学校生活

カテゴリ:電気建築システム科

【建築コース】1年生製図

 建築コース1年生は、製図の授業が始まりました。製図道具の名称を覚え、ペンの持ち方、紙の貼り方、定規の使い方を学んだ後は、線の引き方の練習を行いました。始めは、線の太さにばらつきがあったり、濃淡が出てしまったり、また時間がかかりすぎるなどありましたが、意識高くそして何度もチャレンジすることで確実に上達していきます。休み時間には、友人の課題の進み具合を見て、お互いの出来について話したり、コツを教え合ったりするなどとてもいい雰囲気です。

 練習を終えると、早速課題に挑戦です。全員が最後まで課題にしっかりと向き合い、取り組む姿が素晴らしかったです。「千里の道も一歩から」というように、建築コースなら「建築家の道も一本の線から」ですね。

【電気建築システム科】熱中症にご用心!日除けを設置しました。

 体育大会まで2週間を切りました。学校も少しずつ体育大会モードになってきております。練習にも熱が入ってくる時期ですが、気持ちも気温も熱くなってくると注意しないといけないのが熱中症です。ということで、今年も電気建築システム科の2年生全員と職員で、全校生徒の為に日除けを設置しました。これまでの実習で培ってきた技術とチームワークで効率良く、かつ安全に作業を進めていきます。さすが2年生!今週は雨がつづく予報ですが、爽やかに汗をかいた一時でした。

「今日も一日ご安全に!」

【建築コース】2年実習で足場の組立をしました。

 本日はあいにくの雨模様・・・、でも建築コースは今日も元気に活動しています。

 今回の2年生の実習は電気コースと合同で「足場の組立実習」を行いました。実は、毎年体育大会で制作される看板(2.7m×3.6mの団画)を飾るための足場や団席の日除けは、建築コースが中心になって、工業科の生徒が協力し合って設置しているんです。今回の実習は、建設現場で使用される足場について学ぶだけでなく、看板設置用の足場組立の予行も兼ねています。2年生のチームワークは抜群で、先生から教わったことを確実に実践しながら、全員で声を掛け合って安全に組立、分解ができました。体育大会では、力作の看板だけでなく、設置用の足場にもご注目ください。

「今日も一日ご安全に。」

【建築コース】新入生、初めての実習

 先日、建築コース1年生が初めての実習にチャレンジしました。新しい作業着と安全靴、そして少し緊張した表情。安全教育を受けて、さらに緊張感が高まります。今回の内容は測量です。敷地の形状や広さなどを計れるようになるため、用語や作業手順を学び、実際に測量をやっていきます。

 多くの実習がそうですが、測量はクラスメイトとの協力が必要です。まだ入学したてでみんなと話すのも恥ずかしい様子があった生徒も、同じ測量の課題に向かって協力しながら作業を進めると緊張がとれ、自然と笑顔に。みんなで目標に向かって動くと仲良くなれますよね。

 チームワークを発揮した新入生は、課題を難なくこなし、作業の正確さに担当教師もびっくり。実習後のレポートには、「楽しかった」や「チームワークの大切さがわかった」など感想が書いてありました。

 立派な技術者を目指し、スタートした生徒たち、今後の成長が楽しみです。

 

【建築コース】【WCP】伐採実習~Wood connect project~

 先日、建築コース2年生が、山林業者さんのご指導ご支援のもと、実際に山に入り、チェーンソーでの伐採実習を行ってきました。山は急斜面でかつ装備も重たく大変な作業でしたが、今まで様々な体験を積み、部活動でも鍛えた体力のある2年生は安全に作業ができました。さらに伐採方法のDVDを視聴し事前学習していたこともスムーズに実習できたことにつながりました。

 山は木を定期的に伐採し、手入れをしないと荒れてしまいます。また人が入っていくことでイノシシや鹿の生息地域を制限し、害獣として捕獲し殺処分するなど、無益な殺生を減らすことになります。(機械科のイノシカハンターズの取組みとの関連)

 「森林伐採」と聞くと、悪いイメージを持つ方もいるかもしれません。森林伐採とは、木を切ってそのままにし、砂漠化していくことです。水俣の山主さんや林業者さんは、老木を伐採後、植林をすることで、何十年サイクルで常に元気な山にし、地球温暖化対策や山の持つ防災機能の維持に努めています。そのためには、木を有効に活用すること、そして我々建築コースはそれを皆さんに知ってもらい、さらに木材を活用できるよう技能の向上を図ることが必要です。

 このようにWood connect projectは多くの関係者さんとともに、地域の自然や技能を伝承する取組みを持続可能なものにしています。

 

【建築コース】【WCP】Wood connect project~出前授業~

 先日、建築コース1・2年生が、久木野小学校の1年生から6年生までの15人の皆さんに木製ベンチの製作のため、出前授業をさせてもらいました。生徒たちは、事前に材料の加工や組み立て方の手順の確認、アドバイスや声かけの練習をして臨みました。感染症対策もあり、運動場での作業で寒かったのですが、児童の皆さんは、積極的に取り組んでくれました。高校生もこれまで学んだ技術を活かせた上に、小学生の皆さんに喜んでもらって良かったです。

 後日、久木野小学校の児童の皆さんから、お礼のメッセージをいただきました。とても嬉しかったです。またこれからも交流をよろしくお願いします。本当にありがとうございました。

【建築コース】【WCP】Wood connect project~出前授業準備~

 本日建築コース2年生は、小学生出前教室に向け、見本となる木製ベンチの組み立てを行いました。今回の組み立て作業での目標は、2つ。

1.当日小学生に、写真や映像を見せながら作業できるよう、撮影しながら組み立てる。

2.組み立てのポイントや注意点をみんなで確認し、当日小学生への声かけの仕方やアドバイスの方法を考える。

 

 目標達成のため、みんなで協力しながら楽しんで組み立てることができました。組み立て完成後は、担当教師とベンチを囲んで反省会。これらの体験を通して、また立派な技術者に一歩近づくことができました。出前授業を行う小学生の皆さん、お楽しみに!

 

【建築コース】【WCP】小学校への出前授業

 今週予定していた、湯出小学校での木工出前授業は、まん延防止期間のため残念ながら中止になってしまいました。そこで建築コースの2年生は、小学生でも組み立てできるように、さらに加工を行い、組み立てやすく工夫することで対応しました。

 そして、今日は湯出小学校の先生に来ていただき、本校職員から組み立て順序や注意点をレクチャーさせていただきました。小学校へ出向いて、出前授業や小学生の皆さんとの交流を楽しみにしていましたが、作りやすく工夫したので、木工を楽しんでもらえれば嬉しいです。

 コロナ禍でも、「今、自分たちができることをやる。」この経験は、臨機応援に対応でき、問題解決ができる技術者に一歩近づくことができたのではないでしょうか。

 

※なお、今後も他校への出前授業を計画しています。その際はまたホームページで紹介させていただきます!

【電気建築システム科】1年生専門の授業

 電気建築システム科は、国語や数学など普通教科は一緒に授業を受けますが、専門の教科はそれぞれの分野に分かれます。今日の午後は、専門の授業でした。

 電気コースは、「電気基礎」です。今日の内容は、電磁エネルギーやコイルにたくわえられるエネルギーについてです。大型テレビ装置を活用した丁寧な説明は、わかりやすいようで生徒たちは質問に答えながら、新たな知識をどんどん増やしています。

 平行して同じ時間に建築コースでは、「建築製図」をしています。今は、床伏図といって、床下の図面を描いています。黒板に描かれた見本や、模型を参考にしながら描き進めています。CAD(キャド)といって、コンピュータで作図もしますが今日の授業では手描きを学びます。なお、建築士の実技試験は手描きです。

 このように1つのクラスが専門教科ではそれぞれ専攻する教科に分かれて授業を受けることができるので、より充実した授業環境が整っています。また、それぞれの専門分野を深めることでクラスメイト同士が刺激を受けることができます。

 立派な技術者を目指して、電気建築システム科で学びを続けていきます。

 

【建築コース】2年生木工実習

 2年生は今クラスメイトと協力し、みんなで一台の木製椅子(2人用)を製作しています。また、併せて年度末に計画している地元小学校への木工体験のための製材、加工も兼ねており、木製椅子10台分を加工します。

今回は、まず製材した材料の木表、木裏を見て加工面を決めます。次にほぞ、ほぞ穴加工用の印を付けます。その後は、みんなで協力し、それぞれ機械を使って加工を行っていきます。実習は、安全第一。服装・作業手順の確認、機械の特性理解、周囲への声かけなどできることすべてを使って安全を確保します。休み時間はしっかりと休み、メリハリをつけた実習で怪我なく安全で、さらに加工精度も高いものができています。

コロナ禍もあり、地元小学校への木工体験が実施できるか分かりませんが、材料の準備やそれぞれの加工技術の向上など、今できることをしっかりとやっていきます。

 

【電気建築システム科】【WCP】課題研究発表会が開催されました。

1月14日(金)電気建築システム科の課題研究発表会が行われ、3年生が、1年以上かけて取り組んだ研究の成果を、1、2年生や先生方の前で発表しました。電気コースは「フィジカルコンピューティングによるプログラミング教育の実践」、「マイコンカーの製作」についての発表を、建築コースは「Wood Connect Project」の取組をそれぞれ発表しました。電気コースのプログラミング班の発表では、水俣環境アカデミアとの連携で行われた小中学生対象のプログラミングワークショップの様子や、プログラミング用の教材開発に向けて取組の成果が発表され、マイコンカー班からは、全国大会出場権獲得に向けてのマシン開発の様子が紹介されました。建築コースのWood Connect Project班からは、水俣市や建具組合、林業者等との協働で実現した、水俣市新庁舎のキッズコーナーに置かれる木製家具や建具の技術を取り入れたパーティションの製作に向けての取組が紹介されました。講評では、「地域と共にある電気建築システム科として、良い発表会になった。1、2年生も3年生を超える取組を頑張って欲しい」とのコメントがあり、3年生から後輩への良いバトンタッチの機会となった。

 今年度は残念ながら、新型コロナウイルス感染症の関係で、外部の方々への案内はできませんでしたが、この場をお借りして関係機関の方々に改めて御礼申し上げます。

 発表会の様子建築コース製作のキッズコーナー

【建築コース】2年生木工実習

 2年生は、10月に木製椅子(1人用)をそれぞれで製作し、完成させました。今回は、クラスメイトと協力し、みんなで一台の木製椅子(2人用)を製作します。建築は多くの方々と協力して、ものづくりを行います。そういった意味でも、コミュニケーションをとりつつ、チームワークを大切にしないと、いいものはできあがりません。そして、協力してものを作り上げることは、お互いの技能向上や、一人で製作するとは違う達成感が生まれます。

 さらに今回は、年度末に計画している地元小学校へのものづくり教室の材料の製材、加工も兼ねています。製材するにしても、寸法、直角の精度、木の向き、節の状況などを考えることは多くあり、それらを学びながら行います。機械を使っての作業ですので、一番は安全第一です。これもみんなで声を掛け合いながら行うことで事故を防ぐことができました。

 

*建築コースでは、建築の技術、技能を身に付けながら、コミュニケーションやチームワークも学び、立派な技術者を目指しています。

 

【WCP】建築コースの卒業制作を図書室に寄贈

12月23日に建築コース3年生が、卒業制作で作成した大判図書用書架を図書室に寄贈しました。母校となる水俣高校に感謝の気持ちを込めて作成した書架は、3年間で培ってきた、ものづくりの精神と木材加工の技が光る仕上がりでした。図書館にお立ち寄りの際は、是非ともご覧下さい。

【建築コース】【WCP】Wood connect project~キッズコーナー利用状況調査~

 Wood connect projectで納めたキッズコーナーと建具パーティションの利用状況の調査に行ってきました。調査に行った午後の時間には利用者はいませんでしたが、午前中は子どもたちが保護者の方と利用していたとのことでした。おもちゃが机の上に置いてあり、きっと楽しく遊んでもらえたのではと思います。生徒たちは利用状況や、壊れや破損がないかチェックしましたが、何も問題ありません。作って納めるだけでなく、その後の利用状況やメンテナンスも大切な学びです。

 皆さんも市役所に訪れた際は、2階キッズコーナーを是非ご覧ください。

 

【建築コース】【WCP】Wood connect project~キッズコーナー&建具パーティション~

 12/10(金)Wood connect projectで取り組んできたキッズコーナーと建具パーティションを新庁舎に無事納めることができました。そして翌日12/11(土)に水俣市役所新庁舎落成式に参列してきました。落成式では、高岡市長より感謝状をいただきました。その後の内覧会では参列者の皆様に取り組みを紹介させてもらいました。

 このキッズコーナーと建具パーティションは、水俣環境アカデミア、建築士会、地元林業者、水俣市建具組合、水俣市ロータリークラブ、熊本県職業能力開発協会など多くの皆様のご支援のおかげで製作することができました。製作を通して、水俣の山林や幼児の活動について学び、さらにものづくりマイスターから木工技能を習得し、SDGsの目標達成に向け、研究や学習を進めながら取り組んできました。関係者の皆様、本当にありがとうございます。市民の皆様、是非ご活用ください。

 この学びや経験から、水俣の魅力や課題、私たちにできることを今後も持続可能な取り組みとして後輩たちに引き継いでいこうと思います。これからもWood connect projectをよろしくお願します。

 

【建築コース2・3年生】【WCP】緑東中学校へ出前授業

 津奈木中学校への出前授業、水俣第二中学校でのキャリアガイダンスに引き続き、昨日は建築コースの2・3年生が緑東中学校で出前授業を行なってきました。中学2年生の技術の授業では、木製本棚の製作を行なっています。前回の授業までに、材料にけがきとよばれる切断の印付けまで終えていた中学生に、本コースの生徒たちが間違いないかチェックするところから始めました。チェックを終えるとのこびきになるのですが、出前授業に慣れてきた高校生は、持ってきた木材に印をつけ、まず手本を見せながら中学生に姿勢やコツを教えます。その後、中学生がアドバイスを受けながらのこびき練習を行なって本棚の材料を切断しました。練習した成果もあり、失敗もほとんどありません。

 その後、釘打ちやかんなかけまで作業が進みほぼ八割程度完成したところで授業を終えました。中学生の皆さんの真剣さと本コースの生徒たちの一生懸命なアドバイスによりいいものができあがっています。完成まであと少し、緑東中の皆さん最後まで頑張ってください。そして、また一緒にものづくりをしましょう。

 緑東中2年生の皆さん、先生方ありがとうございました。

【建築コース】【WCP】建具パーティション完成~Wood connect project~

 水俣市新庁舎に寄贈する建具パーティションが、ものづくりマイスターの皆様のご指導のおかげで完成させることができました。談話コーナーなどでプライバシーを確保しながら、キャスターがついているので自由に動かすことができるものです。ここまでは、普通のパーティションの機能ですが、このパーティションは、生徒たちが伐採した木材を林業業者様から提供を受け、かつ建具技能を市民の皆様に知ってもらうために、建具を製作する技法を用い、かつ組子と呼ばれる格子状のデザインをあしらいました。さらに組子を入れることで、見た目のデザインはもちろん、換気もでき新型コロナウイルス感染症対策にもなるものです。市民の皆様に活用してもらうことで、水俣の山林や建具の技法、本校建築コースの取組みを知ってもらえればと思います。

 製作後は、マイスターの方々や山林業者様より、生徒たちへ向けてねぎらいと激励など温かい言葉をいただき、生徒たちは感激している様子でした。

 山林の保全と建築技法の伝承、市民への広報活動、生徒たちのWood connect projectはこれからも続きます。

 

【電気建築システム科】【WCP】

11月11日(木)、電気建築システム科の3年生と建築コース2年生で、水俣第二中学校に行ってきました。今回は中学2年生を対象に、電気建築システム科の電気コースと建築コースの授業内容や、卒業後の進路について紹介したり、実際に生徒の作品や実演を見てもらったりと、キャリアガイダンスに近い内容でした。

建築コースは、鉋がけ体験や木工作品の展示、ドローンの実演などの内容で、電気コースではマイクロビット(プログラミング教材)やドローンを活用したプログラミングを体験や、高校生が製作したパソコンゲームの体験など、盛りだくさんの内容でした。中学生がとても真剣に話を聞いてくれていたので、説明をする生徒もとても緊張していましたが、自分たちの取組を後輩に説明するという貴重な体験をすることができました。最後には中学生から「今日聞いた話を進路選択に役立てたい」とコメントをいただき、水俣高校の生徒も「将来、水俣高校に来てくれたら嬉しい」と話していました。また、ドローンを使った記念写真撮影も良い思い出になりました。またお邪魔します。

【電気建築システム科】【WCP】津奈木中学校よりお礼のメッセージをいただきました。

 出前授業を行なった津奈木中学校2年生の皆さんから、お礼のメッセージをいただきました。「きれいに仕上がり嬉しかった。」や「やさしく教えてもらい楽しかった。」など中学生からの心のこもったメッセージ、本当にありがとうございます。メッセージは、教室後方に、掲示しています。

 今まで身に付けた技術やコミュニケーション能力を活かすことができ、また中学生の皆さんと交流できた上に、感謝されるというとても幸せな経験を得ることができました。

 これからも、地域に根ざした電気建築システム科で、さらなる技術の向上を図っていきます。中学校の生徒の皆さん、先生方ありがとうございました。

 

【建築コース】【WCP】Wood connect project

 市役所新庁舎に納めるキッズコーナーの木製製品を完成させた、建築コース3年生は水俣市建具組合のものづくりマイスターの皆さんのご指導の下、新たな製作物の企画、計画、設計、施工を行なっています。

 それは、建具パーティションです。木製パーティションは建具製作の技術を使い、釘を使わないものとなっています。また伝統的技法である組子を取り入れることで、外見の美しさ、建具技能を利用者に知ってもらうこと、また換気ができるため、新型コロナウイルス感染症対策にもなっています。材料となる木材は、今回も伐採体験をしてくださった林業者より頂いたものを使っています。完成後は、新庁舎で利用していただき、より市民の皆さまにwood connect projectについて知ってもらい、地元の山や自然や建築の技法などを守っていければと考えています。

 新たなものを開発することはとても大変なことですが、その分、学びや得るものは大きいです。いつもご指導、ご支援いただき関係者の皆様に感謝です。
*建築コースでは、wood connect projectを通して、地域貢献することで、水俣の山林と建築技能の伝承を行なっています。