2026年2月の記事一覧

【情報システム科】国公立大学合格を含む進路実績のご報告と今後の取り組みについて

今年度、熊本工業高校 情報システム科3年生は、
進学・就職ともに全員の進路が決定いたしました。

生徒一人ひとりが自らの目標に向かって努力を重ね、
それぞれの希望進路を実現することができましたことを、
学科職員一同、大変嬉しく、また誇りに感じております。


■ 令和7年度 主な進学実績(国公立大学)
本年度は、情報分野・地域創生分野を中心に、
国公立大学への合格者を輩出することができました。

【国公立大学 合格実績】
・熊本大学 工学部 電気情報工学科 1名
・大分大学 理工学部 理工学科(知能情報システムプログラム) 1名
・北九州市立大学 地域創生学群 1名
・熊本県立大学 総合管理学部 2名
(ほか、就職・民間企業内定含め進路決定率100%)

工業高校からの進学として、
専門性を活かした工学・情報系学部への進学に加え、
文理融合分野への進学も実現している点が本学科の特徴です。


■ 「工業高校だからこそ」実現できる進路の広がり
情報システム科では、プログラミング、ネットワーク、デザイン、課題研究などの専門科目を通して、
実践的な情報技術と探究力の育成に取り組んでいます。

本学科の学びは、進路を限定するものではありません。
・工学部・理工学部への進学
・情報系・データ系分野への進学
・地域創生・経営・文理融合分野への進学
・IT企業・技術職への就職
など、多様な進路に対応できる力を育成しています。

近年は、大学においても「情報活用力」を備えた学生への評価が高まっており、
専門高校で培った実践的な学びが、進学においても大きな強みとなっています。


■ なぜ今、情報分野の専門性が社会から求められているのか
社会では、デジタル化やAIの進展により、
IT・工学分野の専門人材の不足が全国的な課題となっています。

経済産業省の産業人材に関する分析資料においても、
「技術を理解し、社会で活用できる人材」の重要性が強く指摘されています。
https://www.hkd.meti.go.jp/hokij/20260209/data01.pdf

ここで求められているのは、単なる知識ではありません。

  • 技術を理解する力
  • 課題を発見する力
  • 社会に応用する力

情報システム科では、日々の実習や課題研究を通して、
これらの力を段階的に育成しています。


■ 資格取得による専門性の可視化(ジュニアマイスターへの挑戦)
本学科では、専門的な学びを「見える成果」とするため、
資格取得にも力を入れています。

  • ITパスポート(国家資格)
  • ウェブデザイン技能検定(国家検定)
  • 情報技術検定
  • パソコン利用技術検定
  • グラフィックデザイン検定 など

また、資格・検定・競技大会等の成果を総合的に評価する
「ジュニアマイスター顕彰」にも積極的に取り組んでいます。

これらの実績は、進学時には学習意欲と専門性の証明として、
就職時には即戦力としての評価につながっています。


■ 進路実現を支える教育体制
情報システム科では、授業・実習・課題研究・資格対策を連動させた、
実践型カリキュラムを構築しています。

  • 個別進路指導
  • 放課後補習・資格対策
  • 探究活動(課題研究)
  • 外部連携による実践的学習

これらの取組により、
生徒一人ひとりの適性と希望に応じた進路実現を支援しています。


■ 中学生・保護者の皆様へ
情報システム科での学びは、
「専門性を身に付けながら進学も就職も目指せる」学科です。

これからの社会において、情報や技術を理解している人材は、
あらゆる分野で必要とされる存在となります。

本学科では今後も、専門性・探究力・人間力を兼ね備え、
社会で活躍できる人材の育成に努めてまいります。

【情報システム科】1月〜2月初旬の主な教育活動のご報告

熊本工業高校 情報システム科では、1月から2月初旬にかけて、
校内外で多様な学びの機会を通した実践的な教育活動を実施しました。
その主な取組についてご紹介いたします。


1.デジタルラボ in キカイ研(1月17日・任意参加)
1月17日、益城町のマスナガキカイ研究所で開催された
「デジタルラボ in キカイ研」に、情報システム科2年生3名が参加しました。

当日は、3Dプリンタやレーザー加工機、各種ソフトウェアを活用した
デジタルファブリケーション体験が行われ、
ハードウェアとソフトウェアを融合した先端的なものづくりに触れる貴重な機会となりました。

普段の授業で学んでいるプログラミングや設計の知識を活かしながら、
「自分のアイデアが形になる過程」を体験することで、
創造力と探究心を大きく刺激される学びとなりました。


2.3年課題研究成果発表会(1月20日)
情報システム科3年生(全13班)が、
1年間かけて取り組んできた課題研究の成果を発表しました。

当日は外部オブザーバーとして、企業の皆様にご来校いただき、
専門的な視点から講評をいただきました。

  • (株)アラオ 常務取締役 荒尾 侑典 様
  • ソフトウエアビジョン(株) 総務・人事部 係長 禿 和恵 様
  • (株)レイメイ藤井 熊本本店 管理部長 竹本 裕 様

発表では、

  • AI活用アプリ開発
  • 生活課題解決型システム
  • 福祉分野を意識したプログラム設計

など、社会課題に着目した実践的な作品が多く見られました。
また、1・2年生も聴講者として参加し、
評価投票やレポート作成を行うことで、
次年度の探究活動へとつながる学びの機会となりました。


3.プログラミングコンテスト 表彰(1月30日)
本校にて、九州中央リハビリテーション学院主催
プログラミングコンテストの表彰式が行われました。

全国から多数の応募がある中で、
情報システム科3年生の作品が高く評価され、
複数の上位入賞を果たしました。

■ 最優秀賞
松永 麻央 さん(3年)
作品:「OmniTalk」

■ 優秀賞
戸田 景介 さん(3年)
作品:「暮らしの間」

■ 優良賞
黒瀬 磨輝斗 さん(3年)
作品:「AI Support」

いずれの作品も、日常生活や福祉分野の課題に着目し、
プログラミング技術によって解決を試みた点が高く評価されました。
昨年度からの継続的な取組により、技術力・発想力・表現力の大きな成長が見られています。


4.情報システム科OB会「進情会」入会式(2月6日)
2月6日、情報システム科OB会「進情会」入会式を挙行しました。

本校情報システム科第1期生であり、会長の木村様より、
卒業生へ向けて激励のお言葉をいただきました。

代表挨拶では、幹事生徒より
「卒業後も仲間とのつながりを大切にし、社会で活躍したい」
という力強い決意が述べられ、
世代を超えたつながりを実感できる温かい式典となりました。


5.ウェブデザイン技能検定に向けた資格指導の強化
現在、情報システム科では
国家資格「ウェブデザイン技能検定3級」の受験に向け、
放課後補習や対策学習を実施しています。

本校として初の技能検定受験となり、
希望生徒は自主的に放課後も残って学習に励んでいます。

また、筆記試験対策として
教員が独自に開発した対策用Webアプリを活用し、
スマートフォンやChromebookから効率的に学習できる環境を整備しています。


情報システム科では、
「資格取得」「課題研究」「外部連携」を三本柱とし、

  • プログラミング教育
  • AI・デジタルものづくり
  • 探究型学習
  • 国家資格への挑戦

を通して、これからのデジタル社会で活躍できる人材育成を推進しています。

今後も、地域・企業・大学等との連携を深めながら、
実社会とつながる実践的な情報教育を展開してまいります。