日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その114)

 10月14日(水)、小学部で一人一授業公開がありました。たんぽぽ学級での道徳と小3の理科の授業が同時に展開されましたので、2つの教室を行き来しながら様子を見せていただきました。子供たちは大勢の参観があってもすっかり慣れているようで、どの子も授業に集中していました。
 今年度の本校の一人一授業公開の大きな変更点は、全学部で最低一回は「道徳」
の授業を行うことです。この日、たんぽぽ学級では先生同士の寸劇や子供たちのロールプレイングを取り入れながら、相手の立場に立って考えるよう子供たちにとって身近な状況を設定し、「やさしいきもち」「おもいやり」を学ぶ授業が展開されました。
 子供たちが今持っている優しい気持ちが、さらに実際の言動につながっていき、愛される存在に成長していくことを願ってやみません。


令和2年10月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その113)

 キンモクセイ(金木犀)の甘い香りが漂う季節になりました。
 熊聾の敷地内にもキンモクセイの木が4本あります。校長官舎にある2本の木と体育館裏の温室横のキンモクセイは日当たりが良く、今が見頃!というより、香りを楽しむには今が一番です。もう一本は中庭の保健室横にある木です。こちらの方は、まだまだ蕾(つぼみ)が沢山ついていますので、これから香りが強くなってくるでしょう。
 以前お伝えしましたとおり、技術工芸棟が今年度内に解体されることに伴い、桜の木と同じく温室横のキンモクセイは残念ながら今年で見納め、香り納めとなってしまいます。
 花が咲いている時季はあっという間に過ぎてしまいます。是非、今のうちに芳香を楽しんでください。
 

令和2年10月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その112)

 本年度で第3回目を迎える熊本県障害児・者親の会連合会主催による「障がい児者・家族の作文」に本校からは小・ 中・高等部合わせて12人の児童生徒が応募します。
 校内起案の時点で子供たちそれぞれが書いた作文を読ませていただきましたが、実に素直な気持ちを綴ってくれていました。身近な人に対しては「ありがとう」の一言が言い出せないことはしばしばあることですが、作文という形であれば、日頃思っていることを意外とすんなりと書けているように感じました。(先生たちの指導が当然あっていると思われますが…)
 今回応募した作品は全て冊子に掲載されるということです。他校の子供たちや成人の方の作品についても手元に届くことを楽しみにしているところです。
 

令和2年10月15日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その111)

 今月15日に開催する「幼稚部運動会」の予行練習を見学に行きました。
 幼稚部だけでの実施は初めてのことですが、子供たちにとってはプログラムの見通しが持ちやすく、とても分かりやすいものになっているようです。次から次に幼稚部のみの出番ですので、先生たちの準備も大変です。当日は、子供たちへの応援だけでなく、幼稚部職員にもどうぞエールを送ってください。
 また、予行練習を行っている傍らでは、熊本はばたき高等支援学校のクリーン班の生徒さんと先生方が、「運動場が少しでも綺麗に見えるように」と除草作業や山砂入れをしてくださいました。本当にありがとうございました。
 環境も整い、当日は好天になりそうです。10月半ばとはいえ、日中はまだまだ暑さが残っています。コロナ対策だけでなく、暑さ対策もよろしくお願いします。
 さあ、あとは本番に強い子供たちの競技・演技を楽しみに待ちましょう。
 

令和2年10月14日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その110)

 今週土曜日、10月17日に、東稜高校において「熊本県高等学校弁論大会」が開催されます。
 本校からは、高等部3年の中村さんと1年の山口さんが出場します。演題は先日校内で実施した弁論大会の時と同じテーマですが、生徒たちに聞いたところ、内容を見直し、少し肉付けしたということで、より洗練されたものになっていると思います。
 他の高校生の中に入り、人前で話すことには当然緊張が伴いますが、そのような場を踏むことや他校生徒の交流等はとても貴重な経験であり、今後様々な場面で生きてくると思います。二人とも悔いの残らないよう、しっかりやり切ってくれることを願っています。
 

令和2年10月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩