学校生活
【探究活動】「しらぬひ風景海道」キックオフミーティングに参加しました!
12月11日木曜日に、八代市にあるお祭りでんでん館にて、「しらぬひ風景海道」のキックオフミーティングに参加してきました。2年生の「総合的な探究の時間」で水俣高校生9名が、熊本大学やその学生のみなさん、建設技術研究所等と連携して水俣の「道」について考えてきました。「徒歩」「自転車」「モビリティ」の3つのグループに分かれてそれぞれの視点から水俣を楽しめる経路を紹介してきました。
その後、参加されていた様々な企業の方々と情報交換を行い、新たな視点から風景や道を楽しめる案を出し合って情報共有を行いました。最初は緊張していた生徒たちでしたが、徐々に会場の雰囲気にも慣れ、積極的な情報交換ができていたと思います。
今週末はKSHでの発表も控えておりますので、また頑張りたいと思います。
【建築科】先輩が語る「理想の住まい」と進路の実現(STYLUS) ~木造一戸建て新築工事現場~
12月9日(火)建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会レポート、最終回となる第3弾です。最後に訪れたのは、木造一戸建て新築現場。スタイリッシュなデザインと高性能な住宅づくりで知られる「STYLUS(スタイラス) 様」。ここで説明を担当してくれたのは、なんと今年3月に建築コースを卒業したばかりのOBでした。
「2年前、僕もここで働きたいと決めた」 スライドを使って会社や工事の説明をする先輩の姿は、生徒たちにとって一番の刺激になりました。「建築を学び、この見学会を通して進路を決めるきっかけとなった」。そう語る先輩や社員の方は、デザインへのこだわりだけでなく、国の基準を大幅に上回る「超・省エネ性能」や、住む人の人生そのものを設計する「ライフスタイル提案」など、プロとしての視点を熱く語ってくれました。
教科書を飛び出し、本物に触れる現場では、住宅の「断熱材吹き付け」を実際に体験させていただきました。学校の授業で学ぶ「木材の含水率」や「断熱性能」といった理論が、実際の快適な家づくりにどう直結しているのか。生徒たちは体験を通して、その重要性を身をもって理解することができました。
<中学生の皆さんへ> 「あんな風にかっこよく働きたい」。そう思える先輩が身近にいるのが、水俣高校建築科の魅力です。デザイン、設計、施工。あなたの「好き」や「感性」を活かして、誰かの人生を豊かにする家づくりを一緒に学びましょう。
【電気コース】水俣第一中学校出前授業
この度、水俣第一中学校の3年生を対象とした出前授業を実施しました。本出前授業は技術・家庭科「エネルギー変換の技術」分野について、3年1組と3年2組の2回に分けて実施し、「電池残量チェッカーの製作」に取り組みます。
(株)アーテック様の教材を活用し、中学生は基板に抵抗、コンデンサ、LEDをはんだ付けして組み立てる作業に挑戦しました。
初めてはんだごてを使う生徒も多く、作業には細心の注意が必要です。そこで、高校生が各テーブルに付き、安全な作業方法や、はんだ付けの技術を丁寧に指導しました。
中学生たちは、分からない点を積極的に高校生に質問しながら熱心に作業を進め、時間内に見事に全員が完成させることができました。完成後、実際に電池の残量をチェックしたところ、LEDが無事に点灯し、自分たちが製作した基板が正常に動作したことに、生徒たちからは大きな感動と喜びの声が上がりました。
高校生にとっても、教えることの難しさや楽しさを感じる、貴重な体験となりました。
【建築科】【WCP】【生徒会】プロの技術を、学校の「顔」となる場所へ
本日12月12日の昼休み、建築2年生による「木製畳ベンチ」の贈呈式が生徒会室前にて執り行われました。
先日開催された世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」でも高い評価を得た、あのベンチです。今回は「学校の中心で頑張る生徒会のみなさんや全校生徒にも使ってほしい」という想いから、生徒会へ寄贈しました。このベンチが設置されたのは、全校生徒が行き交う「生徒昇降口・生徒会室前」です。登下校時の生徒たちの待ち合わせ場所として、また、生徒会役員が学校行事について熱く語り合うミーティングスペースとして、このベンチはこれから、水俣高校の活気ある日常を支える大切なスポットになります。
素材への敬意と、使い手への想い
ベンチに使用されているのは、地元企業様から提供された貴重な木材と、八代産の最高級イグサです。贈呈式で建築の代表生徒は、「貴重な材料をご提供いただいた地域の方々の想いを大切に受け止め、一つひとつの工程を丁寧に仕上げました。生徒のみなさんに長く愛用してもらえると嬉しいです」 と、製作者としての誇りと責任感を言葉にしました。受け取った生徒会長からは、 「素敵な椅子をありがとうございます。座り心地がとても良く、木の温かみを感じます。大切に使わせていただきます」 と、感謝の言葉が贈られました。
未来をデザインする力が、ここにある
水俣高校建築科での学びは、教室の中だけでは完結しません。今回のように、図面上の知識を実際の「モノ」として形にし、それが置かれることで「人が集まる空間」が生まれます。ミリ単位の精度を追求する「大工技能士」レベルの技術、そして素材の良さを最大限に引き出す感性。これらは、将来建築やデザインの世界で活躍するための強力な武器になります。「ただ作る」のではなく、「誰かのために、最高の空間を演出する」。 そんなクリエイティブで実践的な学びが、水俣高校建築科にはあります。自分の手で描いた図面を、世界に一つだけの形にしてみませんか? 確かな技術と情熱を持った先輩たちが、中学生のみなさんの入学を待っています。
【建築科】【DXP】暮らしを守り、地域と共に歩むプロフェッショナルの仕事(株式会社松下組)
12月9日(火)に行われた、建築1・2年生による水俣・芦北地域雇用創造協議会様主催の現場見学会。2か所目に訪れたのは、私たちの生活を水害から守るための重要な砦、「佐敷川の堤防工事現場」株式会社松下組 様です。ここでは、高度な土木技術と、地域住民への細やかな配慮が融合した「プロの仕事」を学びました。
地域の安全を支える多様な技術
令和9年の完成を目指し、地盤改良、矢板工、護岸工など、専門的な土木技術が駆使されています。ドローン測量で計測した3次元設計データをもとに、川の流れや地盤の性質を見極め、強固な堤防を築く技術力の高さに、生徒たちも松下組マスコットキャラクターの「まつしたさん」と真剣な眼差しを向けていました。
「技術」と同じくらい大切な「心づかい」
この現場で特に生徒たちの心に残ったのは、地域への配慮です。
ダンプトラックの徹底した徐行運転
商店街を避けたルート選定
騒音・振動を抑える工夫
「工事をする際に、できるだけ地域の方々に迷惑をかけない」。そんな現場の方々の姿勢から、技術者としてだけでなく、人として大切な責任感を学びました。
<中学生の皆さんへ> 建設の仕事は、派手なことばかりではありません。しかし、地域の安全を陰で支え、人々の当たり前の日常を守る、誇り高い仕事です。 地域社会に貢献できる技術者への第一歩を、水俣高校で踏み出してみませんか?