カテゴリ:生徒の活躍

第11回 革のデザインコンテスト2021 【ユース・クリエーターズ賞】受賞

課題研究(コンペ斑)の一環として取り組んだ、第11回 革のデザインコンテスト2021において、

インテリア科3年の千代永 海美さんがデザインした「遊んで学べるグローブボール」が

本年度より新設されたクリエイティブ部門のユース・クリエーターズ賞を受賞しました。

 なお、革のデザインコンテストはデザインのみを行うクリエイティブ部門と実際に革製品を製作するプロダクト部門に分かれており、本年度は、全国各地からクリエイティブ部門2,021作品、プロダクト部門157作品の計2,178作品の応募があり、その中から、最優秀賞(1点)、優秀賞(1点)、ユース・クリエーター賞(1点)、入賞(8点)が選ばれました。

千代永さんが受賞したユース・クリエーターズ賞は高校生以下を対象として本年度より新設された賞であり、第1回目の受賞者となります。

12月1日(水)に東京レザーフェアの中で行われた表彰式に参加しました。

 今後も様々な場面で活躍して欲しいですね

JR九州賞【九州大会】、理事長特別賞【全国大会】、審査員特別賞(ファンタジー)【全国大会】

模型全体像

 

■鉄道模型コンテスト2021九州大会(8月14日(土)、15日(日))

 ・JR九州賞

■第13回全国高等学校鉄道模型コンテスト全国大会(8月20日(金)、21日(土))

 ・理事長特別賞

 ・審査員特別賞(ファンタジー) ※2年連続受賞

 

■制作者:インテリア科3年課題研究(建築班)、2年生

     宮本 倫汰(3年)、植田 真奈(3年)、佐藤 名(3年)

     田中  蘭(3年)、沼田由莉亜(3年)、山口 千絵(3年)

     有働 一靖(2年)、奥 弥奈実(2年)、森田 優花(2年)

 

 今年度も、3年生の課題研究の建築班を中心としたメンバーで鉄道模型コンテストに参加しました。今回は、九州大会と全国大会が実施され、それぞれの大会で受賞することができました。

 全国大会では、理事長特別賞と昨年度に続いて審査員特別賞(ファンタジー)を受賞することができました。今回のテーマは、「Reconstruction ~復興人生ゲーム~」としました。それは、今年が、熊本地震(平成28年)から5年、熊本豪雨(令和2年)から1年という節目の年だからです。また、新型コロナウイルスの影響も落ち着きを見せず、熊本でもたくさんのイベントが開催されなかったり、我慢をしたりすることが続き、地元八代の祭りである「妙見祭(ユネスコ無形文化遺産)」等も中止になったからです。

 熊本県全体として「創造的復興」を進めているので、私たち高校生(課題研究建築班)ができることとして、熊本県の良さをアピールする作品を鉄道模型の中で表現することにしました。

 今回選んだ地域は、地元である「八代市」と「熊本市、人吉市」です。被災した地域の復興には、県内外の人たちに興味関心を持ち続けてもらうことが必要であり、まずは知ってもらうことが熊本を元気にするきっかけになると考えました。

 今回の模型製作では、「3市を知ること=3市を巡る旅」ととらえ、それを「すごろく」に見立てて表現しました。そのため、今回の模型ではあえて全体で統一したスケールを使わず、それぞれの特産品や建築物が目立つような大きさで表現しています。

 被災からの復興と、新型コロナウイルスが収束し今までどおりたくさんの人と交流したり、様々なイベントが開催される日が1日も早く来て欲しいという思いを作品に込めました。

 ※作品についての詳細は、「制作記」をご覧ください。

R3 制作記.pdf 

第12回全国高等学校鉄道模型コンテスト モジュール部門【審査員特別賞(ファンタジー)、ベストクオリティ賞】

 昨年度の続いて、3年生の課題研究・建築班で取組みました。

 今回は、【審査員特別賞(ファンタジー)】と【ベストクオリティ賞】を受賞することができました。

 この作品のコンセプトは「学校」です。今年度は、新型コロナウイルスの影響で、様々な学校行事が中止・規模縮小等の措置が取られている学校が多くあります。実際に、私たちの学校でも体育祭や文化祭は中止となり、今まで当たり前のようにできていたことが、当たり前にできない状況になりました。最上級生として学校を活性化する学校行事に取り組めなかったことは、悔やんでも悔やみきれません。それは、先輩方から受け継いできたことを「実践」できず、後輩へ伝承する機会や地域の方への恩返しの場がなくなったためです。

 しかし、いつまでも下を向いていても前に進まないため、本校の今年度のスローガンである「Next One」の下、今回中止となった学校行事を「鉄道模型」の中で再現することで、後輩や地域の方に本校の伝統ある学校行事を伝えていきたいと考えました。学校をテーマにした模型製作のため、縮尺は1/100としました。

 鉄道模型コンテストも、当初参加予定だった九州大会が中止となりました。この全国大会に参加できることも当たり前だと思わず、大変な状況の中で様々な工夫をしてコンテストを開催してくださった方への感謝の気持ちを忘れず、作品製作に取り組みました。

 私たちの作品を見てくださった方々が、少しでも明るい気持ちになってくれれば幸いです。

 

■使用した材料:スチレンボード、紙粘土を主に使用しました。

■苦労したこと:人物模型(紙粘土)は1,000体以上作製したこと。

■こだわったところ:校舎内の情景で、一つひとつの教室にストーリー(学校あるある等)があります。

 

【模型全体】

 

【体育祭(団席と演舞)】

 

【体育祭(リレー)】

 

【校舎全体】

 

【教室(掃除時間)】

 

【教室(授業時間)】

 

【調理室】

 

【文化祭をイメージした屋台】

【駐輪場】

 

 この模型製作にあたってご尽力いただいた先生方、またこの大会を開催して下さった方々、ありがとうございます。自分たちだけでは決して作り上げることができない作品を完成させることができたのは、周りの方々のおかげだと思います。

 また、新型コロナウイルスの影響で、今まで当たり前だと思っていた日常が実は特別なことであり、1日1日を大切にすべきこと、何事にも感謝の気持ちを持つことの大切さを実感しました。

「ものづくりは人づくり」と言われますが、今回改めてその言葉を実感しました。班員や先生方と協力し、時には議論を重ね、試行錯誤の日々から逃げることなく取組むことで、よりよい作品に仕上げることができました。現状に満足することなく、「Next One」の精神でものづくりができたことは、貴重な経験となりました。