11月7日(金)豚枝肉共進会に出品しました!
こんにちは、中家畜専攻です。
11月7日(金)豚枝肉共進会に、菊池農業高校から4頭の豚を出品しました。
枝肉共進会とは、
生産者が丹精込めて育て上げた枝肉(頭部や内臓などを除いた牛肉)の品質を競う、品評会です。
この日は、学校合わせて、10件の農家や企業の方が出品されていました。
生徒たちは、この日のために、
5月に生まれた子豚を、エサや豚の体調面に気を付けながら
農家や企業に負けない豚を作るために、飼育管理を行ってきました。
菊池農業高校では、
令和7年9月に1頭、最高位「極上」の評価をいただけたので、
生徒たちも喜び、「今回の共励会にも極上を出す!」と意気込んでいました。
「極上」とは、
日本食肉格付協会が定めた格付けの最高位で、 肉質、色、脂肪の質などを
総合的に評価して決定されます。(極上、上、中、並、外)
極上を獲得することはとても難しく、
極上の割合は、全国年間出荷頭数の「約0.1%」になります。とても狭き門です。
10月31日(金)
体重測定を行い、生徒たちの観察眼で「極上」に選ばれそうな豚を4頭選びました。
11月5日(水)
選んだ4頭を出荷トラックに乗せ、畜産流通センターへ運搬します。
解体してみないと、肉質の評価はわかりません。
生徒たちの選んだ豚は、どのような評価になるのでしょうか。
11月7日(金)
結果は、4頭すべて「上」という結果でしたが、審査員の方から
「太ももの張りがあともう少しあれば、極上の評価だった。」
「肉の色、脂肪交雑はとても良い。4頭とも安定した肉付きだからあと1歩頑張ってほしい。」
とお褒めの言葉や、アドバイスをいただくことができました。
生徒たちはグランドチャンピオンに輝いた企業の枝肉を見て、
「ももの張りが学校と全然違う。」
「極上の豚は肉の量が分厚い。」
「学校でももの張りをよくするには、どうしたらいいんだろう。」など、
学校と企業の豚を比較し、学校で可能な飼育管理は何かを考えていました。
この結果を生かし、今後の豚の飼育管理に生かしていきます。