日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その353)

 12月10日(金)、小学部では持久走大会を行いました。

 当日朝方までは降っていた雨が上がり、気温は高すぎず、低すぎず、絶好のコンディションで臨むことができました。

 それぞれの学年に応じた距離をどの子も完走することができました。去年まではペース配分ができなかった子がペースを考えながら走っていたり、高学年ではタイムより順位を気にしながら走っている様子が見られたり、腹が痛いのに耐えながら歯を食いしばって走っていたりと、全員が成長している様子を見ることができました。

 応援していただいた保護者の方々は20人を超えていたようです。ご参観くださり本当にありがとうございました。

 
令和3年12月13日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その351)

 12月7日、中学部の教室を回りました。1,2年生は生徒会役員選挙に向けた準備と練習を、2,3年生は来週実施予定の修学旅行を前に、事前学習を進めていました。

 1年生は、どの生徒も皆、真剣な眼差しで取り組んでおり、生徒のひたむきさと頼もしさを感じました。

 2,3年生の生徒たちの関心が高いのは、食事やお土産のこと…?!

 予算やインターネットで調べた資料をもとに、楽しげに先生や友達と相談していました。私も2泊3日の修学旅行に同行します。生徒・先生たちとの道中をとても楽しみにしています。

 
令和3年12月9日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その352)

 小学部の取組として、北海道の旭川聾学校、愛知県の岡崎聾学校、島根県の浜田ろう学校、筑波技術大学、そして本校が連携しての「ペンタゴンプロジェクト」が今年からスタートしています。これまで、浜田ろう学校で収穫したひまわりの種を各学校で栽培するなどの取組を行ってきましたが、12月7日(火)に子供たち同士の初めての顔合わせとなるオンライン交流を行いました。

 本校からは小学部4,5年生9人が参加し、1時間の交流を楽しみました。各学校からの地域や学校紹介&質問コーナーがあったり、ゲーム交流があったりと、はじめは緊張していた子供たちですが、次第に盛り上がりを見せていました。

 今後は、子供たちの意見やアイデアも取り入れながら、将来的には授業交流等にも繋がっていければと思っています。

一昨日の熊本日日新聞朝刊に当日の様子が掲載されましたので、まだ御覧になっていない方はどうぞ御一読ください。

 
令和3年12月10日       
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その350)

 12月1日、PTAと進路指導部の共催で小学部4年生以上の児童と中高生、そして保護者を対象に「スマホ・携帯安全教室」を開催しました。

 講師としてKDDI(株)のタンジ紅子さまをお迎えし、携帯・スマホの課題について理解を深め、児童生徒一人一人が危機意識を持つことを目的に開催したものです。

 当日は講話だけでなく、多くの動画を提示していただきながら、SNSを通じて知り合った相手との関わり方や、「スマホ依存症」の恐ろしさなど、被害者になってしまった時の恐怖と絶望感を忠実に御教示していただきました。

 これからの時代、子供たち自身が危機回避できる能力が求められています。御家庭でも折に触れ、このことに関しても話題にしていただきながら学校と連携し、子供たちの理解を深めて参りましょう。

 
令和3年12月8日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その349)

 12月2日(木)、本校卒業生(令和元年度卒)で、現在、肥後銀行に勤めている西垣さんと上司の方2名が来校されました。西垣さんの職場での頑張りを高く評価していただいていることを上司の方から伺い、とても嬉しくなりました。せっかくの来訪でしたので、高等部生徒たちとの対面の場を休み時間に設け、在学当時の担任である藤原先生から西垣先輩の紹介をしました。

 照れ屋の西垣さんですが、職場での「あいさつ」の大切さを語ってくれました。また、寄宿舎での生活が職業人となった今、大変役に立っていることを話してくれたことは更に嬉しいことでした。

 次回熊聾に来ていただくときには、しっかりと時間をとって後輩向けに講話をしてもらいたいと思っています。西垣さん、そのときはどうぞよろしくお願いします。

 
令和3年12月7日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩