
知識を深め、建築への想いを確かなものに
専門機関からの資料と実物サンプルを活用したこの授業を通して、生徒たちは建築の「今」を知り、視野を大きく広げることができました。建築科では、このように専門的な知識をインプットするだけでなく、実物に触れ、本質を体感することで、未来の建築家としての確かな知見を養っています。
【建築科】先輩が語る「理想の住まい」と進路の実現(STYLUS) ~木造一戸建て新築工事現場~
12月9日(火)建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会レポート、最終回となる第3弾です。最後に訪れたのは、木造一戸建て新築現場。スタイリッシュなデザインと高性能な住宅づくりで知られる「STYLUS(スタイラス) 様」。ここで説明を担当してくれたのは、なんと今年3月に建築コースを卒業したばかりのOBでした。
「2年前、僕もここで働きたいと決めた」 スライドを使って会社や工事の説明をする先輩の姿は、生徒たちにとって一番の刺激になりました。「建築を学び、この見学会を通して進路を決めるきっかけとなった」。そう語る先輩や社員の方は、デザインへのこだわりだけでなく、国の基準を大幅に上回る「超・省エネ性能」や、住む人の人生そのものを設計する「ライフスタイル提案」など、プロとしての視点を熱く語ってくれました。
教科書を飛び出し、本物に触れる現場では、住宅の「断熱材吹き付け」を実際に体験させていただきました。学校の授業で学ぶ「木材の含水率」や「断熱性能」といった理論が、実際の快適な家づくりにどう直結しているのか。生徒たちは体験を通して、その重要性を身をもって理解することができました。
<中学生の皆さんへ> 「あんな風にかっこよく働きたい」。そう思える先輩が身近にいるのが、水俣高校建築科の魅力です。デザイン、設計、施工。あなたの「好き」や「感性」を活かして、誰かの人生を豊かにする家づくりを一緒に学びましょう。
【建築科】【WCP】【生徒会】プロの技術を、学校の「顔」となる場所へ
本日12月12日の昼休み、建築2年生による「木製畳ベンチ」の贈呈式が生徒会室前にて執り行われました。
先日開催された世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」でも高い評価を得た、あのベンチです。今回は「学校の中心で頑張る生徒会のみなさんや全校生徒にも使ってほしい」という想いから、生徒会へ寄贈しました。このベンチが設置されたのは、全校生徒が行き交う「生徒昇降口・生徒会室前」です。登下校時の生徒たちの待ち合わせ場所として、また、生徒会役員が学校行事について熱く語り合うミーティングスペースとして、このベンチはこれから、水俣高校の活気ある日常を支える大切なスポットになります。
素材への敬意と、使い手への想い
ベンチに使用されているのは、地元企業様から提供された貴重な木材と、八代産の最高級イグサです。贈呈式で建築の代表生徒は、「貴重な材料をご提供いただいた地域の方々の想いを大切に受け止め、一つひとつの工程を丁寧に仕上げました。生徒のみなさんに長く愛用してもらえると嬉しいです」 と、製作者としての誇りと責任感を言葉にしました。受け取った生徒会長からは、 「素敵な椅子をありがとうございます。座り心地がとても良く、木の温かみを感じます。大切に使わせていただきます」 と、感謝の言葉が贈られました。
未来をデザインする力が、ここにある
水俣高校建築科での学びは、教室の中だけでは完結しません。今回のように、図面上の知識を実際の「モノ」として形にし、それが置かれることで「人が集まる空間」が生まれます。ミリ単位の精度を追求する「大工技能士」レベルの技術、そして素材の良さを最大限に引き出す感性。これらは、将来建築やデザインの世界で活躍するための強力な武器になります。「ただ作る」のではなく、「誰かのために、最高の空間を演出する」。 そんなクリエイティブで実践的な学びが、水俣高校建築科にはあります。自分の手で描いた図面を、世界に一つだけの形にしてみませんか? 確かな技術と情熱を持った先輩たちが、中学生のみなさんの入学を待っています。