日誌

2019年9月の記事一覧

台風15号から学んだこと

令和元年9月12日 五瀬 

 

 先週8日、台風15号が関東地方を襲いました。

 まずは、台風15号により、命を落とされた方へのお悔やみと被害に遭われた方々にお見舞いの言葉を申し上げます。

 

 このたび関東地方を直撃した台風15号が残した爪痕は、私たちの想像(想定)を越えるものとなっています。また、8月中旬に九州北部地方を襲った豪雨など、近年日本列島の至る所で、いや世界のあちこちで何がしかの災害が起こっています。やはり、地球温暖化の影響があるのかと思わざるを得ないような状況です。

 

 さて、台風15号関連のニュースが台風通過後も毎日のようにテレビ等で報道されています。台風が過ぎ、3日目を迎えても水や電気等のライフラインが復旧しておらず、水や食料の確保、携帯電話の不通、ガソリン補給ができないことによる移動の問題等々、市民生活に大きな影響を与えている状況が伝わってきます。また、私の前任校では、医療的ケアを必要としている子供たちがいましたので、災害弱者と言われる障がいのある方々や高齢者の方々はどのようにされているのだろうか、大丈夫だろうかという思いも込み上げてきます。

 

 本校は、今年1月に熊本市と福祉子ども避難所の設置に係る協定書を締結しました。学校の取組としては、備蓄品の確保、防災訓練の実施、防災マニュアルの整備等、防災教育の充実にも努めているところです。

 防災のための取組を組織としては進めてはいるつもりですが、実際に大きな災害が再び起きたときに、本当に熊本地震の経験を教訓として生かせるかどうかは、最終的には各個人の意識と行動に係ってくると思います。

 災害は再び起こりうること、災害の記憶を風化させず後世に伝えていくべきこと、私たち一人一人が日頃から災害への備えを怠らないことを、この台風15号の教訓として学び実践していかねばなければなりません。

 

 以下は、私自身が最近確認した主なことがらです。

 

□   3日分の水と食料があるか。(学校にも備えているか。)

□   非常時に持ち出せるものをまとめているか。

□   車のガソリンは常に半分以上入っているか。

□   携帯電話の充電用バッテリーの備えは大丈夫か。

□   家族との連絡手段(方法)は確認できているか。 等

 

 皆さんは、学校での備え、各家庭での備えは大丈夫でしょうか?

 是非、確認してみてください。