電子機械科 Q&A

Q.個人的にパソコンを購入しないといけないの?

A.購入する必要はありません。

 まず、入学後に全員にChromeBookが配布されます。ほかにも、超高性能パソコンを設置するパソコン室を完備しているため、個人的にパソコンを購入する必要はありません。授業や実習では、C言語などのプログラミング言語の学習もします。部活動や課題研究では、そのプログラミングの知識を使ってマイコンカーを走らせるなど、発展的な学習にも取り組んでいます。

Q.船高電子機械科は、他の工業高校とどこが違うの?

A.大きな違いが3つあります。

本校にある工業関係学科は電子機械科のみです。よって、
 1 就職・進学の際に、学科間の競合がありません。
  また、本校が頂く全ての求人に応募することができます。
  学科間での調整が不要ですので、比較的スムーズに受験先を決定できます。
  (高校3年生にならないと分からないですが、すごく大きいと思いますヨ!)
また、普通科との併設校ですので、
 2 普通科と同じ進学課外を受講することができます。
 3 芸術などでは、興味内容の授業が選択できます。

A.同じところもあります!

 他校と同様に生徒研究発表会、ものづくりコンテストなどの工業関係の行事にも参加することが出来ます。マイコンカーやアイデアロボットは全国大会でも優勝するなど、全国でも有名です。多種にわたって活躍する電子機械科は、活躍の場が多いことも特徴です。

Q.先輩から『就職するなら、学園生!』って聞いたんですが、意味が分かりません…

A.会社によっては、会社内に学校などを設置しているところがあります。

 会社からお給料をもらいながら、その学校で1~2年間、現場で必要な知識、技術・技能を身に付けます。その制度が一般的に『学園生』と呼ばれ、会社によってまちまちですが、同期社員同士の仲間作りや現場のリーダー養成、技能五輪候補生選考などの役割があります。学園生で入社するには学業成績だけでなく、部活動や人物・リーダー経験などが重視され、大学に進学するより難しい企業もあります。『学園生に落ちたので、国立大学に進路変更!』なんて生徒もたまにいます。

Q.国立大学にも進学できるの?

A.できます!

工学部へは、工業高校等で学んだ生徒だけが受験できる推薦制度を利用できる大学もあります。入学試験内容は、面接や小論文などが多いようです。また、高等専門学校(高専)4年生への編入学も可能です。

Q.自動車が好きなので、それに関係がある仕事がしたいんですが…

A.一口に自動車関連と言っても・・・

・自動車製造メーカー(トヨタ自動車株式会社や日産自動車株式会社など)
・自動車部品サプライヤー(株式会社デンソーや株式会社アイシンなど)
・自動車販売ディーラー(熊本トヨタ自動車株式会社や熊本日産自動車株式会社など)
など様々な会社があります。本校へはいずれの会社からも求人があり、就職することが可能です。
 自動車大好きA君は、ある自動車製造メーカーに就職し、希望どおり検査部門に配属され、毎日、完成したばかりの新車を運転して検査するのが仕事だそうです。また、自動車イジリ大好きB君は、ある販売ディーラーに就職し、板金技術やエンジン整備の勉強の真っ最中です。
 二人とも、「好きなことが仕事になる!」これが理想的ですね。

Q.機械や電子、情報の勉強って、難しくないの?

A.専門科目は全員が初めて学びます。

スタートラインは同じですから、授業を大切にすることが理解への第一歩です。

Q.機械科や電子科と迷ってます! どこが違うの?

A.深く、深~~~~く学びたければその選択肢もあるけど・・・

他校機械科では、本校で学ぶ分野+鍛造や鋳造、流体、材料試験などまで勉強します。
また他校電子科は、本校で学ぶ分野+通信分野、計測分野なども深く勉強します。

本校の電子機械科は、機械、電気・電子、情報分野を融合させ、ロボットに代表される『メカトロ(機械工学+電子工学+制御工学+ソフトウェア)』分野を学びます。したがって、就職先も鉄鋼、自動車・輸送機器関連、電力、電気工事、建設、食品製造、半導体関連…等々多岐にわたり、機械科、電子科で就職するような会社のほとんどに行くことが出来ます。

Q.実習って何? 危なくないの?

A.実際に何かを作ったり、実験したりすることです。もちろん危ないこともありますが・・・

 実習とは、教室で学んだ知識や技術を、実習室・実習工場で実際に作ったり、実験したりすることです。ちなみに1年次は工業技術基礎という科目名になります。実験だったり、工作だったり、コンピュータを使ったり…いろいろなテーマがあり、全員実習服で行います。授業は3コマ連続なので「準備→活動→まとめ」に余裕を持って取り組むことができます。

 特に機械系の実習には工作機械等を操作し、危険が伴うこともありますが、先生の指示をきちんと聞いて取り組むことが出来れば全然大丈夫です。

Q.高卒で就職するより、大学とかに進学して就職した方が給料高いよね?

A.そうとは言い切れません!

 高卒でも、大企業に就職した卒業生は、ビックリするほど高い給料・ボーナスをもらっている人もいます。一般的に同じ企業であれば、高卒より大卒が給料が高いと思います。しかし、大卒で大企業に入社するのは競争倍率も高く、エントリーから内定までいくつもの難関(書類選考・面接・その他)があり、すごく難しいようです。
 先日、愛知に就職した卒業生が遊びに来てくれた時、「お給料いくらもらってんの?」って聞いてみました。そしたら、「今月のですか?先月、結構残業とかしたんで、手取り30万くらいでした」だって!まだ、21歳なのに…うらやましい。

Q.女子でも大丈夫? 就職あるの?

A.毎年女子も入学しています。各種コンテストで活躍している女子もいます。り・け・じょ!

 例年、数人の女子生徒が、電子機械科で学んでいて、今年度(令和6年度)は女子生徒が7人入学しました。困っている様子はなく、楽しく学んでいるようです。また製造業への女子の就職に関しては、男子より選択肢が多く、実は今大人気!!引っ張りだこ!!です。これまで男子のみを採用していた企業(鉄鋼・金属関連が多いです)が、近年急激に女子の採用枠を拡げていて、女子を優先的に欲しいと言われることも増えています。

Q.医療系への進学を考えてるけど、できるの?

A.できます!

 いろいろな進路先に対応しています。詳しくは『電子機械科 主な進路先』を参考にしてください。「電気工事士の資格を持った看護師さん」ってかっこよくないですか?!

Q.課外授業があるんですか?

A.あります!

 資格・検定試験の対策に課外は不可欠です。数ヶ月先の目標(資格検定試験)に向かって全員で取り組みますので、合格したときの達成感、合格証を手にしたときの感動は素晴らしいものがあります。資格は頑張った証(あかし)であり、『未来の自分のため』になるべくたくさん取得しましょう!

Q.勉強が嫌いだから、就職したいんだけど…

A.それは困ります!

 むしろ就職してからのほうが、学ばないといけないことがたくさんあります。勉強嫌いのまま就職すると、仕事が覚えられず、仕事が嫌いになり、早期退職の原因になってしまいます。勉強が嫌いなら大学などに進学してください。そして勉強が好きになってから就職することを勧めます。