中学部だより

中学部より

中学部 総合的な学習の時間

中学部の総合的な学習の時間では、「私たちの食事と社会」をテーマに学習に取り組んでいます。

食に関する学習を行う中で、近隣の店舗で、フードドライブという食品の寄付活動があっていることを知り、各家庭から食品を持ち寄り、参加してきました。
集まった食品を触って確かめながら、回収箱に入れました。

乾麺や乾物を袋の上から触り、日頃食べている調理済みのものと大きさやかたさの違いに気づいたり、寄付される食品の種類の多さに驚いたりする様子が見られました。

 

中学部学部集会

5月2日・23日、中学部学部集会がありました。

今年度は、4月に新しく転入生を迎え、生徒4人・職員6人、計10人の中学部です。

学部集会では、お互いのことをより深く知るために、生徒会が企画した自己紹介クイズを行いました。アンケートで回答した一人一人の「好きなこと」「苦手なこと」「最近一番嬉しかったこと」をクイズ形式で出題し、誰のことか当てるクイズです。「最近一番嬉しかったこと」では、クラスメイトができたこと、トランポリンで遊んだこと、新しい○○を買ったこと(マットレス、ドラム式洗濯機、腕時計…)など、生徒や先生の知らなかった一面が次々と明るみになり大盛り上がりでした。

今年一年間、協力し合いながらよりよい中学部を目指して頑張ります! 

 

 

宮崎県立明星視覚支援学校中学部との交流

11月16日(水)3限目、本校の共同教室棟にて、宮崎県立明星視覚支援学校中学部の皆さんとの交流を行いました。

はじめに行った「すごろくゲーム」では、3チームをつくり、それぞれサイコロを振り、止まったマスに書かれた課題にチームで取り組みました。「1日で好きな時間は?」「作りたい料理は何?」「好きなテレビ番組は?」など、チームの友達と譲り合いながら発表しあい、楽しみながら、お互いのことを知る良い機会となりました。

明星視覚支援学校文化祭の中学部発表を動画で見せて頂き、宮崎や熊本のことをたくさん調べられていて、本校の生徒たちは勉強になりましたと感想を述べていました。

最後の感想発表では、「楽しかった」「今後もまた交流したい」との言葉が聞かれるなど、1時間という短い時間でしたが、とても有意義な会となりました。 宮崎県立明星視覚支援学校の皆さん、本当にありがとうございました。

中学部A組工場見学(湖池屋九州阿蘇工場)

 9月22日、湖池屋九州阿蘇工場へ見学に行きました。事前学習として、20日に芋掘り体験をしたり、21日にポテトチップ作りをしたりしました。

 20日、大きなジャガイモが掘れて、甘夏さんはとても喜んでいました。

 21日のポテトチップ作りでは、20日に掘ったジャガイモを使いました。洗ったり、ピーラーで皮をむいたり、スライサーで切ったり、いろいろな行程がありました。ジャガイモの表面のザラザラした感触、丸のままの大きさとスライスして薄くなったものとの比較、1つ1つ触って確認しました。スライスしたものはチップスメーカーにのせて、レンジで加熱しました。手作りのポテトチップも良い感じに仕上がり、市販のポテトチップのように、カリッと音をたてながら、美味しそうに食べていました。感想を聞くと、「おいしい。」と言っていました。

 いよいよ、22日の工場見学。前日から「工場」と言ったり、当日いつもよりも笑顔多かったりして、それぞれ楽しみにしている様子がありました。バスで向かい、工場に近づくと、ジャガイモのニオイがしました。

 まずは湖池屋の創立と熊本工場でのポテトチップ作りの行程の話と動画視聴がありました。説明の中で、盲学校の子どもたちのために特別に、ジャガイモを触る体験が用意されていて、2種類のジャガイモの大きさ、感触の違いを感じることができました。湖池屋という会社名は、小池和夫さんという創設者の名前からだそうです。

 マイポテチ作り体験では、厚さの違うポテトチップの食べ比べをしたり、湖池屋さんのポテトチップの最初のフレーバーとなった”のり塩味”を作ったり、8種類のフレーバーを自分好みの味で調合して、思い思いのマイポテチを作ったりしました。その後は、事前にそれぞれ考えていた質問をして、「働くとは」についても触れました。食べたり、作ったり、質問をして関わったりと、楽しく勉強になる時間を過ごすことができました。

 

中学部A組生活単元学習 紙すき

 

9月の生活単元学習で、紙すきをしました。

紙すきには、様々な工程があります。①牛乳パックを洗って、水に浸す。②牛乳パックの表面の透明の紙を剥がして、ちぎる。③ちぎったものと水をミキサーにかける。④ミキサーにかけたものを紙すき枠に流して、成形する。⑤網とパルプを離して、乾かす。

1つ1つの工程を言葉にしたり、牛乳パックやパルプの感触を触ったりしながら、自分たちでやってみました。意欲的にやわらかいパルプの感触を触る生徒と触って険しい表情になる生徒と様々でしたが、回数を重ねるたびに慣れていき、牛乳パックを混ぜる時のミキサーの音をよく聞いていたり、透明の紙を剥がすことがうまくなったりしていました。

できた紙を使って、それぞれに普段思っていることを手紙に書いて伝え合い、伝えたことも手紙をもらったことも喜んでいるようでした。他にも、やわらかいパルプで、1学期にみんなで植えたトマトと胡瓜を作り、作品にしました。

 

牛乳パックを洗っているところです。

牛乳パックの表面の紙を剥がしています。

手紙を受け取っています。

スイッチを押すとミキサーが動きます。(ミキサーとスイッチをつないでいます)

くまもと障がい者芸術展に出す作品です。