【建築科】2年生が「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る和紅茶用上がり台の製作を開始
来る令和7年11月1日(土)・2日(日)に開催される、食と農を通じて持続可能な未来を考える世界的な祭典「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」を彩る重要なアイテムの製作が、水俣高校建築科2年生の手によりスタートしました。
特に2日(日)にエコパーク水俣で開催されるスローフードマーケットと同時開催の「九州和紅茶サミット in みなまた」において、水俣名産の香り高い和紅茶を提供するための「上がり台」を、建築2年生が主催者からの依頼を受け、心を込めて製作しています。
製作に使用する木材と合板は、大会の成功と地域への貢献を願う地元企業様から全てご提供いただきました。生徒たちは、この温かい期待と想いを真摯に受け止め、未来へ繋ぐ「ものづくり」として、本日より本格的に製作に取り組んでいます。専用の機械で正確に切断・加工された木材は、「超仕上げ鉋盤(かんなばん)」により表面が鏡のように滑らかに美しく仕上げられます。これは、提供された地元木材の持つぬくもりと木目を最大限に活かすための丁寧な作業です。さらに、のこぎりや鑿(のみ)といった手道具を駆使し、熟練の技で加工を進めています。
全員が「大工技能士」の確かな技術者集団
製作に携わる建築2年生は、なんと全員が若くして「大工技能士」の資格を持つ、確かな技術者集団です。生徒らはプロの技術者としての自覚を持ち、正確性、迅速性、そして安全を徹底しながら、提供企業の想いと大会成功への熱意を胸に、一つ一つの工程を責任もって進めています。
水俣の豊かな自然と再生への強い想いが詰まった「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」。生徒たちが製作するこの上がり台は、地元高校生と企業、そして食文化が一体となった「おもてなしの心」を形にするものです。和紅茶を楽しむ際、生徒たちの技と想いが詰まったこの上がり台にもぜひご注目ください。大会の成功に向け、最後まで情熱を注ぎ完成させます。