給食室より

2025年5月の記事一覧

5月の給食の様子

5月は前半に大型連休がありましたね。給食では、端午の節句の行事食を準備しました。行事食とは、季節ごとの行事やお祝いの日に食べる、ちょっと特別な料理や食材のことです。

メニューは、ごはん、皐月汁、かつおフライ、ゆかり和え、よもぎだんごでした。

皐月汁はいんげん、にんじん、ごぼうと、5月の季節の野菜を入れたおつゆです。

メインは出世魚として知られているカツオのフライでしたが、カツオは「勝つ男」といわれ、よい運気を運んでくれる縁起物です。

よもぎだんごは、よもぎの生命力の強さに「家系が続く、子孫繁栄」の願いを込めて、子供へのお祝いの日となった端午の節句に、餅によもぎを練りこんで食べるようになったそうです。

また、5月14日のメニューは、「食パン&いちごジャム、そら豆のスープ、レバーとポテトのカレーソテー」でした。

児童生徒は成長期を迎えます。

その際、体液(血液)も増え、鉄が必要になるので毎月、レバー献立があります。

栄養教諭が給食時間に各クラスをまわると高校1年生の生徒が

「先生!レバー苦手だけど、今日のレバーとポテトのカレーソテーは食べられました!」と話しかけてくれました♪

最初は残そうと思ったけど、一口食べたらカレー風味もよかったし、レバーの臭みもわからなくて結局全部食べることができたそうです。

レバーが苦手な子からの太鼓判をいただき、うれしかったです♪

また、この日は、小・中学部Ⅲ課程の特別活動の時間に「そら豆のかわむき」の体験活動を行い、児童生徒がむいた「そら豆」を使用したスープでした。

かわむきをしている時、自ら手を伸ばしてそら豆をつかんで取り出したり、皮をむいたりする姿がありました。

そら豆をむく音と、青臭いにおいが好きなようで笑顔いっぱいの活動となりました。

今後も体験活動を通して子供たちに食育を伝えていきます。

 

4月の給食の様子

令和7年度、4月も無事に終えました。さて、4月の子供たちの様子を紹介します。

4月は新入生を迎え、入学・進級のお祝いメニューを実施しました。

メニューは、赤飯、わかたけ汁、なのはな入りちくぜん煮、いちごクレープ、牛乳でした。

小学1年生は赤飯に苦戦している子供たちもいたようです。

日本では伝統的にお祝いの日には赤いものを食べたり、身に付けたりすることを紹介しました。

また、毎月19日の食育の日にあわせて、「ふるさとくまさんデー」の取組を実施しています。

これは、学校給食に熊本県内の食材を活用し、地産地消をすすめ、熊本の自然や食文化・産業などに関心や理解を深めるで地域や郷土を愛する心を育てることを目的としています。

4月は芦北・水俣地域の特集でした。

メニューはセルフ太刀魚(たちうお)丼、だご汁、サラたまじゃこサラダ、牛乳でした。

骨のない太刀魚のフライにソースをかけて提供しましたが、「太刀魚に骨がない!」と驚く子どもたちでした。

来月は菊池・菊陽地域の特集です。お楽しみに!