お知らせ

       「Active菊農!GoGo菊農!」

                       熊本県立菊池農業高等学校

                                 校長  嶋田 泰介

  本日は菊池農業高校のホームぺ-ジにアクセスしていただき、ありがとうございます。

長い歴史と伝統を持つ本校は、本県農業を担う人材の育成を目的に、明治36年に創立されました。幾多の変遷を経て、昭和39年にここ花房台地に移転し、昨年、創立120周年を迎えた全国屈指の農業高校であり、2万人を超える卒業生は地域社会を中心に全国各地で多分野にわたり活躍しています。

 さて、今年2月、半導体受託生産の最大手である台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場(菊陽町)の開所式が開かれました。今年度末までには本格的な量産が始まることとなり、県内での第2工場の建設も決定しました。膨大な経済効果から県内では大歓迎の声が上がる一方、熊本工場周辺では畜産だけでなくニンジンなどの野菜栽培も盛んで、農地も広がっており、農業に従事する方々から「農業と半導体産業が共存できるのか?」との不安の声も聞かれます。本校はTSMC熊本工場から最も近距離にある農業高校として、農業や食料、自然、環境、文化や生活など、人が生きていくために最も大切なことを命に触れながら日々学んでいます。この学びをもとに、加工食品の開発や地域環境保全への提言、食農教育等、地域そして熊本県の農業振興のために本校の果たせる役割はあるはずです。菊農プライドを持って、今後も日々の教育活動に邁進していきます。

本校の教育スローガンは『感動、感謝、思いやり、夢を育み未来を創る菊農生~あらゆる可能性を見つめ一歩前へ~』です。本校の生徒は大きな可能性を秘めています。その可能性を開花させていくためには やはり「努力」が必要だと思います。王貞治氏がこんな言葉を残しました。『努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのならば、それはまだ努力と呼べない』と。本校生のたゆまない努力が夢の実現に繋がるよう、本校93名の職員が全力でサポートしてまいります。本校には、それぞれの専門分野を教える職員がいます。部活動では、生徒が活躍できるようにサポートできる職員がいます。心が折れそうな時、生徒を受け止められる職員がいます。そして、本校には生徒が主役になれる場所が数多くあります。生徒諸君には、本校でやる気、活気、元気に溢れた高校生活を謳歌してもらいたいと切に願っています。

これからも菊池農高らしく学校行事や地域イベント等に積極的に参画し、地域と共に、地域に根差し、地域に必要とされる学校であり続けたいと思っています。保護者の皆様、地域の皆様には今後も本校の教育活動に、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。

                                令和6年4月