日誌

2018年7月の記事一覧

スポーツを通して学ぶとこ

 最近、スポーツ界で実にいろいろなこと起きています。大学アメリカンフットボールでの危険タックル、高校バスケットボールでの審判への暴行、高校ハンドボールでの肘つき等、目を疑うような行為が次から次へと…。

 そんなニュースが入る一方、サッカーワールドカップでは惜しくもベスト8を逃した日本チームでしたが、試合後のロッカールームを綺麗に清掃したうえに、感謝の言葉を残してきた彼らに世界から賞賛の声が上がりました。日本人として、嬉しくも誇らしく思えるニュースでした。

 どのスポーツ競技も、勝つことをひとつの目標に頑張っていることは言うまでもありません。しかし、勝つことのみに偏った勝利至上主義が、先に挙げたような事例に繋がるのではないでしょうか。

 本校には運動部活動として、陸上部・バドミントン部があります。部活動の意義を考えたとき、最終的に目指すところは「豊かな人間性や社会性の育成」です。子供たちそれぞれの体力・競技力の向上はもちろんですが、異年齢集団での活動をとおして、自主性・協調性・責任感・友情・連帯感、そして思いやりや感謝の心等々を育んでいくことが何より大切なことと捉えています。

 前述のようなニュースを目の当たりにして、私たちは何のためにスポーツをしているのか、子供たちにスポーツをとおして何を学ばせようとしているのか、私たちの足元を見る機会にしたいと思います。