2026年1月の記事一覧

令和7年度電子機械科課題研究発表会あいさつ

令和7年度電子機械科課題研究発表会あいさつ

 令和8年1月28日(水)

 

〇電子機械科は、今年度も、各種コンテストで大きな成果を出してくれた。

(水中ロボット準優勝、マイコンカーラリー全国大会出場、宇宙エレベーター県大会優勝など)

 

〇課題研究は、本校電子機械科の学びの集大成である。大学では卒業研究に相当する。

〇学習指導要領の中で、「課題研究」の目標は次のように示されている。

工業の見方・考え方を働かせ,実践的・体験的な学習活動を行うことなどを通して、社会を支え産業の発展を担う職業人として必要な資質・能力を育成することを目指す。

・この「社会を支え~」というのが肝。君たちは、社会を支える人材になるのだ。私は、工業系の全国校長会の総会に参加して、あることに驚いた。それは、予算についてである。桁が違う。それだけ、科学技術立国日本、ものづくり日本を支えるために、施設、設備等にとてつもないお金を投じている。君たち一人をものづくり人材に育て上げるのに、ものすごくお金がかかっているということ。君たちはそういった大事な人材なのである。

・他に「課題研究」は、主体的かつ協働的に取り組み、学習活動を通して専門的な知識技術などの深化・総合化を図るとある。特に「協働的」が大事、ものづくりは、安全管理、品質管理をする上で、チーム力が大事。今回もチームで研究したのは、その準備である。互いを高めあってほしい。

 

〇本日の発表会は研究成果を下級生、保護者、そして地域の方々に見ていただくもの。

・1・2年生の皆さんも、先輩の研究を見て、工業技術やものづくりの価値を知るとともに、興味関心も持ち、自分が取り組みたい分野を発見する機会にして欲しい

・3年生は今回の発表会が卒業前の最後の関門

落ち着いて、自分の取り組んだこと、失敗や課題を直面し、解決したこと、成果など自信を持って発表して欲しい。特に失敗して課題を克服したことは、後輩たちにも大きな学びとなる。卒業後は、自分の意志で、自分のことや、自分の考えを人前で話す機会が増えるので本日の発表はそれぞれ貴重な学びになる

 

〇今回は、学校運営協議会、コンソーシアム委員にも案内を出した。また、今年度はその他にも機会を見ては、訪問者に電子機械科の様子を見てもらうようにした。その方々皆が、皆さんを頼もしく感じて大変好感を持って帰られた。ものづくり日本を支える人材として大事に思われている。とにかく誇りを持ってほしい。私も君たちがいる学校の校長として誇りに感じている。

 

工業を学ぶ皆さんにとって有意義な発表会になることを祈念する。がんばれ。

大学入学共通テスト受験者激励会

大学入学共通テスト受験者激励会(令和8年1月16日)

皆さん、こんにちは。いよいよ明日から、大学入学共通テスト本番を迎えます。本校からは28名が熊本県立大学で受験します。まず、正月返上で努力を積み重ねてきた皆さんに、心から敬意を表します。

就職や推薦入試等で、既に年内に卒業後の進路を決めた仲間も多い中、皆さんは最後の最後まで自分の目標に向かって挑み続けています。その姿勢を、私は本当に誇りに思います。

水戸黄門の主題歌で私が好きなくだりがあります。「人生楽ありゃ苦もあるさ」のあの歌です。その中に「後から来たのに追い越され」という一節があります。人は時に、自分より遅くスタートした誰かが先へ進んでいく姿を目にし、不安や焦りを感じることがあります。しかし、その歌は続けて、まるで背中を押すように語りかけてくれます。「それでも、自分の信じた道を歩き続けよ」と。

皆さんも、この一年、いや三年間、悩みながらも自分の道を探し、歩み続けてきました。他人と比べて落ち込む必要はありません。大切なのは、昨日の自分より一歩でも前に進もうとする姿勢です。努力の歩幅は人それぞれで、進むスピードも違います。しかし、真剣に歩んだ道は、必ず皆さんを望む未来へとつないでくれます。

共通テスト本番では、緊張する場面もあるでしょう。それでも、これまでの自分を信じてください。焦らず、落ち着いて、一問一問に向き合うこと。教職員一同、皆さんの健闘を心から祈っています。頑張ってきなさい。

令和7年度3学期始業式 校長講話

令和7年度3学期始業式 校長講話

令和8年1月8日(木)

〇皆さん、明けましておめでとうございます。

いい正月を迎えましたか。私は、皆さんの元気な様子が見られて大変幸せです。なぜならば、冬休み中に君たちが大きな事故に遭わないかと本気で心配していたからです。2学期終業式で、最後に苦言を言いましたね、くれぐれも交通事故に注意しなさいと。交通マナー・ルール違反による交通事故等が2学期とにかく多かった、自分事として捉えなさい、特に交通関係で、校長室で指導を受けた生徒は、率先して交通マナー・ルールを守るよう周囲に促しなさいと話しました。とにかくみんなの元気な顔が見られて本当に良かったです。

それと2学期終業式では、御船高校は平和のありがたさを他の学校よりずっと学んでいる学校だと自慢しましたね。でも世界は危うくなっている、だから君たちは平和を希求する気持ちを持ち続けて、平和な未来を作ってほしいと話しました。そうしたら年末は中国の台湾を取り囲んでの大掛かりな軍事演習、年明けたらアメリカがベネズエラに軍事作戦と。終業式で、君たちに「平和」を希求する心を大事にしてほしいと語ってよかったなと思いました。

〇さて、このお正月の新聞の特集は何だったと思いますか。

朝日新聞ですが、1日、3日、4日と3日連載されました。「AI」でした。なるほどねと思った人も多いでしょう。科学技術はもとより、産業界でも金融界でもAI関連がにぎわっています。新聞でその言葉を見ない日はありません。君たちもなにがしかを使っているでしょう。たとえば、朝起きてロックを解除する際に使われる顔認証機能。スマホのカメラがあなたの顔に数千の赤外線の点を照射して、AIが顔の深度マップや画像を生成して、登録済みの顔認証データと照合します。出かけるときに使うグーグルマップは、遅延や混雑情報などのリアルタイムデータから目的地までの時間をAIが推測します。そのほか、インスタやTiktokなどのSNSではあなたが見る投稿一つ一つの表示の順番をAIが決めています。

チャットGPTは人間と対話していると錯覚させられる精度まで進化しました。先生たちも去年夏にAI研修を実施しました。その後、君たちも学習会をしましたね。とにかくAIを使うと効率が良くなります、本当に便利な世の中になりました。人手不足の世の中の救世主と言われたり、人間の仕事を奪ってしまうのではないかと危惧されたりしています。こういうと、AIは最近のブームのようですが、新聞で読んで知ったのですが、実は第4次ブームなのです。皆さんは、人工知能、いわゆるAIの第1次ブームはいつだったと思いますか?なんと1956年。私も生まれるずっと前だったようです。第2次ブームは1980年代でソニーがAIBOという犬型ロボットを世に出して大ヒットしました。第3次ブームが2000年代から。世界トップレベルの棋士がAIに負けます。そう言えば国語の教科書にその評論が載っていました。そして2022年チャットGPTが一般に公開されて第4次ブームとなります。ちなみに2024年にはAI開発者がノーベル賞を受賞しました。

〇AIの苦手分野。

3日連載の1日目、2日目では、AIの進化・発展、そして人間を超える、というこれまで言われてきた論調でしたが、最後の3日目に、AIが生成するのに苦手だという分野についてまとめられていました。私は、なるほどと思ったのと、君たちなら身につけられる力なので始業式で話したいと思いました。あれだけ自然に何でも作れたり、会話できたりするようになったAIが、生成するのが苦手というのは何だと思いますか?

それは、「笑いの生成」だそうです。研究者がAIにユーモアを学習させようと笑いのデータベース化に取り組んできたけれども、困難だったそうです。会話には目に見えない空気や行間にも意味があります。無限の可能性がある会話の中で、適切なしゃれを理解させることまでは、今のAIには難しすぎるとのこと。何でも最適解を出すことは得意でも、会話の中での「当意即妙なしゃれ」作りは困難だと。

〇AIに勝てる策

ここで私が思いついたのは、君たちがAIに打ち勝つために、「だじゃれ」を言いまくる、簡単に言うと「おやじギャグを作り出せ」ということです。年末のニュースでたまたま見ましたが、本当のオヤジたち、私のような人は、おやじギャグは恥ずかしくてというか迷惑がられるのが嫌で人前で言わなくなったと。その代わりに若者が会話の中だけでなくline上でもオヤジギャグを使っていると。使った人もいるかもしれないけれど、lineの返信で「了解」を「了解道中膝栗毛」、なかなか文学的ですね。「やばい」を「やばたにえん」、「ありがとうございます(あっざす)」を「あざ丸水産」とも言うそうです。ダジャレで有名なのは、「布団が吹っ飛んだ」とか「トイレに行っといれ」ですね。しょうもないと思うかもしれないけれど、AIは真似できないみたいですよ。

だから、君たちの今年の目標の一つに入れてほしいです。『だじゃれを一日1回言うぞ』、とか『おやじギャグをひねり出して周囲を笑わせるぞ』とか。当意即妙なしゃれを考えるのは、頭がよくなるし、AIに勝つ方法でもあります。それで周囲を笑わせる、社会を明るく平和にする方法だと思います。一石二鳥どころか三鳥、四鳥です。冒頭でも話したように、御船高校が伝統的に取り組む平和学習の一つに入れたいくらいです。本気で取り組んでほしいです。

君たちがダジャレを言ったら、周囲も必ず笑ってやってください。もしすべった人がいても、スルーせず「安心サポート」をしてやってください。「安心サポート」とは、たとえば、「ダジャレを言うたのは誰じゃー」とかのツッコミを行って、笑いの共同作業を行うことです。そうすると、令和8年の御船高校内は笑いが絶えなくなります。

〇それでは、令和8年も「ワクワクドキドキする御船高校」をみんなで作っていきましょう。

〇校長先生絶好調! 終わります。