日誌

校長室からの便り

運動会を終えて

 運動会前日の午後から降り出した雨…。夜11時頃には雨脚が強くなり、体育館での開催も覚悟したところでした。しかし、その後夜半過ぎには雨が上がり、グラウンドの水はけが良いこともあって、当日朝6時の時点では「運動場でできるかも…」という程の状態になっていました。そして、早朝からの教職員による砂入れの作業、テントに溜まった水抜き・拭き上げ作業などを行なったこともあり、予定どおりの時刻に開会できました。
 すべての種目それぞれにおいて、各学部の子供たちが懸命に走る様子や楽しんでいる様子、悔しさをこらえきれない様子等、様々な表情を見せていました。また、中高生が幼小の子供たちを優しくお世話してくれている姿など、幼小中高一貫教育を行っている聾学校ならではの微笑ましい光景も見られました。さらには、卒業生も多数集い、来賓競技や全校ダンスにも快く参加してくれました。あらためて、卒業された皆さんの聾学校への愛着の強さを感じたことでした。
 これまでの練習の日々から本番当日まで、子供たちには悲喜交々の出来事があったことと思います。それら様々な経験の積み重ねをとおして、子供たち一人一人が一回り成長し、次へのステップにつなげていってくれることを心から願っています。
 最後に、当日朝早くからお越しいただいた御来賓の方々、御家族の皆様に厚くお礼を申し上げます。
今後とも熊本聾学校への御支援をどうぞよろしくお願いいたします。

高校総体の激励会

 毎週火曜日には生徒朝会が行われているのですが、今週は生徒朝会に替わり、高等学校総合体育大会に出場する生徒の激励会を行いました。
 本校からはバドミントン部9人、陸上競技部7人の選手が出場する予定です。
 私からは選手諸君に、「これまでの練習の成果を十分に発揮し、最後まで諦めずに頑張りぬくよう期待していること。熊本聾学校の生徒として、また高校生としてのマナー・ルールを守ること。他の高校生との交流も機会があれば深めること。」等について話をしたところです。本番まであと僅かな期間ですが、特に3年生にとっては悔いの残らないよう、またケガのないよう、練習に臨んでもらいたいものです。
 ファイトー! くまろう!

赴任の挨拶


 この四月に熊本かがやきの森支援学校から赴任してきました五瀬と申します。二年振りに本校に戻ることができ、大変嬉しく光栄に思っているところです。 
 さて、平成30年度は、幼稚部6人、小学部7人、中学部3人、高等部9人、専攻科1人、計26人の新入生を迎え、全校幼児児童生徒総数85人でスタートしました。 
 私は、本校のめざす子ども像である「自ら学び 進んで関わり 豊かに表現する子ども」の育成を念頭に置きながら、子供たち一人一人が「自立」「社会参加」できるよう、精一杯の支援をしていきたいと思います。また、本校を巣立っていく生徒たちには、将来、単に社会人として独り立ちし、職に就くだけではなく、周りから愛される人として育っていってほしいとも願っています。そのために、私たち教職員一同、従来から取り組んできている学力充実に向けた取組を更に進めながら、豊かな人間性を育むとともに体力増進にも力を注ぎ、子供たち一人一人が夢の実現に向けて安心して学べる環境の整備に力を入れていく所存です。 
 子供たちから「熊本聾学校で学んで良かった。」、また保護者の方からは「熊聾に通わせて良かった。」等と言っていただけるような学校を目指していきます。 
 入学式の式辞の中でも述べたことですが、全教職員が知恵を出し合い、工夫を重ねながら取り組んで参ります。 
 今後とも、保護者・熊本ライトハウス・その他関係機関の皆様方の御支援・御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。