2019年6月の記事一覧
すべての人々に水と衛生へのアクセスを確保する
水俣高校は校舎が新しく、生徒も一生懸命掃除に取り組むので、トイレはいつもピカピカです。
さらに、全ての女子トイレにトイレ用擬音装置(音姫)が設置されています。快適に用を足すことができます。
また、月に1回のエコスクールデーには水高生の環境・エコ意識が高まるように、環境委員が節電・節水の呼びかけ、トイレや水道にポスターも掲示しています。
水俣高校のトイレ
「音姫」完備!! 掲示しているポスター
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
本校の電気・建築システム科電気コースは、独自にSDGsの研究をしており、持続可能なエネルギーの開発を目標に「P.V. power generating systemもえぎ H30型」という完全独立型発電・充電装置を製作しました。
「もえぎ」は、停電した際も、手回し発電機や蓄電池を使用することにより、発電・給電することができます。また、災害が起こった時、ライフラインが途絶えたとしても電気を貯蔵しておけます。さらに、インフラの整備されていないところでも電気を使うことができます。
今後も持続可能な社会の建築に向けて、身近なところからどのような取組ができるかを各科で考えていきます。
<もえぎH30>
すべての人々のための包摂的かつ持続可能な経済成長、雇用およびディーセント・ワークを推進する
昨年度、本校に届いた求人票の数は就職を希望している生徒1人あたり30.6件で、合計2000件を越えました。
就職率は、毎年100パーセントを達成しています。生徒が希望する企業の内定をもらう為に、先生方も熱心に指導してくださいます。
レジリエントなインフラを整備し、持続可能な産業化を推進するとともに、イノベーションの拡大を図る
工業科の生徒たちは毎年、環境に配慮した様々な取組を考案・実践しています。
昨年度は熊本県工業高校生徒研究発表会において機械科のEVスクーターの研究が最優秀賞を受賞し、「小径丸太廃材を活用した教材キットの開発・販売」に取り組んだ建築コースの3年生が第6回高校生ビジネスプラン・グランプリの最終審査会ファイナリスに選ばれ東京大学でプレゼンテーションを行いました。
<機械科の取組>
<建築コースの取組>
国内および国家間の不平等を是正する
本校は平成27年度より文部科学省のスーパーグローバルハイスクールの指定を受けています。
海外研修・台湾修学旅行に参加したり、海外からのゲストを多く迎え入れたりするなど、国際交流が盛んです。昨年はUNEP(国際連合環境計画)の職員の方々と交流する機会があり、SDGsの観点から私たちが住む水俣の現状や取組について調査しました。
SGHの様々な活動により一人ひとりの国際理解が進み、他者を受け入れる度量が大きくなっていると感じます。
<SGH事業における様々な交流の様子>