建設工学科ブログ

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アーク溶接特別教育

 日  時:8月23日(月)~25日(水)
 会  場:学科講習…建設工学科実習棟(設計実習室)
      実技講習…建設工学科実習棟(施工実習室)

アーク溶接1 アーク溶接2

アーク溶接3 アーク溶接4

アーク溶接5 アーク溶接6

 平成22年8月23日(月)から25日(水)の3日間、建設工学科においてアーク溶接特別教育が実施されました。23日と24日の午前中までは、アーク溶接に係る安全教育や技能に関する学科講習、24日の午後から25日にかけて、アーク溶接の実技講習が行われました。初めのうちはおっかなびっくりでアークを飛ばすことにも苦労していましたが、練習を重ねるにつれ技量は上達し、全員が正しい技能を身に付けることができました。
 建設工学科では、外部機関の協力のもと、パワーショベルや高所作業車、フォークリフトといった建設機械をはじめアーク溶接といった特別教育を格安の料金で実施しています。こうした資格を、卒業までに4つは取得し、実社会で生かしてほしいと考えています。

建設機械特別教育(高所作業車)

 日  時:8月4日(水)、5日(木)
 会  場:学科講習…建設工学科実習棟(設計室)
      実技講習…西側駐車場
 受 講 者:建設工学科2年生17名、3年生23名、合計40名
 実施機関:キャタピラー九州(株)
 内  容:安全講習および高所作業車の操作に係る学科講習、学科試験
      高所作業車の操作(アウトリガーの操作、バケット外部および内部からの操作)
      実技試験

高所作業車1 高所作業車2

高所作業車3 高所作業車4

高所作業車5 高所作業車6

高所作業車7 高所作業車8

高所作業車9 高所作業車10

高所作業車11 高所作業車12

 今回は、実施機関を変えての実施となりました。前回までは、実技講習では安全確認とバケットに乗車しての操作だけだったものが、今回は、アウトリガーの操作、外部からのバケット操作、乗車してからの操作があり、生徒ひとりひとりが十分に高所作業車に触れることができたと思います。当日明け方に雨が降り、グラウンドのコンディションが悪いため、急遽駐車場での開催となりましたが、校舎を利用しての実技講習となり、グラウンドで実施するよりも比較物がある分、バケットが高く感じました。なお、8月末には、アーク溶接(20名受講)の講習会を実施することになっています。

フラワースタンド製作、寄贈

 球磨工フェスタで販売したフラワースタンドが本校育友会会長の目にとまり、2月21日(日)に開催される「第7回ひとよし春風マラソン」のゴールゲートに展示したいとの依頼を受け、課題研究の授業を利用して3年生12名がフラワースタンドを30台製作しました。

 2月5日(金)に商工会議所で行われる実行委員会で寄贈式が執り行われました。3年生2名が代表として参加し、人吉市長へ寄贈しました。市長からは、日頃の工業生の活躍を褒め称えていただき、感謝の言葉を頂くことができました。ひとよし春風マラソン大会当日には、菜の花を植えたプランタを乗せたフラワースタンドが開閉会式場並びにゴールゲートに展示され、イベントに花を添えました。(写真は、生徒が人吉市長にフラワースタンドを手渡すところ。)

フラワースタンド

本校グラウンド多目的施設基礎工事

基礎工事について
 同窓会から創立記念事業の一環として寄付をいただき、本校グラウンドに授業や部活動中の生徒を突然の雨や熱中症等から守るための施設をつくることになり、基礎工事を建設工学科が担当しました。
 施設の基礎は、長さ:500cm、幅:50cm、高さ:65cmの直方体が2箇所となり、工事は2ヶ月半にも及び、使用したコンクリートはのべ4000リットルになりました。これほどのコンクリートを使用したのは建設工学科始まって以来のことであり、このとき、グランド改修工事のためミキサー車が近くまで寄せられず、人力で運ぶこともありました。
 基礎完成後、建築科によって上部構造が組み立てられ、基礎部のほとんどは土の中に埋め戻されました。建設工学科の生徒の苦労は、二度と誰の目にも触れることはありませんが、せめてホームページで、建設工学科の生徒達の頑張りを見てください。

基礎工事の記録
・床堀(とこぼり)
 地盤を計画面より掘り下げ、平らに仕上げます。(写真左:床堀後)
・砕石敷き込み(さいせきしきこみ)
 基礎内部に砕石を敷き込み、基礎が沈まないように、十分にプレート(右の写真の機械)などで押し固めることを何度も繰り返し行い、基礎に必要な地耐力を出します。(写真右:プレートでの押し固め)
多目的施設1   多目的施設2

・捨てコンクリート打設(すてこんくりーとだせつ)
 砕石の上に生コンクリートを流し込み、平らに仕上げます。このコンクリートは、強度を出すことより、型枠や鉄筋の設置を容易にすることを目的としているため、捨てコンクリートや捨てコンと呼ばれます。(写真左:ミキサー車登場、写真右:コンクリートを平に仕上げる)
多目的施設3   多目的施設4

・配筋(はいきん)
 鉄筋コンクリート工事において設計図通りに鉄筋を配置することを配筋と言います。
・型枠組み(かたわくぐみ)
 所定の形にコンクリートを打ち込むのに用いる、木材や金属で組んだ仮設の枠を、型枠と言います。
・コンクリート打設(こんくりーとだせつ)
 型枠にコンクリートを流し込み、平らに仕上げます。打設とは、建設現場でコンクリートを流し込むことです。(写真左上:配筋、型枠組みを終え、コンクリートを流し込んでいます、写真右上:金ゴテでの仕上げです、写真下:完成した基礎は土の中、今この姿を見ることはできません)
多目的施設5   多目的施設6

多目的施設7

第7回熊本県高校生ものづくりコンテスト

 平成22年6月12,13日に、第7回熊本県高校生ものづくりコンテストが玉名工業高等学校で行われ、測量競技部門で銅賞(3位)となりました。

ものづくり1 ものづくり2 ものづくり3

コンテストを終えて
 今年度から、晴天時は昨年通りの競技内容だったが、雨天時には製図競技が加わり、課題が2つとなったため練習も大変だった。また、昨年度、わずかなミスで優勝を逃したため、それぞれの役割に集中するために作戦を変更して臨んだ。
 競技開始ぎりぎりまで雨が降り、晴天時、雨天時のどちらの競技が行われるかわからない中、開会式が行われた。グラウンドは水浸しで最悪のコンディションながら、晴天時の競技が行われることが決定した。
 練習の成果を発揮し、測量作業は誤差1mmと、昨年度を上回る好成果をあげることができた。しかし、計算書作成において、出場チーム6チームすべてが何らかのミスを犯し、計算書の得点はどのチームも低い点数となった。本校チームも昨年と同様な箇所でミスを犯し、審議の末、下のような順位となった。誤差は、全チーム中トップレベルであったが、計算書作成において昨年と同じようなミスを犯し、優勝を逃したことは、悔やみきれない。来年こそ頂点を目指し、九州大会、全国大会に挑戦したいと考えている。