日誌

校長室からの便り

今、熊聾では・・・(その169)

【中学部の交流②】

 昨日、五木中学校との交流活動のことをお伝えしましたが、本校中学部は広島南特別支援学校とも3年前から交流を続けています。

 互いの修学旅行の際に時間を見い出しての交流を行ってきていますが、来年度(令和3年度)は、本校中学部が修学旅行実施の年です。広島に向かい、平和学習と併せて互いの生徒同士の交流ができることを楽しみの一つにしています。

 さて、広島南特別支援学校中学部の生徒さんからも心のこもった手紙と一人一人のメッセージカードーが届いており、五木中学校のポスターと併せて中高棟の廊下に掲示しています。

 
令和3年1月20日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その168)

【中学部の交流①】

 本校中学部は、五木中学校と長年にわたって交流活動を続けています。毎年交互にそれぞれの学校を行き来しながら交流活動を行うのですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、五木中の生徒さん達が本校を訪れる事は叶いませんでした。しかし、昨年末に五木中の馬場校長先生がビデオレターと学校(生徒)紹介ポスターを本校まで届けてくださいました。

 五木中からいただいたDVDには手話とダンスを組み合わせた運動会での手話演舞などが収められていました。ビデオ編集はもちろんですが、手話の学びにも相当時間がかかったのではないかと想像します。本当にありがたく拝見させていただきました。

 さて、今年の夏はコロナの影響が収まっていけば、本校から五木にお邪魔させていただく順番です。是非、清流での生徒同士の交流活動(水遊び)が実現することを願っています。

 
令和3年1月19日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その167)

 新型コロナウイルスが猛威を振るっています。

 3学期には何とか実施できるであろう、実施したいと思っていた「九州地区聾学校理容技術交流会」や「日本ろう者サッカー協会主催のサッカー交流」ですが、ここ最近の県内外のコロナ感染の厳しい状況を考えると中止せざるを得なくなりました。いずれも、生徒たちがとても楽しみにしていた行事ですので、心苦しい限りです。

 中でも、日本ろう者サッカー協会からのお申し出は、このコロナ禍だからこそ生徒たちを元気づけたいという有難いお話でしたので、中止の判断をしなければならなかったことは本当に悔しくて残念です。今後、コロナによる状況が改善していった先には、再度サッカー交流の実現に向けて検討していきたいと考えています。


令和3年1月18日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その166)

 高等部学部朝会の最後に、週1回(毎週木曜日)ミニ手話講座を開いています。

 3学期は、1~2学期の内容を復習する方法で進めていきますが、昨日のテーマは「中」に関する表現でした。以下の表現は全部異なりますが、分かりますか?

 ①   学部

 ②   入浴

 ③   冬休み

 ④   回収

 ⑤   今日

 意味の違いを考えると、「なるほど!」と頷ける表現です。
 この紙面で答えを書くことは難しいので、皆さんそれぞれのやり方で解決を目指してください。(ここで放り投げてすみません。)

 
令和3年1月15日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩  

今、熊聾では・・・(その165)

 1月12日(火)、3学期始業式を行いました。

 中高生向けの始業式の中では、私からは「今年は辛丑(かのとうし)の年で、『辛いことが多い分、大きな希望が芽生える年』でもある。」という話をしました。新型コロナの影響を受け、これまでに幾つもの行事が中止になったり、変更を余儀なくされたりと、辛く大変だったことがありましたが、まだまだ気が抜けない状態です。

 今まで以上に緊張感を持ちながら、学校生活を送っていかねばなりませんが、子供たちそれぞれが持ち味(長所)を伸ばしながら、希望を抱き、目標を見失わずに歩んでいけるよう、熊聾教職員一同、しっかり支援していきます。

 少し強引ですが、「辛」という一文字は、一つ手を加えることで「幸」になります。皆のちょっとした知恵と工夫で、今年一年が幸多き年になることを願っています。

 
令和3年1月14日        
熊本聾学校 校長 五瀬 浩