学校生活

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タンザニア研修生との交流事業

 

 JICA(国際交流機構)の研修で日本に滞在しているタンザニアからの研修生18名と本校1年生25名による交流会が開催されました。最初は緊張した表情を見せていた生徒たちでしたが、気さくな研修生の方々の声かけもあり、次第に活発な意見交換ができるようになりました。タンザニアの社会問題や環境問題について理解し、文化の違いを肌で感じることができた一日でした。


スロベニア研修について

 平成29年10月6日(金)から11日(水)にかけて、スロベニアおよびフィンランドで海外研修を行いました。

 スロベニアのイドリアという町は、世界第2位を誇る水銀鉱山があり、世界遺産にも登録されています。現在は閉山されていますが、ピークの1960年代までには水銀による健康被害も報告されていました。水俣市とは以前から友好関係にあり、平成25年度にはそれぞれの高校生による現地交流が行われました。

 今回はSGH事業の課題研究に反映するために現地へ再び赴き、水銀被害が起こるまでのプロセスや復興の過程について学ぶべく研修を行いました。

1 研修目的

(1)水銀被害地区であるスロベニア・イドリア市を視察することで、環境と経済や社会のバランス、地域活性化のための政策を学び、探究活動へ反映させる。

(2)本校でのSGH事業等を通して学んできたことについて海外の同世代の高校生との交流や意見交換をすることで、多様な考え方を知り、今後の継続的な交流のきっかけとする。

(3)英語をツールとしたコミュニケーション能力の向上を図る。

2 概要 

  水銀鉱山および関係施設・イドリア市博物館・イドリア市役所における環境学習

  ホームステイ・現地高校との意見交換

  観光客船「タリンクシリヤ」での学習

3 参加者

  1年生4名、2年生7名、引率職員2名、水俣環境アカデミア所長 合計14名

4 行程  

(1)10月6日(金)

 4:15 水俣高校集合完了 点呼・健康観察

 4:20 出発式

 4:25 水俣高校発<専用車>

 6:50 福岡空港着

10:20 福岡空港発<AY076便>

14:25 ヘルシンキ・ヴァンター空港着

16:40 ヘルシンキ・ヴァンター空港発<AY723便>

18:20 スロベニア・リュブリャナ空港着

18:45 スロベニア・リュブリャナ空港発<専用車>

20:10 イドリア市内 ホテル着・就寝 

        リュブリャナ空港にて


(2)10月7日(土)

 9:30 ホテル発<徒歩>

10:00 研修① 水銀についての学習

      水銀鉱山(Anthony's shaft)にて坑道を歩き、当時の状況や健康被害について学ぶ

13:00 研修②会場へ移動

13:30 研修② イドリアの歴史についての学習

      イドリア城・博物館にてスロベニアおよびイドリアの歴史について学ぶ

15:00 ホテルへ移動<徒歩>

16:00 ホストファミリーと合流 

      生徒は各ホストファミリーと食事、各家庭で就寝
                       

  
          イドリア城                     水銀鉱山
 
         水銀鉱山施設内                坑道入口
 
      坑道内             坑道内教会          水銀鉱山前にて
  
        イドリア市内                博物館内 水銀鉱石を前に
 
        博物館内                   ホストファミリーと対面
 

(3)10月8日(日)

 8:50 イドリア発<専用車>

10:00 リュブリャナ着

      研修③ 欧州グリーン首都賞受賞都市視察

      首都全体としての環境への取組等について学ぶ

13:00 ブレッドへ移動<専用車>

14:00 ブレッド着 

      研修④ 環境・景観学習

      景観維持および環境ビジネスについて学ぶ

16:00 ブレッド発<専用車>

18:00 イドリア着

      生徒は各ホストファミリーと食事、各家庭で就寝

                     リュブリャナ市内

 

  
                           ブレッド湖
 

(4)10月9日(月)

 7:50 Jurij Vega Grammar Schoolにて合流

 8:00 研修⑤ イドリア市役所表敬訪問

      市長によるイドリア市の政策について学ぶ

 9:00 研修⑥ Jurij Vega Grammar Schoolとの交流

       英語の授業に参加/プレゼンテーション

       スロベニア語授業の受講/日本語授業の実施

       Lacemaking school訪問

16:00 イドリア発<専用車>

17:10 スロベニア・リュブリャナ空港着

19:25 スロベニア・リュブリャナ空港発<AY724便>

23:00 ヘルシンキ・ヴァンター空港着

24:00 ヘルシンキ市内 ホテル着・就寝

                      市長表敬訪問
 
                              English Lesson                                                                    Presentation      
 
                 Slovene Lesson                                                                 Japanese Lesson
 
                学校玄関にて


(5)10月10日(火)

 7:00 朝食

 8:30 ホテル発<専用車>

 9:00 研修⑦ 欧州グリーン首都賞候補地視察

      首都全体としての環境への取組等について学ぶ

11:10 研修⑧ 環境客船についての学習

      タリンクシリヤにてプレゼンテーション・船内視察

13:00 タリンクシリヤ発<専用車>

13:30 ヘルシンキ・ヴァンター空港着

18:45 ヘルシンキ・ヴァンター空港発<AY075便>

              ヘルシンキ市内

  
                   タリンクシリヤにて
 

(6)10月11日(水)

10:15 福岡空港着

11:00 福岡空港発<専用車>

14:00 水俣高校着

書道部活動報告

 平成29年10月15日(日)に開催された「もやい直しセンター開館20周年記念事業金澤翔子 席上揮毫・金澤泰子 講演会」において、水俣高校書道部が書道家の金澤翔子さんと多くの観客の皆様が見守る中コラボレーションしました。金澤翔子さんが「共に生きる」と揮毫された後に、本校書道部生徒がオリジナルの文章を揮毫しました。完成した作品はもやい館に展示される予定ですので、ぜひご覧ください。


  

第15回エコ電レースinくまもと 九州シリーズ戦

工作部は108日に、熊本市の田崎三陽自動車学校にて行われた第15回エコ電レースinくまもと 九州シリーズ戦・第一戦に2部門参加してきました。

 50ccバイクに搭載されている手のひらサイズのバッテリーや単三型電池と呼ばれる充電式ニッケル水素電池に蓄えられたエネルギーを最大限に活用し、定められた時間内に移動する距離を競うものです。 

自動車用ワイパーモータ車部門では、水俣高校のアイドル亀「茂吉」をモデルに作った車両に、公認ゆるキャラ「水公さん」のかぶとをつけて運転しました。本番では調整がうまくいかなかったのですが、お客さんからは大変注目を浴び、3位入賞を果たしました。一般モータ部門の「萌黄3号」は、14位という結果でした。調整の大切さをかみしめる大会となりました。出場した生徒はすべて3年です。ぜひ入部して、車をつくる・動かす楽しさを感じてみませんか??

水俣高校書道部からのお知らせ

平成29年10月15日(日)に開催される「もやい直しセンター開館20周年記念事業 金澤翔子 席上揮毫・金澤泰子 講演会」において、水俣高校書道部が書道家の金澤翔子さんとコラボレーションし、一つの作品を完成させる予定です。貴重な機会をいただき緊張していますが、本番に向けて一所懸命練習中です。当日は入場無料となっておりますので、ご観覧いただければ幸いです。応援よろしくお願いします。

日時:平成29年10月15日(日)開演:午後2時(開場1時30分~)
場所:もやい館(3階ホール)

「水銀に関する水俣条約」第1回締約国会議(COP1)から帰国

平成29年9月24日(日)から29日(金)にかけて行われたスイスのジュネーブで「水銀に関する水俣条約」についての第1回締約国会議(COP1)に出席した本校2年の澤井聖奈さんと森田まゆみ教諭が帰国しました。

 

COP1スケジュール

9月26日(火)

 9:30 入場登録(登録証発行)

      会議場等視察(会議場および展示ブース視察・参加者へのあいさつ)

10:00 COPプレナリ(全体会合)傍聴

13:30 ジュネーブ市内視察

      旧市街地(レマン湖・サンピエール大聖堂・ジュネーブ旧庁舎)

18:00 スイスブレイク(レセプション)

      議長・事務局長・事務局次長・各国担当者へのあいさつ

     
         レマン湖                    旧市街石畳
 

      締約国一覧プレート               展示ブース
 

9月27日(水)

 9:00 ジュネーブ市廃棄物関連施設見学(Les Cheneviers:廃棄物発電)

      施設長Mr. Gorettaからの説明

13:00 水銀ウィーク関連行事(金のサプライチェーン)への参加

      水俣ブースでの対応


       廃棄物関連施設見学         廃棄物で製作したオブジェ
 

9月28日(木)

 9:00 「水俣に思いを捧げる時間(A Moment to Minamata)」打ち合わせ

13:00 「水俣に思いを捧げる時間(A Moment to Minamata)」におけるスピーチ

14:00 水俣ブースでの対応

      スイス大統領Mr. Doris Leuthardへ墨書の贈呈

17:00 GEF石井CEO表敬訪問

18:15 国連欧州本部での講演会(水俣に向けた国連の協働)

      スピーチ                     スイス大統領と

 

                              パレ・デ・ナシオン広場          
 

9月29日(金)

10:50 中川環境大臣表敬訪問



COP1の模様は以下のページにも掲載されています。

http://enb.iisd.org/mercury/cop1/28sep.html

http://enb.iisd.org/mercury/cop1/thematic-sessions/

進路講演会

 

 9月29日(金)の6限目に本校体育館において、講師にインフォテリア株式会社代表取締役社長の平野洋一郎様をお招きして、「人生はデコポンばい」~グローバルな「価値」とはいったい何か~という演題で進路講演会を行いました。

 グローバル社会を生きる3つのポイントとして①自律・分散・協調の時代へ②違いが価値の時代へ③パーソナルブランディングの時代へをあげられ、3つのポイントについて詳しく説明をしていただきました。また、この3つのポイントを自分の価値にするために枠や、考えや場所から「外に出よう」と言われ、生徒たちのこころを掴む内容でした。最後にデコポンのススメとして、他と違うところをしっかり伸ばそうとまとめられました。熊本出身ということで、熊本弁で親近感のある話し方で生徒たちは一生懸命メモをとったり質問したりと、とても有意義な講演になりました。ご出席いただきました保護者の皆様、ありがとうございました。


 

調理実習

3年商業科の家庭総合で「私の食べたいお弁当」と題して調理実習を実施しました。夏休みのホームプロジェクトで栄養バランスと見た目も味も重視したお弁当を考えて、自分たちで食材から準備して9月28日(木)に実際に作りました。

実習当日はバラエティ豊かなお弁当がたくさん出来上がりました。将来、親になった時には子どもたちにもこんなお弁当を作って欲しいです。

                     家庭科教科担当より


「水銀に関する水俣条約」第1回締約国会議(COP1)出席

 平成29年8月16日に「水銀に関する水俣条約」が発効され、第1回締約国会議(COP1)が9月24日から29日にスイスのジュネーブで開催されています。この機会に水俣及び日本から世界に向けてメッセージを発信するために、水俣条約親善大使「MOYAIアンバサダー」に任命された本校2年生の澤井聖奈さんと森田まゆみ教諭がCOP1に出席しました。

2人は25日(月)の朝に水俣を出発して、26日(火)から28日(木)に関連行事に参加し、28日には澤井さんがスピーチを行いました。


新水俣駅から出発!


現地での取材                    COP1会場にて
  

水俣高校生からのメッセージ
  


 

薬物乱用防止講演会

 

9月28日(水)のLHRの時間に本校の体育館において、講師に長崎税関八代税関支署水俣出張所所長の廣瀬馨様をお招きして「不正薬物の水際取締まり」という演題で、薬物乱用防止講演会を行いました。

 不正薬物の種類やなぜ、薬物がダメなのか、身体への影響などについて詳しく講演をしていただきました。

 講演後、保健委員長が、薬物乱用という言葉はテレビのニュースや新聞等で私たち高校生もよく目にすることがあるが、自分たちには関係がないという思いも少しがあった。しかし、講演を聞いて、薬物乱用の怖さを身近に感じ薬物乱用をしてはならないということを再確認することができた。この講演をきっかけに自分には何ができるかを考えて今後の生活を送っていきたい、と謝辞を述べました。