工業系列日記

工業系列日記

笑う デュアルシステムで、体験学習のお手伝い!

本校では、学校以外の事業所で年間を通して現場実習を行うデュアルシステムがあります。3年次の一部の生徒は『課題研究』または『総合的な学習の時間』の中で行っています。建築系列では、「国指定重要文化財 江藤家住宅」の修理工事の設計・監理を担当されている、株式会社文化財保存計画協会でお世話になっています。

 

さて、11月24日、25日は、大津南小学校(3年生、4年生)の江藤家住宅修理現場見学会および塗壁等体験学習が行われました。それまで体験学習の事前準備をしていましたが、現場の職人さんと一緒に当日のお手伝いもしました。

 

子どもたちは、元気いっぱい楽しそうに土壁を塗ったり、木材を削ったりしていました。

大津町の歴史や文化財だけでなく、建設業そのものにも興味を持ってくれるとうれしいです。

道具を配っています

子どもたちに土を配ります

次の班の子どもたちのために道具を洗ってます

自分たちもやってみました

最後は後片付けです

 

今回は、教えてもらう立場から、子どもたちの学習の手助けという逆の立場になりました。そのことで多くの得るものがあったと思います。

デュアルシステムもあと数回、ラストスパートです!

 

 

コロナ×避難所(工業系列建築)

工業系列建築の7名の生徒で、「コロナ×避難所」をテーマに研究を進めてきました。

その研究の一環として、避難所運営マニュアルを作成しました。

翔陽モデル(避難所内に学校にある屋外用テントを活用し、校内にあるもので飛沫を防ぐことができないか)を元に、

避難所に何人受け入れることが可能かを算出できる算定式をつくりました。

熊本県工業高等学校生徒研究発表会に参加します。

 

建築実習3年の様子 その後

建築実習3年の様子のその後を紹介します。

コンクリートベンチの型枠を外し、側面の穴にモルタルを練って詰めいている様子です。

 

 

スチレンボードで1/100の住宅模型を作っている様子です。

 

 

建築工事の一番最初に実施する水盛りやり方の様子です。

建築実習2年の様子

建築実習2年の様子を紹介いたします。

 

椅子の透視図(パース)を書いている様子です。

 

材料実験の1つである篩い分け試験を行っている様子です。

 

建築実習3年の様子

建築実習3年の様子を紹介をいたします。

コンクリートベンチの型枠を組み立てている様子です。

 

スチレンボードという建築模型の材料をカッターで加工している様子です。

 

測量の工程の1つである水盛り遣り方をしている様子です。

工業系列(建築)課題研究中間発表

 工業系列(建築)の課題研究の授業において、今年度は「建築✖〇〇」と題しまして、生徒一人一人が研究テーマ〇〇を自分で決めて一年間を通して研究を行っています。

 ある班のテーマの具体例を挙げると、とある生徒は「建築✖ファッション」というテーマを選び、各国の住居形態と民族衣装の関係性を調べ、日本における新たな住居と衣類の形態を提案をし、「建築✖サッカー」というテーマを選んだ生徒は翔陽高校の敷地に商業施設と複合したサッカー専用のスタジアムを設計するなど、建築的な提案を行います。

 また別の生徒は「建築✖橋」というテーマを選び、鉄道と道路が一本の橋を共用する併用橋といった特殊な橋の設計を、「建築✖道路」というテーマを選んだ生徒は、渋滞緩和を目的とした高速道路のジャンククションの設計を行うなど、土木分野の設計にも取り組んでおります。

 画像はその中間発表を行っている様子です。それぞれのテーマを選定した理由から半年間調べたことや研究状況を発表し、お互いの発表について質問したり評価をしあったりしました。

 これから1月の最終発表に向けてブラッシュアップしていき、3年生の総まとめとして作品を仕上げていきたいと思います。

 

 

建築設計競技会への挑戦

工業系列(建築)では課題研究の一環で毎年建築設計競技会(通称コンペ)に取り組んでいます。

今年度は3年次2名の生徒が「季節を味わう住まい」というテーマに沿って住宅の設計を行いました。

手書きで図面を作成し、それを基にして模型を作り、さらにその模型を基にして透視図(パース)を作成するなど、応用的な作業を夏休みを中心に行いました。

今年度も入賞するか楽しみですね!

 

木育教室の実施

8月20日(木)に大津町生涯学習センターにて木育教室を開催しました。

翔陽高校では毎年夏休みに開催しており、今年で4年目となる取り組みです。

木を使ったおもしろ実験やものづくりを通して、木やものづくりに興味をもってもらいたいと考え、地域貢献にもなるように活動を続けています。

新型コロナ対策として、全員マスク着用、手洗い・消毒、窓や入り口は常時開放などの対策を実施したうえで開催しました。

実験コーナーでは木材でしゃぼん玉を出したり、顕微鏡で木の繊維の世界を見てみたり、興味津々に参加してくれていました。ものづくりでは、筆箱やネックレス、コースター、積み木などを作成し、苦労して完成させた後はとても喜んで持って帰ってくれました。

今回使用した木材は県産材の杉を使いました。木を使うことでまた新たな木が植えられ、育ち、森を元気にします。地球環境を守るという事も木育の大きなねらいです。

3年次建築実習での遮へい板の作製

3年次建築実習(木工実習)での作業風景を紹介します。

新型コロナウイルス感染予防対策として、遮へい板を考案しました。生徒一人につき一個製作予定です。写真は材料を機械で加工している様子です。木材は県産材の杉を使用しています。校内で面談などを行う際に役立てます。

 

  ←完成するとこうなります。

 

建築キャリアアップガイダンス

 1/14(火)に建築を選択した生徒を対象としたキャリアアップガイダンスが行われました。講師は資格予備校の総合資格学院から2名お越しいただき、3年次は卒業後に受検可能となる2級建築士について、2年次は建設業界について講演いただきました。

 3年次の講演は2級建築士を中心とした話でしたが、どの資格試験においても重要になってくる内容でした。どんな業種であっても年齢やキャリアに応じた資格を取得していないと昇進や待遇に大きく影響するという話を聞き、就職や進学はゴールではなくそこから更に勉強してキャリアを積んでいくことの重要性を考える機会になったかと思います。

 また2年次の講演は昨年竣工したSAKURAMACHIといった身近な建物を事例に挙げ、建築物が完成するまでに関わる様々な業種を具体的に紹介してくださいました。具体的な会社名はCMくらいでしか知らなかった生徒らも、これを機会に進学や就職に向けて調べ学習を進め、理想的な進路実現に活用してもらえればと思います。

 

 

建築2年大工技能マイスター実習

 12/12(木)と12/19(木)の2日間に渡り、「ものづくりマイスター」であられる小篠(おざさ)マイスターと一口(いちぐち)マイスターの2名をお招きし、建築大工の技能実習を建築の講座を受講している2年次生が行いました。

 実習は2班の分かれ、小篠マイスターには墨付け(木材を加工する前に印を付ける作業)と継ぎ手の加工法(木材を延長するときに行う作業)を、一口マイスターには規矩(きく)術(L型定規の差し金を用いた大工特有の技術)を教えていただきました。

 生徒達は一流の技を間近で目を輝かせながら見ていました。貴重な体験をさせていただきありがとうございます。

 

 

 

江藤家住宅修理現場見学会にスタッフとして参加しました

 12月8日(日)に「第4回 国指定重要文化財 江藤家住宅 修理現場見学会」がありました。建築の講座を受講している3年次生のうち、総合的な学習の時間で「デュアルシステム」として江藤家住宅で実習させていただいている3人が、スタッフとして参加しました。

 担当したのは、「木組み体験コーナー」と記録(写真、ビデオ)でした。多くの方が見学に来られて重要文化財の修理の様子を見学されましたが、生徒たちも精一杯のおもてなしと記録ができたのではないかと思います。

 その他、大津南小学校の4年生が、クイズコーナー、江藤家の歴史の紙芝居、敷地内の建物や庭のガイドを頑張っていました。

 今後も、大津町にある重要文化財の修理事業を、高校の立場としてしっかり見守り、できることをお手伝いしていきたいと思います。

 

 

よろこび保育園での木育教室

令和元年11月13日(水)と20日(水)に、よろこび保育園で木育教室を開催しました。本校生徒は、工業系列建築3年次生7名と家庭系列3年次生8名の15名で取り組みました。

13日と20日の2日間に渡って、のこぎりを使って杉の角材を切っていき、紙やすりで磨き、「森のつみき」を作りました。クリスマスが近い時期なので、小さなクリスマスツリーとして家に飾ることもできます。

のこぎりを使うことも、紙やすりを使うことも初めての子どもが多かったと思います。これをきっかけに木を好きになってもらったり、ものづくりに興味をもってもらえたりするとうれしいですね。

 

 

 

建築設計競技会で2名が入賞!

 工業系列建築では3年次の総合的な学習の時間に建築設計競技会(コンペ)に向けて作品づくりを行っています。今年は日本工業大学主催のコンペに3名、日本大学主催のコンペに3名、修成建設専門学校主催のコンペに4名(内3名が2年次)にそれぞれ応募しました。それぞれに「ひかりの建築に住む」「温故知新の家」「応援する家」といったテーマが与えられ、テーマに対して様々な提案や議論を重ねていきながら作品を仕上げました。

 結果、日本工業大学と日本大学のコンペでそれぞれ1名ずつ奨励賞を獲得することができ、昨年に引き続き2年連続の入賞となりました。入賞した2名は専門学校へ進学が決まっており、進学先でもコンペに取り組んでもらえればと思います。

  

第33回日本工業大学建築設計競技 審査結果

 

第66回日本大学全国高等学校・建築設計競技会 最終結果 

 

 

高校生向け建設産業ガイダンスに参加しました

 11月12日(火)の午後から熊本市流通情報会館において行われた高校生向け建設産業ガイダンスに参加してきました。本校からは、2年次の生徒で建築の講座を受講している生徒と、造園園芸の講座を受講している生徒48人が行きました。

 先輩技術者による座談会で、「現場の先輩たちは思ったよりやさしい」という言葉が出てきたときは、10月にインターンシップで各企業にて研修してきたばかりだったので、なるほどと頷いていました。

 また、各建設業団体のブースでの説明では、色々な業種の方の具体的な話があり、みんな真剣に聞いていました。

 年が明けると、いよいよ進路決定の年。今回のガイダンスは進路決定のために大変参考になったと思います。関係団体の皆さま、ありがとうございました。

   

木工製品できました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年次の実習の時間に4月から製作してきた木工ベンチがやっと完成しました。翔陽祭(文化祭)が11月10日(日)に一般開放されますが、その時に、材料費程度でお分けしたいと思っています。以下のような日程で行いますので、翔陽祭の時に学校にお出でください。なお、サイズ、デザインは製作者の考えで1台1台違います。また、木工の授業で使用した木材も再利用しております。ご了承ください。

  ・11月10日(日)

     9:30より 整理券発行

    10:30   希望者多数の場合は、この時間に抽選となります

            整理券・材料代と引替にお渡しします

  

高校生向け就職ガイダンスおよび現場見学会(阿蘇地区)

 10月31日(水)工業系列建築の生徒は、熊本県建設業協会阿蘇支部の皆さんの協力をいただき就職ガイダンスおよび現場見学会に参加しました。午前は熊本地震で被災した車帰橋の災害復旧現場の見学、VRを用いた現場体験、午後は、建設業の魅力についての話をうかがいました。

 初めて現場を見学する生徒も多く、建設業の世界に触れることができ、建設業への進路を考えるきっかけにもなったようです。

 

         

 

            

 

崇城大学つまようじタワー耐震コンテスト 3位入賞!

 9月21日(土)に崇城大学主催「第9回つまようじタワー耐震コンテスト高校生大会」が行われ、本校の2年次生の製作したタワーが3位に入賞しました。また、出場した他の4台のタワーも本校の過去の成績を上回るものでした。

 授業と部活動と期末考査(2学期制のため9月上旬に実施)と平行して製作するのは大変でしたが、苦労した成果はあったと思います。

 来年は優勝を目指します!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木育教室を開催しました!!

7月31日(水)と8月7日(水)に、大津町生涯学習センターで木育教室を開催しました。木育とは子どもをはじめとするすべての人が「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みです。子どものころから木を身近に使っていくことを通じて、人と木と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことを目的とし、翔陽高校では今年で3年目の取り組みとなります。

 今回は木を使った実験や、ものづくり体験として筆箱やペン立て、ネックレスなどを参加者に作ってもらいました。また、のこぎりの使い方も翔陽生が丁寧に教え、安全に木材を切り、釘を打ち込むなど初めて体験する参加者も多くいらっしゃいました。みなさん完成後はとても喜んでくださいました。また来年度も開催したいと思います。

 また、11月に近隣の保育園でも木育教室の開催を予定しています。今度は建築の生徒だけでなく、家庭系列の生徒とも協力して行う予定です。