サマースクール お知らせ・報告
2024 サマースクール報告
8月3日(土)にサマースクールを実施しました。
【小学生】制作活動・ボルダリング
前半の制作活動は、紙すきをしました。
紙すきの手順を確認する際には、ルーペやタブレットを使って文字を読む活動も行いました。活動の中では、高学年の子が低学年の子に優しく教える場面や、子ども同士で相談しながら手順を進める様子がありました。子どもたちからは、「楽しかった」「思っていた色と違う色ができたけどよかった」等の感想が聞かれました。
後半の時間は、体育館でボルダリングを行いました。徐々にコツをつかんで、難しいコースにチャレンジしていました。
【中学生】講話・視覚補助具の活用
タブレット端末のアクセシビリティ機能を使って、文字を拡大したり、読み上げたりする方法を学びました。
【きょうだい】水遊び
【保護者・学校関係者】講話・情報交換会
ご夫婦とも視覚障がい当事者であるお二人を招き、『先輩夫婦からのメッセージ』と題して講話をしていただきました。目が見えなくなって感じた葛藤、盲学校時代の思い出、仕事や結婚・子育てなど、ご自身の経験をお話ししてくださいました。参加された方々からは、「勇気をいただき、前向きな気持ちになれた。」「お二人が幸せそうに見えて、元気をもらえた。」等の感想をいただきました。
2024 サマースクールのお知らせ
サマースクールとは、県内の視覚障がいのある学齢期の子供たちが一緒に学習や体験活動を通して学び、交流を図るイベントです。
見えない・見えにくい子どもたちの数はとても少なく、思いや悩みを共有できる「なかま」と出会う機会はほとんどありません。思春期を迎えたとき、進路を選択していくときなど、「なかま」とつながっていることが支えになることがあります。サマースクールで、切磋琢磨する「なかま」をつくりましょう!
1 日時・場所
令和6年8月3日(土)9時30分~12時30分(受付9時から)
於:熊本県立盲学校
2 参加対象
□熊本県内の見えない・見えにくさのある児童生徒(小・中・高生)とその保護者
□担任、授業担当、特別支援教育コーディネーター等、当該児童生徒と関わられる先生方、および医療機関や療育機関等の関係機関の方々
たくさんのご参加をお待ちしています!
サマースクール2023
8月5日(土)に、サマースクールを実施しました。
今回は、県内の学校に在籍する視覚障がいのあるお子さんと保護者の方、学校の先生や医療関係者の方など、25名ほどの方に参加していただきました。。
IT企業でシステムエンジニアをされている外部講師の先生の講話、講師の先生を交えての意見・情報交換会、制作活動や交流活動など、新たな学びと、お子さんや保護者の方同士の交流の場となり、大変有意義な時間となりました。
講話
講師:株式会社メドレー勤務 氏家猛様
学生時代から現在に至るまでのことをお話ししていただき、、これからの進路選択などに向けて、大変役に立つお話をしていただきました。
意見・情報交換会
講師の先生を交え、各々の悩みなどについて、意見や情報を交換し合いました。
制作活動(小学生)
保冷剤を使った芳香剤作りを行いました。見えにくい時は、タブレットの拡大機能を使って見るなど、見えやすくする工夫をしました。
交流活動(小学生・中高生)
見えやすくするアクセシビリティ機能を利用し、タブレットのプレゼンテーション機能などを使って、自己紹介などを行い、お互いのことを知る活動を行いました。
サマースクール2022報告
サマースクールを実施しました。
7月30日(土)本校で、サマースクールを開催しました。県内各地から、小学生・中学生とその家族の方々や、視覚障がい者支援に関わる方々が参加されました。
まず、中高生・大人向けのプログラムとして、本校卒業生の米村総一郎さんによるオンライン講話がありました。幼少期の頃からの話や、就職された現在に至るまで、何事にも挑戦することの大切さなどについてお話しをいただきました。また、大人のみのプログラムとして、意見・情報交換を行い、日頃の悩みや疑問などについて話し合いました。
一方、小学生の参加者は、制作活動としてスライム作りを行いました。初めて会う友達同士ではありましたが、友達に声をかけておしゃべりしたり、できあがったスライムの感触に一緒に興奮したりと、楽しく活動して交流を深める様子がありました。また、小中高生共通のプログラムとして、タブレット講座も行いました。タブレットの拡大機能などのアクセシビリティ機能などについて、実践的に学ぶことができたようです。
また、今回は、東海光学様、メガネのヨネザワ様、ViXion様にご協力いただき、視覚支援補助具の機器展示も実施いたしました。最新の支援機器等に、直接触れて体験していただくことができ、よりよい支援への参考にしていただけたのではないかと思います。
今回、新型コロナ拡大が懸念される状況ではありましたが、感染対策を十分に行い、3年ぶりの開催となりました。やはり直接参加していただくことで、今後の支援につながる関わりができたと実感したところです。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者
校長 仲山 加津恵
運用担当者
情報部