↓ 第一高校公式インスタグラムは、こちら ↓
↓ 動画は、下の「旗」をクリック ↓
7月18日(日)熊本商業高校で開催された生物部研修会に参加しました。
本研修の目的は、生物をテーマにした課題研究の方策(テーマの探し方、研究の実施とまとめ方、発表方法)の習得について、県内の高校生と研修することです。学校の枠を超えた共同研究や県内生物部による合同調査のきっかけ作りとして実施されました。
☆フィールドワーク場所を江津湖として、次の5班(A~E)に分けて活動しました。
A班:巻貝類の身体測定
B班:江津湖のプランクトン調査
C班:じゃぶじゃぶ隊(水生生物の定性調査)
D班:外来植物の帰化率調査
E班:環境調査(江津湖の水質調査)
〔参加者からの感想〕
・私は、C班で定性調査を行い、結果として、思ったよりたくさんの生き物がでてきて、わくわくしました。この結果をまとめる際に、多くの先生方が研究のまとめ方の基本を教えて下さり、とてもわかりやすかったです。「研究」と聞くと堅いイメージを持つ人も多いと思いますが、慣れてしまえば簡単で楽しいものだと知りました。この研修会では他にも沢山学ぶことがあったので、この経験を生かし、自分たちの研究を進めていこうと思います。
・私は、C班に参加し、捕獲した生物の種類をまとめました。その際、まとめ方のコツなどを教えていただきました。1から研究を始めるということに対して、難しく考えてしまうかもしれないが、そんなことはないと感じました。今回の経験から、写真などで記録を取ることの大切さ、データや資料をまとめる際のコツ、発表のノウハウなどを学ぶことができたので、今後に活動に活かしていきたいです。
・私は、D班に参加して採取した植物の特徴をもとに図鑑で名前や原産地を調べ、外来種の占める割合を調査しました。結果として、帰化率は道端の植物が40.6%、水辺の植物が53.3%で、かなりの外来植物が繁殖しているということがわかりました。植物は細かい特徴で区別されており、今回の研修で、植物は観察することが一番大事だと思いました。現在、生物部で進めているサンショウモとオオサンショウモの観察を、改めてしっかりと行おうと思います。また、これから校内に生えている植物を調査していきたいです。
6月となり、3年生(3名)の活動も節目を迎えました。
本日、ささやかな慰労会を行いました。3年生のみなさん大変おつかれさまでした。先輩方の研究を、着実につないでいきます!!!
写真のポーズは、生物部で飼育しているウーパールーパーのポーズです♪
1年生が6名入部して、3年生3名に加えて総勢9名となり、放課後の生物教室もにぎやかです♪♪♪
ただいま研究テーマの模索中!!!
① あなたの部活動・同好会・委員会の魅力を教えてください!!
現在、私たちはウーパールーパーを飼育しています。皆さんはウーパールーパーって知っていますか?水の中で生きる生き物で、水槽を泳ぐ姿や、えさをパクッと食べる姿はとてもかわいいです。最初は、気持ち悪いと言っていた部員もいましたが、お世話をしていくうちにウーパールーパーのかわいさに気づき、今では誰よりも積極的にお世話しています。また、動物の飼育以外にも私たちは、絶滅危惧種の研究を行っています。外来種が人間の不注意によって自然界に入りこんだことが原因で、日本でずっと暮らしてきた生きものの生育地を奪わないように、基礎的ではありますが、かけがえのない研究をしています。
③ がんばってきたこと!!がんばっていること!!
部員が3人と少なく、人手が足りない中、限られた時間で先輩方から受け継いだものをより深められるように試行錯誤しながら研究をしています。
④ 中学生に向けて!!
研究というと少し堅苦しいイメージを持っている人もいると思いますが、動物・植物が好きなど気軽な気持ちできてくれても楽しめる部活動です。部員が2年生だけなので、新しく入部する人がいないと部が存続できません。少しでも興味を持ってくれたら兼部OKなのでぜひ入部してください。
2020年度 生物部活動状況
生物部は3年生が9人、2年生が3人の合計12人です。残念ながら、1年生は一人も入部していません。生物部は途中入部する場合も多いので、まだ部活動に入っていない1年生は是非、活動様子を見に来てください。
さて、顧問は生物の授業を担当している田代周史先生と山口裕徳先生です。
主な活動は、在来種の「サンショウモ」の生態研究です。サンショウモは現在、絶滅危惧種に指定されている希少植物で、外来種のオオサンショウモから生育地を守るための基礎研究を行っています。研究とは、データを管理する几帳面さと、結果を出すまでの忍耐力を求められる活動ですが、いい結果が出たときの達成感は格別です。
そのほかの活動としては、メダカ、ヌマエビ、ツチガエルなどの生きものを育て繁殖させています。また、最近、ウーパールーパーを飼育し始めました。餌をあげるときに愛らしい目で見つめられると、たまらないです。興味のある人は是非、ピロティー横の部室(標本室)を覗いてみて下さい。