校長室より
令和7年度2学期始業式校長式辞(9月1日 月曜)
令和7年度2学期始業式校長式辞(9月1日 月曜)
皆さん、おはようございます。
オンライン越しだけど、私からの言葉にしっかり反応してくださいね。令和7年度2学期始業式です。皆さん、元気ですか。教室でもしっかり反応しましたか?元気なら元気な顔を担任の先生にしっかりアピールしてください。ちょっと今、隣の人の顔を見てみてください。日焼けしていますか、疲れた顔していますか、それともたくましくなって帰ってきた感じですか。1学期終業式の時に、2学期始業式も笑顔でまた会おうねと約束しました。私も本当は、みんなの顔を一人一人見たい気持ちです。なぜかというと、君たちの顔を見るとこちらも元気になるからです。
1学期終業式の時に、皆さんに2つお願いというか期待しました。1つは、1冊でもいいから2025年の夏に読んだ本を作ってほしいと。さあ今手を挙げて何冊読んだか担任の先生に示してください。1冊の人は指1本、0冊の人はグーを。私は、2冊読みました。なんだ校長先生2冊かと思う人がいるでしょう。2冊ともなかなか分厚い。紹介すると、図書館にあった本で「地政学~アメリカもロシアも中国も弱い、だから戦争をやめられない~」という本。それともう一つは600ページくらいある「札幌誕生」という歴史本。2冊だけど、本当に満足感、達成感を得られましたよ。世の中のことがさらにわかって賢くなった気持ちです。皆さんには、「2025年秋に読んだ本」を1冊でもいいから作ってほしい。もう1つは、部活動に入っていない人は、2学期からでも「船高の部活動」に入ってほしいということでした。それぞれの新しい挑戦で成長のきっかけ、仲間との絆作りになるし、船高を盛り上げることになる、ぜひ本気で考えてほしいと言いました。挑戦してくれることを期待します。
ところで、今日はいつもの会議室ではなく、別の場所から配信しています。第2校舎3階に配信室を特別にこしらえました。名付けて、「Mスタジオ」。ミュージックスタジオじゃありませんよ。御船高校スタジオだから「Mスタジオ」です。冷暖房完備で快適です。これからオンラインの時はこのMスタジオをどんどん活用していってください。
さて2学期は1年の中でも最も充実する期間です。学習、部活動、学校行事と、皆さんがそれぞれの場面で力を発揮できる機会が多くあります。
3年生の皆さんにとっては、進路実現に向けての「勝負の時」です。就職試験や大学等の推薦試験を受けることを想像すると、身が引き締まるでしょう。迷いや不安もあるかもしれませんが、仲間や先生方と支え合いながら、合格を勝ち取るまで一歩一歩前進しましょう。パナソニックの創業者・松下幸之助さんは、面接で「あなたは運がいいと思いますか?」と尋ね、「はい」と答えた人を採用したそうです。なぜなら、「運がいい」と言える人は、困難の中にも希望を見出し、感謝の心を忘れず、前向きに挑戦できる人だからです。
受験も同じです。結果がどうなるかは誰にも分かりません。でも、「自分は運がいい」と信じて、目の前の課題に真剣に向き合い、努力を重ねる人には、必ずチャンスが巡ってきます。どうか皆さん、自分の力を信じてください。そして、「私は運がいい」と胸を張って言えるような日々を過ごすのです。運は待つものではなく、引き寄せるものです。
1・2年生の皆さんには、御船高校をさらに盛り上げていく力を期待しています。日々の授業に真剣に取り組み、部活動では仲間とともに高みを目指し、11月の龍鳳凰(りゅうほうさい)では、ワクワクドキドキする御船高校を体験するとともに多くの地域の人たちに示してください。ところで、7月31日に行われた中学生体験入学、参加者には大好評でしたよ。中学生の受け入れを手伝ってくれた皆さん、本当にありがとう。例年の倍近くの313人参加で大盛況でした。龍鳳祭もそうなればいいな、いやもっとたくさんの人たちに君たち船高生の生き生きした姿を見てもらいたいと思っています。とにかく、授業も部活動も学校行事もワクワクドキドキするものに先生たちと一緒にしていきましょう。
今日の橋本の話のキーワードは、「2025年秋の1冊」、「船高部活動盛り上げ」、「私は運がいい」、「授業も部活動も学校行事もワクワクドキドキ」、そして「Mスタジオ」でした。
2学期が、皆さんにとって実り多き時間となることを心から願っています。以上。