日誌

SPH活動日誌

インターロッキングブロック施工実習【土木科】

1 期日  2020年11月17日(火) 終日
2 場所  熊本工業高等学校 北-中棟間連絡通路
3 対象学年  土木科1年生(39名)
4 協力  熊本県建設業協会青年部

5 目的
現在、校舎間移動で通行する屋外通路はゴム製マットが敷設してあるが、劣化が進み通行に支障がある。熊本県建設業協会青年部の協力の下、雨天時または車両が通行することを考慮して、インターロッキングブロックで施工することで、土足で通行している状態を解消し、施工体験を通して建設業のイメージアップに繋げたい。

6 日程
  9:00~ 9:45 開会・実習内容説明
  9:55~12:00 実地研修
 12:10       閉会

7 内容  下地の敷均し・転圧、ブロックの敷詰め、目地の調整

8 実習風景

前日に重機で舗装を剥ぎ取る

下地に砂を敷いてレーキ等で均す

コンパクタ(転圧機)で整地

隙間なくブロックを敷詰める

目地に砂をつめて完成

協力頂いた青年部の方々

9 アンケート結果(調査数39名)

Q1.道路舗装の工事に関して、興味関心がある

 

 

Q2.今回の施工実習に積極的に取り組み、学ぼうとする意欲がある

 

 

Q3.自分の将来の職業に対して意識をしている

 

Q4.防災・減災について興味・関心がある

 

Q5.将来、災害に対応できるエンジニアとして活躍していくことに興味・関心がある

 

 

10 感想(抜粋)

・今回の実習では自分の将来の事について、考えが少し変わりました。今までは大手の会社に就職したいと思っていましたが、地元の中小企業や職人になるのも選択肢の一つだなと思いました。もっと考えを深めるために、今後の実習にも力をいれていきたいです。

 ・アスファルト実習とは違う楽しさや難しさなどがあり、とても良い経験になった。このような貴重な経験ができるのは、熊工ならではなので、熊工に入学することができたことを誇りに思った。

 ・熊工の古い部分を施工して自らの土地を自らで使いやすくするというのは、とてもうれしいことだなと思いました。業者の方が言っていたことで「自分たちで作ったものは、自分の息子や家族、友人などに誇りをもって言えるという実感」を自分も感じ、今回の実習を将来や仕事を選ぶときにも参考にしたいと思いました。

 ・今回の実習を通して、土木は道路や橋などの建設物ばかりの仕事が全てと思い込んでいましたが、デザイン性や利便性、耐久性を重視したインターロッキングブロックという施工を体験したことにより、自分の中の土木に対する知識や関心が高まりました。また、将来の選択肢が増え、土木についての勉強をするのが今まで以上に楽しみになってきました。

 ・今回の施工実習を通して、幼い頃から好きだったものづくりに少し触れることができて、もっと好きになりました。また一層興味が湧いてきました。今回は以前の舗装作業よりも工程が淡々としており、頭で理解しながら、「これは何のため」などと考えながら、積極的に行動することができました。少しの時間だったが、疲労は溜まりました。そう思うと、土木の仕事って、時間や労働力を使って、私達に必要なダムや道路、トンネルなどを構築していっているので、本当に日本でも世界でも欠かせない職業だなと思いました。

 ・自分たちがこれから使っていく物を自分たちで作ることができて良かったです。このような貴重な経験をさせていただいて感謝しています。自分達も将来このような仕事をする事になると思うけど、早さと正確さが求められてくると思うので、プロの方がされているのを見たり、積極的に動いたりして少しでも経験をつんでいけたらいいです。