学校生活

カテゴリ:機械科

【機械科】いのしか日記 Season4 Vol30 今年も猟に同行しました!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!

9月23日(金)秋分の日に、待ちに待った猟に同行させていただきました!見事、雌のシカを1頭仕留められました。そして・・・美味しくいただきました!今日は全員の感想を載せているので、ご覧ください。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)

「今回の活動では、命の大切さを改めて感じました。また、獣道や足跡など自分が気づかないところまで猟友会の方々は気付いておられ、すごいと感じました。猟では、ただ来た獲物を撃つだけでなく、獣道や地形などを考えて行っていると教えてもらい、想像以上に考えながら猟をしなければならないことを知り驚きました。試食会は、鹿の方が美味しそうというイメージがあったのですが、食べてみるとイノシシの方が柔らかくて美味しかったです。また食べたいと思いました。」

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「猟友会の方に同行し率直に思ったことは、山を登るスピードが早すぎるということです。頑張って早く歩きましたが、なかなか追いつけませんでした。猟では、仕留めたシカを運ぶという貴重な体験をしました。40キロ程の個体でしたが、到底ひとりでは運ぶとこのできない重さで、こんなにも重労働なのだと実感しました。仕留めたシカを捌いている時に猟友会の方が“若い世代に捌き方や、猟の仕方を教えないといけない。だけど教える若手がいない”と仰っていました。イノシカハンターズの活動をもっと皆さんに知ってもらい、こういった課題を解決できるようさらに活動を頑張ります!」

「狩猟体験では、とても多くのことを学びました。シカの生活などは実際に現地に行かないと分からず、猟友会の方達がいなければ、その痕跡にすら気づくことも出来なかったと思いました。 また、山道は歩くのが大変で、猟友会の方は簡単に進まれていたのですごいと思った。試食会では、イノシシは部位によって食べ方が変わり、味もそれにあった分バリエーションが増えるのですごく楽しめると思った。」

「今日は濃い時間を過ごさせて貰ったなと、強く感じました。獲物を狙い、血の跡を追い、それを運ぶ。解体の様子など、多くの場面を近くで見られてとても良かった。意外だったのは、撃った獲物について、周りの方の反応が思っていたものと違い、あまり印象の良い感じではなかったので、そこは驚いた部分でした。猟友会の方達の技術や連携など、長年培われてきた動きや知識を教えていただき、とても感動しました。丁寧に教えて頂いた事で、もう一度体験してみたいという気持ちになりました。体験することができ、これからの製作や発表に、より力を入れていきたいと思いました。」

「私は今回の狩猟に同行し、沢山のことに気づくことができました。まずは猟友会の方のプロの仕事ぶりに感動しました。私たちが気付かない微かな動きや音にも気づき、足跡や樹木の被害の状況を見てどこから来たのか判断するなど、素人ではできない凄さがあった。また、猟友会の方は、森の被害を自分自身のことと思うくらい強く考えておられました。同行中、多くの木の皮が食べられている様子を見て“林業関係者の方に申し訳ない”とおっしゃっていた。売れるまで50年ほどかかる木は一生に一回ぐらいしか売れないのに、被害を増やしてしまって申し訳ないとのことだった。その部分に私は、人として本当にかっこいいと思った。これからの箱罠作りも、そう言った人の助けになると考え、より一層取り組もうと思った。」

「イノシシやシカが近くの山の身近な場所にいることがとても驚きました。私は、クロちゃんとギンくんという強力な助っ人と一緒に、狩猟に行きました。私の目の前で吠えだし、イノシシと戦っている姿がとても印象に残っています。銃を撃つ場面も見ることができ、貴重な経験をしました。猟犬は、笛を吹くと主人のところまで戻ってきて、歩くペースを2匹とも合わせていて、とても信頼し合っていると感じました。今回の経験を生かし、今後のイノシカハンターズに繋げていきます。」

【機械科】いのしか日記 Season4 Vol29 遠隔講義の準備開始!

 こんにちは!!イノシカハンターズです!!

 今日から企業選考がはじまり、イノシカハンターズのメンバーからは4人が選考に行きました。今日は3名での活動ですが「水俣市と慶應義塾大学との連携・協力」に基づく遠隔講義の準備を行いました。イノシカハンターズがこれまで行ってきた全ての取り組みをまとめ、パワーポイントを使って説明をします。聞いていただく方にしっかり伝えられるよう、分かりやすい資料作りに取組みます!

 来週は秋分の日ですが、駆除狩猟に同行する予定なので、報告を楽しみにお待ち下さい!

 

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

 

今日のひと口(班員の感想)

「分かりやすい資料を作ることをこころがけ、私達の活動をしっかりと報告できるよう頑張ります!来週は私達も選考があるので、緊張です・・・」

【鉄道模型】全国大会、3タイトル獲得!

機械科3年5組で全国高等学校鉄道模型コンテストへ挑戦しました。

東京の新宿住友ビル三角広場で開催され、私たちはオンライン参加をしました。

今回は地元を走る肥薩おれんじ鉄道三をモチーフに「走れ!おれんじ鉄道~地元の魅力を世界へ~」というテーマで製作を行いました。今回の作品はおれんじ鉄道の車両を大型施設とし、Nゲージの車両は遊具として探検して遊べるように、傍には休憩スペースを作り水俣の特産品について学べるような幅広い世代が楽しめる場所となるようにしました。

Youtubeでの動画作成やレポート作成、プレゼンなど模型製作以外にも多くのことに取り組まなければならなく大変でしたが、完成した後の達成感は格別でした。

全国大会では、約170校が参加し、ベストクリエイティブ賞(20校)、ベストライター賞(10校)、スタッフが選ぶナンバーワン賞(1校)に選ばれました。

製作を通して、肥薩おれんじ鉄道さんはじめ、多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。

【機械科】いのしか日記 Season4 Vol28 芦北高校さんと合同実習!

 こんにちは!!イノシカハンターズです!!

 今日は、芦北高校林業科の林家ハンターさんと合同実習を行いました。昨年度から協力して鳥獣被害対策に取り組み、今回が2度目の合同実習です。

 はじめに林家ハンターさんの研究について、発表をしていただきました。芦北高校林業科では実習用に33haの演習林を持っておられますが、5年ほど前からシカの食害(樹皮採食)に悩まされており、食害に遭った木がどんどん枯れています。これらの被害を食い止めるため、今回は「くくり罠」の設置実習を行いました。

 イノシカハンターズはくくり罠の設置は初めてだったので、林家ハンターのみなさんに丁寧に教えてもらいながら設置を行いました。シカの通る道を想像し、習性を利用しながら設置を行うので「シカとの知恵比べ」と言われた意味がとてもよく分かりました。

 今回は市販のくくり罠を設置しましたが、次回は私たちが製作したくくり罠を提供し、罠の製作方法についても教えられるよう今後の活動に取り組んでいきます。

 今回の活動は8月1日(月)の熊本日日新聞さんに掲載されているので、そちらも是非ご覧下さい。

 

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)

「今回は合同で鳥獣被害対策について学んだ。芦北高校林家ハンターさんの取り組みを知り、自分たちの作る罠はこう使われているのだと分かった。現地ならではの考え方や仕掛け方があり、生き物を捕まえるのは難しいと思った。」

「芦北高校の林家ハンターさんと合同実習を行い、山の深刻な状況や害獣被害などを実際に観察し、くくり罠の設置をしました。くくり罠の設置方法を林家ハンターの皆さんに教えてもらい、自分たちだけで設置できるようになりました。大人2人を騙すくらい上手く隠せたので、自信につながりました。最初に設置したときは紐が届かないという失敗をしたので、次回から紐の長さも考えて、設置します。」

           発表の様子                     くくり罠の設置

         くくり罠の設置                   赤丸の所にくくり罠があります

      シカに皮を食べられた木              林家ハンターさんと一緒に

【機械科】いのしか日記 Season4 Vol27 くくり罠製作ワークショップ!!

こんにちは!!イノシカハンターズです!!

 今日は、猟友会の方に教えていただきながら「くくり罠」を製作しました。今までは「箱罠」だけを製作していましたが、箱罠では、近年増えてきたシカの捕獲が上手くいかないので、くくり罠を製作することにしました。

 くくり罠は地面に埋めて使用します。獣が罠を踏み抜くとバネの力で罠が作動し、ワイヤーが獣の足を括(くく)ります。箱罠と違い、獣の動きを読んで仕掛けなければならないので、経験が必要です。今後は実際に設置に行き、どういった所に仕掛ければ良いのか学んでいきます。

“それでは皆さん手を合わせて下さい。いただきます!!”

今日のひと口(班員の感想)

「とても細かい作業が続き集中力が切れそうになりましたが、丁寧に教えて下さったので1つのくくり罠を作ることができました。この罠で250以上の鹿を捕らえているのがとても驚きました。道具が組み合わさることで、丈夫で機能性のある物が生まれたのがとても感動的でした。今回教わった作り方の工程を芦北高校のみなさんに教えて、水俣・芦北の鳥獣被害ゼロを目指して頑張ろうと思います。そのためには作り方の工程のおさらいをして、猟友会の方々が言われていた細かいところの技術を確認します。」

           部品を分けています                 ワイヤーの加工

      ワイヤー切断               上:かしめる前    下:かしめ後