高等部便り

高等部本科・専攻科

手話パフォーマンス甲子園出場

 令和4年9月25日(日)に、鳥取県倉吉市 倉吉未来中心にて、60チーム中予選を通過した全15チームが実に3年ぶりに集まり、舞台に上がり手話パフォーマンスの腕を競いました。熊本聾学校は選手宣誓の大役も果たしました。

 今年度熊ろうチームは、ある出来事をきっかけに、地域社会に問題を提起し、解決のために活動や啓発を行い、社会に理解や協力を得ていく、という感動実話を元ネタに演劇を披露、定評の手堅い手話と表情豊かな表現で、日本財団賞を獲得しました。

 結果だけでなく、取り組んだ経過と、自分や仲間、周りの人たちとの関わりや、その時その時のいろいろな気持ちの変化や感動は、高校時代の忘れがたい大事な宝物になったことと思います。

 なお、大会の動画は、全国高校生手話パフォーマンス甲子園のホームページから御覧いただけます。

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手話スピーチコンテスト

 「第39回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」が9月10日(土)に東京の有楽町朝日ホールで行われました。36回大会以来、録画映像による審査が続いていましたが、今年は、久しぶりに、予選を勝ち抜いた10人による大会でした。本校生徒は、「聾者として社会の一員として~わたしのアイデンティティー~」というタイトルで、熊本地震時の共助、コロナ禍の今のコミュニケーションなど、経験を通して社会にどう働きかけていきたいか話しました。

 熊本聾学校は9番目の発表で、観客の人数制限はあったものの、来賓には佳子内親王のご臨席もあり、とても緊張しました。スムーズな手話でスピーチを始めましたが、途中緊張からかなり手話の動きが速い場面もありました。しかし主張を丁寧に伝えるための、緩急や間の取り方、空間の活用などの練習を重ねた成果が発揮されました。評価に含まれる発表後の質問への回答も、高校生らしく将来への希望に満ち、堂々とした発表でした。

 結果は準優勝。嬉しさももちろんですが、社会へ出て自分を理解してもらい、また聴覚障がい者や手話についてもっと啓発していこうという自信と決意を新たにしました。

 

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大阪府立だいせん聴覚高等支援学校との交流活動

 8月4日に大阪府立だいせん聴覚高等支援学校の生徒の皆さんが来校されました。本校高等部生徒と交流活動を行い、学校紹介や大阪と熊本の文化について語り合いました。本校生徒は、普段の学校生活、部活動、学校行事等を紹介し、校舎内を案内して回りました。互いの学校紹介、ゲームを楽しんだ後、午後は水前寺公園に行き、一緒に昼食を食べたり、園内を散策したりしました。だいせん聴覚高等支援学校の皆さん、ありがとうございました。

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電子辞書贈呈式

 7月15日に信友社様が来校され、高等部1年生へ電子辞書を贈呈していただきました。

 生徒代表から、「電子辞書を大切に使い、知識を蓄えてきたいです。」と、これからの学習への意欲と感謝の気持ちを伝えました。

 信友社様からは、毎年電子辞書をいただいております。誠にありがとうございます。

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熊本県理容技術大会

 6月13日(月)に、熊本県理容技術交流会が、熊本城ホールにて行われました。本校からは、専攻科の生徒2名がワインディングの部で出場しました。

 例年より参加者も観客も少なく、より注目される状況に加え、初めての会場で緊張も大きかったようです。

 それでも日々の実習の成果を発揮し、本校生徒がワィンディング部門で優勝し、1人は敢闘賞を受賞しました。県の理容業の先生方からもお祝いと励ましの言葉をいただきました。

 応援見学の生徒にとっても、現場実習でお世話になった理容師の方々に声をかけてもらい、また、審査員のカット技術を間近で見ることができて、良い刺激になりました。

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高校総体

 6月3日(金)に3年ぶりに、熊本県高等学校総合体育大会の総合開会式がパークドーム熊本にて参加人数を限定して行われました。県内の高等学校・特別支援学校77校が参加し、県内から多くの高校生アスリートが集結しました。本校からは、高等部の生徒が5人行進に出場しました。

 校旗と共に、英語で「I love you」を表すハンドサインを本部に掲げながら力強く行進することができました。

 バドミントン部は、5月28(土)・29日(日)に熊本県立総合体育館にて行われシングルとダブルスに出場し、陸上部は、6月4日(土)にえがお健康スタジアムで、「100m」に出場しました。

 応援の人数も制限された中ではありましたが、生徒たちも頑張りました。応援ありがとうございました。

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総文祭開会式報告

 6月3日、特別支援学校専門部、展示部門の総務の生徒役員として本校の生徒2人が、総合開会式に参加しました。当初はプラカートを持って登壇の予定でしたが、コロナ感染症防止のため、観客席での参加になりました。開会式前には21校の特別支援学校の展示作品を見学しました。

本校は美術教科の1年生の作品、美術部の作品、就労コースの木工作品を展示しました。県立劇場への入場者の人数制限もあり、観客の方々とふれあう機会は少なかったのですが、搬入中に他の特別支援学校の先生が、「細かく丁寧できれいですね」「しっかりしたデッサンですね」「販売してほしいくらい」と言ってくださいました。

 開会行事では、コロナ禍以前には戻っていませんが、2年ぶりに通常に近い形で開催できたこと、それまでの関係者の協力や、高校生たちの苦労と努力を賞賛され、開幕となりました。6月4日までの2日間、特別支援学校専門部の展示は、県立劇場演劇ホールの入口フロア「ホワイエ」で開催されました。

 一般の方々や、特別支援学校児童生徒、保護者の方々には残念ながら鑑賞の機会はありませんでしたが、秋に「特別支援学校合同作品展」が開催の予定です。

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令和4年度 高等部全体LHR(王様ドッジボール)

 5月6日(金)の6時間目に、高等部の全体LHRがありました。全体LHRでは、月に1回程度、生徒たちが主体的に企画・運営をするレクリエーション活動を行っています。今年度初めての全体LHRは、高等部生徒・職員全員参加の「王様ドッジボール」でした。各チーム王様を一人決め、相手チームの王様に当てたら勝ちというルールです。序盤で王様が当たってしまい、開始早々決着がつく試合もあれば、最後の一人になるまで王様が分からないという試合もありました。生徒たちは、誰が王様か推理するような心理戦も楽しんでいました。最後には、生徒対職員の試合もあり、とても盛り上がるレクリエーションとなりました。

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令和4年度 全体自立②

 4月25日(月)の1時間目に、2回目の高等部全体自立活動がありました。聴覚支援センター部の飯銅先生より、聴力レベルの計算方法について説明を受けたり、生徒自身が使用している補聴器・人工内耳のメーカーや品番などを確認したりしました。将来、自分のきこえや聴覚障がいについて、知らない人にできるだけわかりやすく伝えることができるようになろうという話があり、生徒も自分のきこえについて考えることができました。

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令和4年度 全体自立①

 4月18日(月)の1時間目に、高等部の全体自立活動がありました。本校の特別支援教育コーディネーターの齊藤先生から補聴器・人工内耳について説明をきき、各部品の名称や使用上の注意点などを高等部生徒全員で確認していきました。在校歴が長い生徒でも、繰り返しの確認が必要だと感じました。補聴器や人工内耳の自己管理がきちんとできるようになることを目標に、今後も頑張ってほしいと思います。

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令和4年度 歓迎遠足

 4月15日(金)に、熊本城二の丸公園に行ってきました。ジャスチャーゲームやケイドロをして楽しみました。生徒の中には、自分でお弁当を作ってきた生徒もいました。昼食の際にも、新入生を囲んでたくさん交流し、楽しい新年度のスタートになりました。

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令和3年度卒業式

 3月1日(火)、高等部卒業証書授与式を執り行いました。生徒は、式の最中は凜々しく、式が終わると晴れやかな笑顔で、友人や先生、校舎との別れを惜しみました。熊本聾学校で培ったいろいろな力が、新しい環境で発揮されることを願っています。

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送別会

 2月25日に、生徒会が中心となり、3年生の送別会を行いました。前半に「ポートボール」、後半が「ジェスチャーゲーム」でした。生徒だけでなく職員も一緒になり、3年生との楽しい時間を過ごすことができました。

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青年部との交流会

 2月15日に、聾協青年部とリモート交流会を行いました。最初は緊張した様子もありましたが、「以心伝心ゲーム」を通し、笑顔も出てきました。青年部に入会する時のエピソード話や、活動紹介・PRなどもあり、とても充実した時間を過ごすことができました。

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就職説明会

 2月10日(金)に、1・2年生を対象に県内企業の「平田機工株式会社」と「株式会社肥後銀行」の方々から、それぞれの企業のお仕事の説明と、本校卒業生の仕事の内容について、生徒たちにとてもわかりやすくお話をいただきました。その後は、生徒たちからの質問にも応えていただきました。本当にありがとうございました。

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熊ろう夢叶え塾

 1月27日(木)、写真家の齋藤陽道さんが来校され、『熊ろう夢叶塾』を開講しました。和気藹々とした雰囲気で授業は進み、特に写真の撮り方の説明を受けるとき、写真家になった経緯を聞くとき、生徒は興味深くも真剣な様子でした。新しい価値観を得られた、とてもよい経験になりました。齋藤様、ありがとうございました。

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