学校生活
【建築科】【DXP】真新しい実習服で踏み出す一歩。自分の「身体」から最新の「DX」へ繋がる次世代のものづくり
建築科では、先日1年生が真新しい実習服に身を包み、建築の第一歩となる記念すべき初めての実習に取り組みました。今回実施したのは、自分の歩幅で距離を測る「歩測」や、腕や指の長さを使って感覚を養う「体測」です。一見シンプルですが、自分の身体を物差しにするこの学びは、すべての建築・土木の原点となる大切な感覚です。生徒たちは自分の身体が測量器具になる面白さを体験しながら、チームで協力して熱心に取り組んでいました。
この原始的とも言える基礎的な学びは、実は最先端の「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)」へと直結しています。次回予定している測量の基本である「平板測量」を経て、来る7月には、ドローンを活用した3次元測量という全国的にも極めて先進的なプロジェクトへの挑戦が控えています。
このように、伝統的な手法から最新のデジタル技術までを網羅するクリエイティブな学びの環境により、今年度の女子生徒の入学者により建築科全体として女子が男子を上回るという、新しい時代の幕開けを感じさせる変化も起きています。力仕事だけではない、IT技術を駆使して未来をデザインする場として、水俣高校建築科は今、劇的な進化を遂げています。
中学生の皆さんも、私たちと一緒に最先端の技術を学び、誰も見たことのない未来の地図を描いてみませんか。これからの建築科が展開する、次世代の「ものづくり」にぜひご注目ください。
【建築科】「静寂」が生み出す確かな技術~建築科2年生が挑む、二次元から三次元への表現~
建築科棟の製図室には、日々、心地よい緊張感とともに深い静寂と集中力が満ちあふれています。現在、2年生は木造住宅の断面図や立面図の模写という課題に挑んでいます。その一本一本の線の引き方には昨年度挑んだトレース技能検定の確かな経験が息づいています。単に線を引くのではなく、その一本一本が建物のどの構造を支え、どのような空間を形作るのか、線の意味を深く読み解きながら図面に向き合う姿は、まさに未来の技術者の卵そのものです。
図面という二次元の世界に、線の太さや筆圧の強弱で三次元の奥行きを表現していく力は、建築を学ぶ上で最も基本的かつ奥深い専門スキルであり、生徒たちは課題を一つ書き上げるたびに目に見えて逞しく成長を遂げています。時には自分自身で過去の図面を見つめ直し、時には先生へと積極的に問いかけることで、頭の中の知識を、確かな『形』へと変えていく。こうした「頭と手を同時に動かす」学びこそが、全国初の建設DXプロジェクトやWood Connect Projectを推進する水俣高校建築科の強固な土台となっています。
伝統的な製図の技術から最先端のデジタル技術まで、建築のプロフェッショナルを目指すための最高の環境がここには揃っています。皆さんも私たちと一緒に、自分の手で未来の地図を描き、形にする喜びをこの場所で体感してみませんか。
【半導体情報科】半導体特別授業「半導体ってそもそも何?」(JICA宇佐川先生)
4月21日(火)5、6限目に半導体情報科1年生に対して半導体特別授業を行いました。
講師は、国際協力機構(JICA)国際協力専門員・熊本大学名誉教授の宇佐川 毅様です。
半導体を学び始める1年生に対し、「半導体ってそもそも何」という題で講義をしていただきました。
講義では、私たちの身の回りにはたくさんの半導体があり、我々の便利で快適な生活を支えてくれていることや
半導体には多くの種類があり、人間の五感と同じ働きができることなどの紹介がありました。
また、自分のタブレットに使われているCPUやメモリをネットで調べ、数年前の機種と最新機種とで
その性能の違い(半導体の進化)に驚いたり、半導体の「半」の意味について教えていただきました。
さらに、コンピュータの歴史についても教えていただき、真空管からトランジスタに変わったことで
爆発的に進化したことなどを教えていただきました。
今回の講義の最大の目的は、半導体について友達や家族に説明できるようになることで、生徒達は、説明できるよう
なるため、宇佐川先生の話をしっかり聞いていました。
宇佐川先生には12月に第2回目の特別講義もしていただきます。
半導体情報科の生徒の中から、未来の生活を変える(デザインする)ような技術者が誕生してくれると嬉しいです。
【進路指導部】進路LHR講演会
2年生の進学希望者を対象に、株式会社リクルート様より澤井様にお越しいただきご講話いただきました。情報収集は「広く」「深く」が大切であること、全国の平均した進路検討校数が1人あたり6.9校であること、人は知っているものからしか選択できないこと、総合型や推薦型、一般選抜の内容などが説明されました。また自分の現在を知り、何を学びたいか、そのために今何をするべきかなどを考えるタイミングがまさに今なんだ、ということを強調されました。後半は、各々の興味のある大学等の情報や資料請求をし、より自分の進路を身近に考えられた貴重な時間となりました。
【建築科】【WCP】森をデザインする力を。産学官民で挑む建築科の「憩いの庭」プロジェクト
4月17日(金)、水俣高校建築3年生は、本学科の柱となる地域連携事業「WCP(ウッド・コネクト・プロジェクト)」の一環として、木育ワークショップを開催しました。
まず、水俣環境アカデミアの支援のもと、林業者である合同会社Wood Oneの緒方様を講師にお迎えし、水俣の山の現状や木の生育、そして私たちが未来のために今すべきことについて、熱意あふれる「山の講話」をいただきました。単なる知識の習得に留まらず、環境と建築の密接な関わりをプロの視点から学ぶことで、生徒たちは積極的に質問しながら、地域資源を活用する意義を深く再認識しました。
後半は、今年度の目玉となる「水俣高校・憩いの庭プロジェクト」に向けたベンチのアイデア出しを実施。水俣地区建具組合ものづくりマイスターの方々を交え、生徒たちがこれまで練り上げてきた構想を専門家へ直接プレゼンテーションし、プロの視点から本気のアドバイスをいただくという、真剣勝負の場となりました。会場には、熊本県芦北地域振興局農林部林務課の方々も視察に訪れ、行政・林業・産業界が一体となって高校生の挑戦を後押しする、建築科ならではの先進的な光景が広がっていました。
このように、県や市、地域産業とダイレクトに繋がり、第一線の専門家と対等にプロジェクトを動かしていくのが水俣高校建築科のスタイルです。教科書の中だけでは完結しない、社会を動かす「本物の建築」に挑戦したい中学生の皆さん、私たちと一緒に、この水俣の地から新しいものづくりの形を創造していきませんか。