芸術コースブログ
王漁洋詩二首
初めて2x8の4行に挑戦をした作品です。
難しい部分も多かったけど、高書展に向けて、一生懸命取り組んだ作品です。
元永本古今集
最初は癖で、線が太くなったり動きがかたくなったりしてしまって仮名の柔らかい雰囲気が出せなくて大変だったけど、何度も書いて、だんだんと柔らかい線が書けるようになりました。紙もその歌に合うような紙にしました。
自作の詩「自分の価値は自分で決める」
どのような構成にするのか、どのような表現したいのかなど、試行錯誤しながら作品を制作しました。自分自身に自信を持たせてこれからを生きていくという気持ちを込めました。
刻字「敬」
人のことを敬う気持ちを常に持っていたいという想いで「敬」という字にしました。刻す作業が難しい部分があったり、どんな刻し方にするのかなど、いろいろ考えながら制作しました。
勇往邁進
私は普段行書を書いていますが、卒展で篆書の半切横作品を書いてみたいという思いがあったので、今回取り組みました。
「勇往邁進」(自分の目指すものに臆することなく一心に突き進んでいく)、この意味のようにこれから社会に出て、自分の目指すものに突っ走って頑張っていきたいという思いで作り上げました。
賈至詩「早朝大明宮呈兩省僚友」
私は中学生の頃から御船高校書道部に入って全国大会に出場することが目標でした。
その目標に向かって沢山練習をしてきました。
初めて3尺×8尺という大きな作品に取り組み、とても難しかったですが、王鐸の特徴を出しつつ、誤字をしないこと、線質を高めること、自分の癖を直すこと、墨量に気をつけて書きました。
毎日毎日「全国行く!」と声に出し、学校、家で書きまくり、とても力を入れて取り組んだ作品です。
自作の詩「自分を信じろ」
この、「自分を信じろ」という言葉は顧問の古閑先生、2つ上の先輩から言われた言葉です。
私はこの言葉を聞いた時、凄く心に響いて、大会や展覧会の作品を制作する時、毎回この言葉を思い出しながら頑張ってきました。
高校3年間この言葉が私の書を成長させてくれたと思っています。
曼殊院本古今集
先輩の卒展の作品集を見た時に、二段で構成されているこの曼殊院本古今集に惹かれて、作品制作に取り組みました。
墨の流れ、文字の中の空間、線のやわらかさなどに苦戦しましたが、法帖をよく見てご指導して頂いたことを意識しながら書き上げました。
「流輝」
「流輝」という言葉は「光を発すること」という意味です。
3年間書道を通して学んだことや経験を、これから先、自分の武器として輝き続けたいという思いで書きました。
刻字「書」
私は5歳の頃から書道を続けてきました。何度も心が折れそうになり辞めたいと思った時期もありましたが、周りの支えがあり、10年以上続けることができました。そういった今までの気持ちや、大好きな書道で自分を磨いていきたい!成長したい!という思いを込めて、「書」という1文字を刻しました。