2017年1月の記事一覧
1年生 コラージュデッサン制作
この課題を見ると寒さが厳しくなってきたと感じます。美術科ここ数年恒例の課題です。
コラージュデッサンとは普段は木炭や鉛筆で描くデッサンを、様々な紙や材料を用いて行うものです。
ここで養われるのは主に空間を認識する能力と画面の構成力でしょうか?ついつい貼り絵のように、そのもの形に切り取って貼ってしまいがちですが、そこを疑ってかかるところから始まります。
二次元のイリュージョンをつくりつつ、物質的なやり取りをするこの課題、デッサンや油彩画の制作につなげていってほしいと思います。
コラージュデッサンとは普段は木炭や鉛筆で描くデッサンを、様々な紙や材料を用いて行うものです。
ここで養われるのは主に空間を認識する能力と画面の構成力でしょうか?ついつい貼り絵のように、そのもの形に切り取って貼ってしまいがちですが、そこを疑ってかかるところから始まります。
二次元のイリュージョンをつくりつつ、物質的なやり取りをするこの課題、デッサンや油彩画の制作につなげていってほしいと思います。
新春デッサンコンクール!!
1月6日、美術科では1・2年生の新春デッサンコンクールがありました。
企画、準備、審査、講評全て3年生が行いました。講評もしっかりしたもので、評価基準を明快し、また今まさにデッサンに格闘している人ならではの具体的アドバイスがありました。余談ですが、ちょっとした口癖が担当の先生に似ているのに日ごろのコミュニケーションの深さを感じました。
クリスマスと新春、美術科ってこんなにデッサンばかりしているの?と疑問に思う人も多いはず。美術の勉強で大事なものを何か一つと言われれば、やはりそれはデッサンなのです。
SSHの講演会である技術者の方が、美術をやるうえで一番身に着けてほしいのはデッサン力と即答されました。この場合のデッサン力とはイメージを実現化する能力です。見た目はきれいに描けていても、3次元では矛盾があることも多いとか。CG全盛の今、逆に確かなデッサン力が必要になっているのを感じます。「デッサンができるひと」=「絵を描く技能がある人」だけではなく、「物事の本質を見ることができるひと」と考えたらどうでしょう。
描くって何?見ることって何?とちょっと哲学的ともいえることを友人同士で、または生徒と先生が熱く(暑苦しく)語り合える学校ってそんなにないのではないでしょうか?
今年も美術科一同よろしくお願いします。