校長室より

校長室より(令和6年度)

令和6年度がスタートしました。

  こんにちは、黒石原支援学校長の前川美穂子と申します。本校3年目になりました。どうぞよろしくお願い致します。

 

 さて、校舎から見えるくぬぎの若葉がみずみずしく芽吹く4月8日に、就任式、始業式を行い、令和6年度が幕開けしました。本年度は、小学部4人、中学部8人、高等部17人の入学生を迎え、82人の児童生徒でスタートしました。

 新年度が明けて、早2週間。初めは、新しい教室や友達、職員等に緊張した面持ちだった子供たちが、友達同士や職 員等とのやり取りに笑顔や豊かな表情を見せるようになったり、新たな学年の学習に真剣に向かい合う姿が見られたりしています。子供たちの力はすごいなぁと感じる毎日です。

 さて、私の好きな言葉に「ゆっくり歩く者が、遠くまで行く」というものがあります。速足であることを求められていたような気がする自分にとっては、新たな価値を得た言葉でした。50歳を過ぎて毎日を過ごしていたたある日、少しずつのゆっくりとした歩みだったり、しばらく立ち止まったり、周囲の景色を見まわしたりすることは、大切な意味があるのだと思ったのです。自分なりのペースで歩き、今できることを積み重ねていく。そのことが、とても豊かで幸せなことだと感じました。本校の校訓である、「自分らしく…輝く つながる ふみ出す」をキーワードに、ゆっくりとした歩みの中で、皆さん一人一人の良さを「輝かせ」、そして、色々な人とのかかわりを経験しながら、人の温もりや「つながる」喜びを感じ、昨日より今日、今日より明日と、少しずつでも前進できるよう、一歩「踏み出してほしい」(チャレンジをしてほしい)、と考えています。

 

 本年度も、以下の4点を目指す学校像とし、職員、保護者の皆様、関係機関等とともに学校づくりを行います。

〇児童生徒の命を守り、心に寄り添い、「愛と共感の教育」を実践する温かみのある学校

〇児童生徒が「来て良かった」、保護者が「通わせて良かった」、地域が「地域にあって良かった」、

 職員が「勤務して良かった」と思える学校

〇個別の教育支援計画及び個別の指導計画に基づき、多様な児童生徒の教育的ニーズに適切に対応し、

 持てる力を伸ばす学校

〇特別支援教育及び病弱教育についての高い専門性を有し、地域のセンター的機能を発揮する学校

 

 引き続き、皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。

黒石原支援学校長 前川美穂子