日誌

高等部より

九州地区盲学校弁論大会を終えて


6月8日()、九州地区盲学校弁論大会が鹿児島盲学校で行われ、本校からは中学部と高等部普通科の代表が2人出場しました。

 前日に行われた発表順を決めるくじ引きで、高等部の生徒は8人中7番目に決まりました。自分の出番が遅いことに緊張した様子でしたが、本番では練習以上の出来栄えで、堂々とした弁論を披露することができました。

 どの学校の発表も、練り上げられた内容で素晴らしい弁論ばかりでしたが、その中で、本校生徒は見事に優良賞(第3位)を受賞しました。気持ちを込めた発表ができ、さらに良い結果をいただいたことは、今後の更なる自信につながることでしょう。

 また、大会後、鹿児島盲学校の給食をいただき、その後に全校児童生徒のみなさんと参加者全員で交流会が開かれました。鹿児島弁クイズで盛り上がったり、児童生徒のみなさんからの合唱や、手作りプレゼントなどをいただいたりと、心温まるおもてなしを通して、九州内の各盲学校とのつながりを深める、とても充実した会となりました。

鹿児島盲学校の皆様、大変ありがとうございました。




第30回 熊本県高等学校総合文化祭


6月1日()、熊本県立劇場において、「総文祭」が始まりました。当日は、展示部門の開会式が演劇ホール前のホワイエで行われ、普通科2年の生徒が司会を務めました。本校の展示コーナーには、学習の中で製作した美術作品や書道作品、点字紙を使ってのペーパークラフトの作品に併せて、実際に触って体験していただける点字印刷されたものや、黒で書いた部分が盛り上がる立体コピーの作品などを展示しました。

開会式様子 展示作品

また、午後からはコンサートホールでステージ発表が行われ、ピアノ演奏や歌、ダンスや筝曲の演奏などの発表がありました。本校からはアンサンブル部が出場し、堂々とした演奏に会場からは大きな拍手をいただきました。
アンサンブル部ステージ

第46回県高等学校総合体育大会


6月1日(金)、熊本県民総合運動公園陸上競技場(えがお健康スタジアム)において第46回熊本県高等学校総合体育大会開会式がありました。熊本県の高等学校80校が入場行進に参加する中、本校は12番目に行進をしました。学校の代表として、普通科2年生男子が旗手を務め、参加者1名ながらも堂々とした行進でした。行進の様子はテレビ中継があり、フロアバレーやSTT(サウンドテーブルテニス)のことなどアナウンスされ、本校の運動部活動などの取組についてアピールができました。

パンフレットの表紙

授業の風景


授業の風景 
 <日本史>
  普通科2年では、クラスを2つの学習グループに分けて、電子黒板やタブレット等のICTを活用したり、手作りの古墳模型を使って、実際に触って形を確認したりしながら学習が進められています。五感にうったえることで、学習の楽しさが増し、生徒たちの学習意欲も増しています。

 
 
 電子黒板を使っての授業模型を使った授業
 
 
 
 <生活単元学習>
   普通科重複学級では「学校内外の様子を知ろう」の単元で、各教室の配置や距離を確認していきました。校舎模型の組み立てや、日頃授業で使う特別教室までの距離等をメジャーや歩行用距離測定器を使って測定し、1日に歩く距離を計算していきました。また、自分の歩幅の計測も行い、およそ何歩で目的地に到着できるか等を予測することができました。
  

校舎の模型の組み立ての様子歩行用距離測定器での測定の様子

 

 <家庭科>
 「防災について考えよう」の単元では、安全に住むための学習や、災害に備えての対処方法等を学習しています。その中で、「非常持ち出しチェック」を行った後、防災頭巾の作成を行いました。
 頭巾の中にはTシャツや下着、軍手やちり袋、小銭や保険証のコピー等の他に、家族写真等も入れ、家族が離れ離れになっても、探しやすいように工夫しています。
防災頭巾の中身

弁論大会

5月2日(水)、中学部・高等部合同の校内弁論大会が行われました。
生徒たちは、これまでの生活や体験を通して考えたことや感じたこと、自分の思い等を文章にまとめ、発表していきました。
   今回の弁論大会は、6月8日に開催される九州地区盲学校弁論大会の代表選考会も兼ねており、「論旨」「話術」「声量」「聴衆の感銘度」の項目に沿って審査が行われました。
 講評では、どの生徒も日頃の自分を見つめ、分かりやすく伝える工夫をしたり、声量や表情、身振り等にも気を配ったりしながら発表していたことが高く評価されました。
お互いに発表を聞きあうことで、様々なものの見方や考え方があることを知り、有意義な時間となりました。

発表中の様子 講評の様子