日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その149)

 12月7日(月)、熊本中央ライオンズクラブから3人のお客様をお迎えしました。
 例年、当クラブからはアイススケート会場(アクアドーム)への御招待があっており、新聞やテレビでも報道されるほどの一大イベントですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、招待スケートの代わりとしてお菓子を持参してくださいました。
 そこで、本校幼稚部と小学部低学年の子供たちが参加してのお菓子の贈呈式を幼稚部ホールで行いました。
 45年以上の長きにわたって、毎年御支援をいただいている熊本中央ライオンズクラブの皆様方に、あらためて深く感謝申し上げます。

令和2年12月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その148)

 高等部3年生にとっては、卒業の二文字が浮かんでくる季節になりました。
 12月4日(金)には、卒業記念写真撮影のため、3年生8人全員が校長室を訪れてくれました。なんとも教師冥利に尽きるものです。
 皆、校長室に入る時は、やや緊張した面持ちの生徒もいましたが、少しずつ表情がほぐれ、いつものにこやかな表情が見られ嬉しく思いました。
 今後、校内のいろんなところで、撮影が行われるようです。
 残りが見えてきた高校生活を悔いの残らないように過ごし、級友との思い出を沢山つくってくれることを願っています。

令和2年12月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その147)

 高等部パソコン室のパソコン台ですが、かなり以前に買っていただいたもので、大型プリンターがあった頃の代物です。現在では少し大きすぎて使い勝手が悪く、併せて教室環境もより良いところに移転を…と考えています。

 早速、高等部就労コースの生徒たちがパソコン台の再生に取り組んでくれています。きっと綺麗に生まれ変わることでしょう。

 さて、パソコン室の移転先ですが・・・まだ秘密です。

 
令和2年12月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その146)

 本校「うさぎルーム」では新しいパンフレットを作成しました。

 コロナ禍で例年通りに県内各地域でのサテライト方式による教育相談が行えないための対応策の一つです。

 今回のパンフレットの特色はQRコードを加え、簡単に学校ホームページやうさぎルームのページにアクセス出来たり、メール作成画面に移行出来たりするところです。スマホ世代のお母さん方には、簡単に利用できるのでは‥と思っています。

 今後、県内関係各所にパンフレットを配布し、少しでもお母さん方・御家族の方のお悩みや相談に対応していきたいと思っています。

 
令和2年12月4日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩 

 

今、熊聾では・・・(その145)

 今年度の本校施設整備事業の一つとして、技術工芸棟を含む周辺の解体作業が始まりました。
 先ずは、体育館裏の温室が既に解体されました。この後、職員駐車場が広く使えるようになる予定です。
 技術工芸棟やそこに続く通路が解体されるときには、ある程度の音も出るかと思います。また、やがて仮囲いが設置され北門からの車両の進入もできなくなりますが、保護者の皆様にはご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 
令和2年12月3日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その144)

 第5回県内特別支援学校文化作品展において、豊田遥人君の作品が「熊本公徳会」賞を受賞したことを先週お伝えしたところですが、さらに嬉しいことに、豊田君の作品は全国特別支援学校文化作品展への出展作品にも選ばれました。全国でも高い評価が得られることを祈っています。

 また、同じくエントリーしていた中学部2年田上碧君の作品は、多くの校長先生方からの票を獲得し、熊本県特別支援学校長会賞に選出されました。田上君の作品は「感情が巡る血管」という題の水彩画です。木工ボンドを下地として、その上から水彩絵の具を落とし、思春期の様々な感情を表現したものです。今回は彼の作品を写真で紹介します。

 
令和2年12月2日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

 

今、熊聾では・・・(その143)

 【中高合同スポーツ大会(午後の部)】

 昼食後、体育館にて大縄跳びと綱引きが行われました。大縄跳びではリズム良く、そしてスピーディーに跳びはねる子供たちの運動能力の高さに驚かされました。綱引きでは綱が千切(ちぎ)れてしまうのではないかというくらい熱のこもった闘いが展開されました。

 最後はグラウンドでメインイベントの団対抗リレーです。

 赤団2チーム、白団2チーム、そして若手主体の教員チームの計5チームが一人100Ⅿ(教員は30Ⅿ~100Ⅿ)ずつを走る真剣勝負です。1走ごとに順番が入れ替わるなど、最後まで手に汗握る白熱した勝負となりました。

 結果は・・・・・この日のために自主トレを重ねた教員チームが大人げなく

 トップでゴールテープを切りました(申し訳ございません)。

 全種目合計では2点差で白団優勝となりました。

 好天にも恵まれ、子供たちの心にいつまでも刻まれる素晴らしい大会になりました。

 
令和2年12月1日         
熊本聾学校 副校長 山本誠二  

今、熊聾では・・・(その142)

【中高合同スポーツ大会(午前の部)】 

 11月25日(水)、中高合同スポーツ大会が開催されました。開会式に続き全員で元気よく「熊聾体操」を行いました。この日のために「熊聾体操」を御指導いただいた佐藤先生や野崎先生、相島先生が御観覧されました。

 佐藤先生からの講評では「演技の間、君たちの瞳を見ていた。光り輝いていて一生懸命さが伝わってきた。素晴らしかった」とのお言葉を頂戴しました。

 その後、体育館でポートボールとボッチャを行いました。ポートボールでは一個のボールをチーム一丸となって追いかけ、寒さを吹き飛ばす白熱したゲームが繰り広げられました。

 ボッチャは来年開催予定のパラリンピックでの公式競技に採用されています。

 
令和2年11月30日        
熊本聾学校 副校長 山本誠二 

 

今、熊聾では・・・(その141)

 運動場の砂場付近に5台のベンチが置いてありますが、随分と老朽化が目立ってきました。背板の裏側を見ると、「平成23年度産業工芸科制作 〇〇、△△、□□…」と卒業生の名前が書かれています。ということは、約9年の長きにわたって風雪や日照りに耐えてきたことになります。
 このたび、住吉先生、菖蒲谷先生、古閑先生、白石先生の手によって、ベンチの錆落とし、研磨、塗り替え、板の取替が終わり、ほぼ完成・・設置間近です。
 9年前に作られた時と同じように、若草色に染め上げられました。
 皆さん、どうぞ大切に使ってあげてください。

 
令和2年11月27日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その140)

 11月20日(金)、公益財団法人日本教育公務員弘済会熊本支部様から教育文化研究活動支援金を頂戴しました。
 これは本校手話落語部の近年の活躍(功績)と長年にわたる活動実績を高く評価していただいたことによるものです。学校や部員たちにとって大変ありがたく、手話落語部の活動充実に繋がるものであり、今後部員たちの士気がますます高まっていくものと確信します。
 このたびの支援金給付を機に、手話落語部の伝統が引き続き発展していくことを願っています。

 
令和2年11月26日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その139)

 先般行われました熊本県特別支援学校文化作品展での選考会において、本校高等部1年の豊田君の作品が、「熊本公徳会賞」を受賞しました。
 11月20日(金)には、一般財団法人熊本公徳会の甲斐事務局長様が本校にお出でになり、豊田君に賞状と副賞をお渡しいただきました。
 甲斐様からは「豊田君の作品は巧みな色使いで表現されていて、個性が良く表現できています。」との評もいただきました。豊田君は受賞後に、「賞をいただき大変うれしく思います。更に良い作品を作っていきたいです。」とお礼の言葉を述べてくれました。
 来年度の作品展は、もっともっと沢山の人たちの目に触れていただけるような状況になっていることを願っています。
 

令和2年11月25日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その138)

 JA熊本果実連様からミカンのお届け物がありました。
 幼稚部の先生方の応募抽選が当たり、ミカン150個が届けられたのです。子供たちはミカン箱の中を覗き込むなど興味津々…大喜びでした。
 幼児期は様々な野菜や果物等との出会いをきっかけに、「食」への興味が増大する時期です。
何でも食べてすくすく育ち、大きくなあれ!

 
 令和2年11月24日       
 熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その137)

 九州ルーテル学院大学の学生さん達6人の教育実習が本日(11月20日)をもって終了します。
 2週間という短い実習期間内で、子供たちとの関係構築から始まり、指導案を書いての授業実践まで、かなりの労力を注いで来られたことと思います。
 また、事前のオリエンテーション以降に手話や指文字を学んでもらったことは本校ならではの特別課題でした。
 実習の最後には、それぞれの学生さんから実習の感想を聞きたいと思っています。本校教育実習での学びが、6人の皆さんにとって今後の学生生活や卒業後の社会生活を送るうえで何等かお役に立てれば幸いです。

 
令和2年11月20日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その136)

 昨日、小学部5・6年生が県北方面(山鹿、荒尾)に向けて修学旅行に出発しました。
 見学箇所は装飾古墳館、八千代座、民芸館及びグリーンランドなどで、見学や体験を通して、子供たちには古代の人々の生活や文化、また熊本の文化や特産品に対する興味関心を高めることをねらいとしています。
 特に6年生にとっては小学生生活最高の思い出となるよう、宿泊や集団での活動を通して楽しい2日間となることを願っています。
 出発前には小学部他学年の子供たち、先生、保護者の方々、そして他学部や事務室からも先生達が多数見送りに来ていただき、温かムードの出発式となりました。

 
令和2年11月19日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その135)

 11月12日(木)、熊本県難聴・言語障がい教育研究会(県難言研)の11月例会が行われました。県難言研は毎月第2木曜日の午後に開催されており、県内の難聴学級、通級指導教室(難聴・言語障がい)、本校、ひばり園の先生方が会員となってそれぞれの専門性を高めるために実施している研究会です。
 例年であれば、年1回は本校を会場として開催していただいているのですが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、Zoomを活用してのリモート研修が行われています。
 今回は、本校幼稚部の野田尚子先生より「音のない世界と私」という演題でお話をしていただきました。講演を聴かれた先生方のご感想等はいかがだったでしょう…。
 野田先生の講話については、校内でも職員向けの研修会をする予定があると聞いています。乞うご期待です!

 
令和2年11月18日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その134)

 伝統ある熊聾体操②
 
 前号に引き続き、熊聾体操に関する話題です。
今回は、熊聾体操の創始者である佐藤先生と野崎先生から本校生徒たちへのメッセージを以下に紹介します。
 
 お互いに無理強いすることなく、気持ちよく教え合い、励まし合い、学習する過程で思いやりと協力の大切さ、仲間の存在の有難さを実感してほしいと思います。
 みんなと一緒だから「できる!できた!」という達成感と充実感を味わってほしいと思います。そして、その自信と誇りの源であったみなさんの熱意を今後の学校生活の他の面や日常生活に活かすことができれば、より意義深いものになります。一人一人の技能の上達・体力向上と全体としての向上・発展を心から期待しております。
(令和2年11月11日 旧職員 佐藤・野崎)
 
 佐藤先生、野崎先生…熱い御指導と温かい励ましの言葉をいただき、本当にありがとうございました。(11月25日の中高合同スポーツ大会には両先生にもお越しいただくようご案内しています。)

 
令和2年11月17日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その133)

 伝統ある熊聾体操①
 
 11月11日(水)6校時、本校で体育教師として長くお勤めいただいていた佐藤正雄先生と野崎きぬ子先生をお招きし、中高等部生徒向けに熊聾体操の特別授業を行っていただきました。
 熊聾体操は昭和60年に佐藤先生によって考案された本校オリジナルの体操で、“からだを鍛える”ことを目指す運動として、先輩たちから長年引き継がれてきました。当時の県内の体育の先生方からも高い評価を得ており、誇り得る財産と言ってもいいでしょう。
 佐藤先生には実際の指導場面で、一つ一つの動きのポイントを御指導いただき、また野崎先生には生徒たちの呼吸に合わせた見事な太鼓のバチさばきを見せていただきました。
 生徒たちだけでなく、私たち指導者にとっても教わることの多い充実した時間となりました。

 
令和2年11月16日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その132)

 来年度(令和3年度)の本校創立110周年記念行事の開催に向け、昨年度から校内では準備委員会を立ち上げ、会議を重ねてきています。
 開催する方向で準備を進めてはいるものの、今、最も懸念していることは、新型コロナウイルス感染症の影響です。感染症対策を練りながらどの程度の規模・内容にしていくかを詰めていきますが、入場者の制限はやむを得ない状況になるかと現時点では予想しています。
 今後も本校同窓会やPTA、関係機関等とも連携しながら準備を進めていきますが、現在決定している大きな内容は下記のとおりです。


 

期日:令和3年(2021年)11月20日(土)

   ※この日は本校創立記念日にあたります。

場所:熊本聾学校体育館

 
令和2年11月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その131)

 今週月曜日(11月9日)から九州ルーテル学院大学の6人の学生さん達を教育実習生として本校で受け入れています。受け入れ学部内訳は幼稚部4人、小学部1人、高等部1人で、今月20日(金)までの2週間、特別支援学校教諭の基礎免許状取得に係る教育実習を行う予定です。
 特別支援学校における教育実習については、障がいのある子供たちの保育・教育に将来携わるであろう学生さん方の礎となり、子供たちに直接的に還元されるものと捉え、コロナ禍ではありますが実習を受け入れた次第です。
 大学側でも新型コロナウイルス感染症の感染防止対策をしっかり整えていただき、学生さんも私たちも安心して実習に臨める体制を整えています。
 学生さん達にとっては2週間という短い期間ですが、熊聾のことについても理解を深めてもらい、熊聾の良き発信者・応援者になってもらいたいと思っています。

 
令和2年11月12日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その130)

【土曜授業風景part.2】
 11月7日(土)、小学部・中学部・高等部では授業参観及び学級懇談を実施しました。
 小雨が降り続き、足元が悪い中でしたが遠方からも多数の保護者の御参加をいただき、本当にありがとうございました。
 小中学部では通常の授業展開でしたが、高等部では通常授業に加え、作品販売会と現場実習報告会のビデオ放映を行いました。また、午後からは九州ろう学生懇談会と本校高等部の進学コースの生徒たちとのZOOMによる交流も行われました。
 作品販売会では就労コースの生徒たちが丹精込めて作り上げた木製の椅子、お盆、コースター、ティッシュケース等が並べられ、瞬く間に完売となりました。「もし、売れ残ったら校長先生が全部買うよ!」と言っていたのですが、私は嬉しくも残念ながら買うことができませんでした。

 
令和2年11月11日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩